鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧

地味っちゃあ地味なんですが:映画評「iHOSTAGE」

ハボック同様、Netflixのお勧めで上がってきたのをピックアップしてみた映画です。2022年アムステルダムのApple Storeで起きた人事件を題材として映画にした作品。HOSTAGE=人質でApple Storeだから「i」をつけた、と。 (Filmarks)アムステルダムの中心部にあ…

個人的にはもうAIの方が僕より賢いです:読書録「スーパーAIが人間を超える日」

・スーパーAIが人間を超える日 汎用人工知能AGI時代の生き方著者:竹内薫出版:プレジデント社(Kindle版) いや、AIに関する本は読まなくてもいいと思ってるんだけど、なんとなく。竹内薫さんだからってのはありますか。読みおえて、やっぱりAIに関する本はも…

血みどろでんがな:映画評「ハボック」

Netflixの新作に上がってたので、「トム・ハーディ主演て言う事はそれなりの出来でしょう」と思って視聴しました。個人的には「ヴェノム」よりこっちのトム・ハーディの方が好きです。こんなに血みどろにする必要はなかったような気もしますけど、「レイド」…

タイミングを逸したのか、コレからに向けての仕掛けか:読書録「再生の道」

・再生の道著者:石丸伸二・西田亮介出版:幻冬舎新書 なかなか面白い成り立ちの本で、この本の内容はReHacQで編集者の箕輪厚介さんを交えて対談されています。その対談をほぼほぼ書籍化したのがこの作品になりますね。2月ごろに対談をされたようですが、書…

お仕事アクション映画ですな。こりゃ。:映画評「はたらく細胞」

本店出張の帰りの新幹線で視聴。原作もアニメも観たことないんですけど、割といい評判を聞いてたので。まあ永野芽郁のスキャンダル(?)で思い出したってのはあるw。いや、面白かったですよ。 (ChatGPT)概要**映画『はたらく細胞』**はシリーズ累計1000万部を…

終盤の畳み掛ける展開と、思想戦が読ませる:読書録「竜の医師団4」

・竜の医師団4著者:庵野ゆき出版:創元推理文庫(Kindle版) シリーズ4作目。終盤の竜の手術をめぐるアクションまがいの手に汗握る展開に熱くなる一方、その裏で展開する陰謀とそこにある思想とのせめぎ合いが作品を一層深めて行きます。いやぁ、面白かった…

リブート?:映画評「新幹線大爆破」

高倉健主演の1975年の映画「新幹線大爆破」をNetflixでリブートした作品。…なんだけど、これ「リブート」?しばらくネタバレ厳禁なような気がします。 Wikipediaあらすじ 新青森発東京行きの東北新幹線「はやぶさ60号」(新幹線E5系電車)は車掌の高市和也、…

今のままで日本は大丈夫…って話じゃない:読書録「世界秩序が変わるとき」

・世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ著者:齋藤ジン出版:文春新書(Kindle版) なんか最近ちょっといろんなところで見る作家さんなんで気になって購入してみました。もともとヘッジファンドのコンサルトタントみたいなことをされてる方…

コメディ色が強くなってます:読書録「署長サスピション」

・署長サスピション著者:今野敏出版:講談社 「隠蔽捜査」シリーズのスピンオフからスタートしたシリーズ、転勤した竜崎の後に大森署長になった藍本小百合の活躍(?)が描かれます。 (Amazon)大人気警察小説シリーズ第2弾! 大森署に怪盗フェイクから挑戦状…

本屋大賞に相応しい作品じゃないかな:読書録「カフネ」

・カフネ著者:阿部暁子 ナレーター:岸本百恵出版:講談社(audible版) 「本屋大賞受賞」のニュースを見たタイミング位で、Audibleに新作でアップされていました。「まぁ聞いてみるか」と聞き始めたら、話に引き込まれちゃって、割と短期間で聞き終えること…

AIが少女マンガを描けるようになるにはまだまだハードルがあるけど、ツールとしては使える:読書録「萩尾望都 女子美大での講義より」

・萩尾望都 紡ぎつづけるマンガの世界 女子美大での講義より・萩尾望都という物語 女子美大での講義より2 Amazonで新作を見てる時に「萩尾望都と言う物語」の方があったので、購入しようと思ったら、副題が「女子美大での講義より2 」。「こんなのあったっけ…

