鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ぶっちゃけ論理を追いきれませんでしたw。:読書録「<公正>を乗りこなす」

・<公正(フェアネス)>を乗りこなす 正義の反対は別の正義か著者:朱喜哲出版:太郎次郎社エディタス(Kindle版) プログマティズム言語哲学者の作者が、<正義>や<公正>といった「正しいことば」について、「定義」ではなく、「使い方」の観点から乗…

ストーリーに新味はないけど見入っちゃうところが演出力:映画評「ザ・キラー」

相変わらずNetflixオリジナルにやられておりますw。 デヴィッド・フィンチャー監督とマイケル・ファスベンダー主演のコンビによる、冷徹な暗殺者の復讐劇。パリでの暗殺に失敗した主人公は、そのせいで妻が襲われたことを知り、犯人を追い詰めて行く…。 どっ…

かっこいい女性陣に振り回される新人CIA職員w:ドラマ評「ザ・リクルート」

これまた評判のいいNetflixオリジナルドラマ。シーズン2が2024年に配信予定。 CIAの新人弁護士オーウェン・ヘンドリックスは配属初日の任され仕事で元工作員マックス・メラッゼからの脅迫状を掘り出してしまう。刑務所から出て故郷(ベラルーシ)に帰国しよ…

しばらく放っていたTikTokを覗いてみるようになりましたw:読書録「#Z世代的価値観」

・#Z世代的価値観著者:竹田ダニエル出版:講談社 「世界と私のA to Z」の竹田ダニエルさんの新作。エッセイ集…って感じでしょうか。いくつかの記事はネットで見た覚えも。妻が新聞の書評を見て、「面白そう」とのことだったので、今回はリアル本で購入しま…

天才だが、弱い人間でもある主人公のキャラは悪くない:読書録「天久鷹央の推理カルテⅡ ファントムの病棟」

・天久鷹央の推理カルテⅡ ファントムの病棟著者:知念実希人 ナレーター:高岡千紘出版:新潮文庫nex(audible版) 一作目は、コロナ禍で陰謀論に対抗して積極的に発言をされる作者を応援する気持ちもあって購入して読みました。面白かったんですよね。それ…

戦闘ゲームが題材だけど、殺伐とした話にはならない:読書録「マイ・リトル・ヒーロー」

・マイ・リトル・ヒーロー著者:冲方丁 ナレーター:橋本雅史出版:文藝春秋(audible版) 冲方さんの作品は「天地明察」「光圀伝」あたりは読んでいますが、世評の高い「マルドゥック」シリーズにはまだ本格的には手を出せていません。あ、「月と日の后」は…

嘘は嘘を読呼ぶので、ろくなことにはならないと言うお話:ドラマ評「あなたは誰?エリン・カーター」

「ナイト・エージェント」が面白かったので、他のNetflixのオリジナルドラマを続けてみることにしました。本作は少し前にちょっと評判になった連続ドラマです。(全7 話) 代用教員のエリン・カーターが娘と一緒にスーパーマーケットに行った時、強盗がスーパ…

割とストレートなサスペンス・アクション・ドラマ。でも安っぽくないよ。:ドラマ評「ナイト・エージェント」

Netflixオリジナルのドラマ(全10話)。 シーズン2の制作も決まっているようです。 FBIのピーターはホワイトハウスで夜間の電話当番をしている時、元・起業家のローズからの電話を受け取る。 叔父・叔母夫妻から電話番号を聞いたローズは、ピーターに夫妻が…

これをサブスク(audible)で聴くのは反則?:読書録「店長がバカすぎて」

・店長がバカすぎて 著者:早見和真 ナレーター:知愛 出版:ハルキ文庫(audible版) 吉祥寺にある書店を舞台に、そこで働く20代終盤の契約社員の女性店員を主人公として、「書店」をめぐる現状と課題、現代における<働き方>の困難さ等を題材として、コメ…

「ゴジラはこうだよね〜」って映画でしたw。映画評「ゴジラ-1.0」

「ゴジラ」の見せ方/魅せ方としては過去作に比べても群を抜いてるかもしれません。 畏怖を感じさせながらもカッコいい。 よく分かってるな〜。 戦闘機・軍艦・民間船・戦車等の扱い、破壊され尽くされる東京の街並みなんかも素晴らしい。 VFSのレベルは流石…

「正しさ」に導かれたわけじゃない:読書録「欲望という名の音楽」

・欲望という名の音楽 狂乱と騒乱の世紀が生んだジャズ 著者:二階堂尚 出版:草思社(Kindle版) 「ジャズ」と言う音楽が成立していく過程で、ミュージシャンや関係者たちが社会の薄暗い部分と如何に関係してきたか…について語った作品。 ジャズが成立した…