おお!シリーズ、続くんだ!:読書録「竜の医師団」

・竜の医師団3著者:庵野ゆき出版:創元推理文庫(Kindle版) 新しい竜がやってきて、何やら希望が開けた感じで終わったので、とりあえずこれでシリーズ一段落かなと思ってたんですけど、シリーズ続行となったようです。解説によると「6」まで予定されていると…

自己啓発というよりは、AI時代のマネジメントのあり方って感じかな:読書録「はじめる力」

・はじめる力著者:安野貴博出版:サンマルク出版(Kindle版) 60歳になったし、今さらビジネス書とか自己啓発本じゃあでもないしなぁとは思ってたんですけどね。サンマルク出版だし、でもまぁ個人的に「安野貴博ファン」なので、ファンとして購入してみました…

芸術至上主義には共感できんのよね〜:読書録「少女マクベス」

・少女マクベス著者:降田天 ナレーター:依田奈津出版:双葉社(audible版) 高校生の少女たちが、ここまで芸術至上主義に取り込まれているっていうのは、なんだかリアリティーがない気がして、ちょっと共感はできなかったんですけどね。宝塚とかだったら違う…

ほんの少しだけ世代が上だけど、70年代80年代の気分はすごく懐かしかったです:読書録「メディアミックスの悪魔」

・メディアミックスの悪魔 井上伸一郎のおたく文化史著者:井上伸一郎 聞き手・解説:宇野常寛出版:星海社新書(Kindle版) Amazonのお勧めで出てきて「面白そうだなぁ」と思ってポチっとしたんですけど、まさか聞き手が宇野常寛さんとは。2冊続けてお世話に…

60歳以降、どう生きて行くかなって考えながら読んでました。:読書録「庭の話」

・庭の話著者:宇野常寛出版:講談社(Kindle版) SNSなどのプラットフォームが分断や格差を広げていく現代において、その克服をどのように成し遂げていくかについて考察した作品。なんですけど、なんだかエッセイみたいな題名の割に、かなり幅広く深い論考が…

燃えた〜!:映画評「トワイライト・ウォーリアーズ決戦!九龍城砦」

2025.04.10 T.ジョイ梅田 思いついて60歳の誕生日に有休を取ったものの、特に何かやりたいことがあるわけでもなく…と言うことで、コレまた思いつきでこの映画を。ちょっと評判になってるとは聞いていたので。 いやぁ、むっちゃ燃えました! (ChatGPT)映画『…

ミステリとしての種明かしより、人間(?)関係のどんでん返しが興味深い作品です:読書録「ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒(1巻)」

・ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒(1巻)著者:菊石まれほ ナレーター:飯野美沙子出版:電撃文庫(audible 版) yamaが主題歌を歌うアニメが製作されると言うことを知ったタイミングでaudibleでおすすめされて…。偶然?アルゴリズム?ちょうど…

まあ、キャラクターの知名度の問題はありますかね:映画評「クレイブン ザ・ハンター」

スパイダーマンのスピンオフ映画のシリーズの1つで、結果的にはそのスピンオフシリーズの最終作になった作品。興行成績は厳しかったはずですし、「アーロン・テイラー=ジョンソンを眺めるだけの映画」なんて悪評も聞きましたがw、僕はそこまで嫌いじゃない…

この2人の珍道中は終わっちゃうの?:映画評「ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス」

トム・ハーディの「ヴェノム」シリーズは個人的には、「まあ、面白いんだけど、もう一歩なんか…」って感じが1作目・2作目でした。それがこの3作目に来て、ようやくフィットした感じ。シリーズ最終作品でハマるべきところにハマったって印象です。僕にとって…

これからのビジネスマンに、まぁ60の僕にとっては…:読書録「きみに冷笑は似合わない」

・きみに冷笑は似合わない。SNSの荒波を乗り越え、AI時代を生きるコツ著者:山田尚史出版:日経BP(Kindle版) 山田さんは松尾研究所出身で、起業を成功させた後、現在はマネックスグループの取締役をしながら小説も書いていると言う方。面白い経歴だし、AIに…