鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧

神キャスティングですな:映画評「木曜殺人クラブ」

Netflixのオリジナル映画。僕はこのシリーズ、原作も読んでて大好きなんですけど、この映像化の発表があった時、キャスティングを見てこれは分かってるなーって思いました。監督以下のスタッフもなかなかの座組で、それにふさわしいウェルメイドな出来上がり…

その美しい夢に胸を突かれる:読書録「反転領域」

・反転領域著者:アレステア・レナルズ 訳:中原尚哉出版:創元SF文庫(Kindle版) ここのところ、ガチSFを読んでなかったので、ネットで高評価を受けているのを見かけて、ちょっと読んでみる気になりました。うーん、ガチSFと言っていいかどうかっていうと…

驚くほど真っ当な警察小説になってます:読書録「失われた貌」

・失われた貌著者:櫻田智也出版:新潮社(Kindle版) 伊坂幸太郎さん、恩田陸さん、米澤穂信さんの帯での激奨コメントを見かけて、購入。広告というのは分かってますが、「蝉かえる」で手堅い作家さんだと言うのは判ってたってのもあります。「警察小説の形…

東アジアに視点から見直すのは新鮮でした:読書録「『あの戦争』は何だったのか」

・「あの戦争」は何だったのか著者:辻田真佐憲出版:講談社現代新書(Kindle版) 毎年8月には何か戦争に関する本を読もうかなとは心がけています。今年はどうしようかなと思ってたんですけど、NHKが「昭和16年夏の敗戦」をドラマ化するという話があったので、…

日常がフツーに面白くって、尊い:アニメ評「フードコートで、また明日。」

元々は、柳瀬さんのこの記事を読んで、なんか面白そうだなと思って見始めたんですけど、今日で一気に全部見ちゃいました。 https://note.com/yanabo/n/na057a402e609 投稿にあるように、まあいろんな背景もあるのかな っていうところもあって、それはそれで…

現在進行形、あるいはちょっとした未来のことを考えるのにものすごく役に立ちました:読書録「介護未満の父に起きたこと」

・介護未満の父に起きたこと。 著者:ジェーン・スー出版:新潮新書 「生きるとか死ぬとか父親とか」で老境に入る父親との微妙な関係を描いたジェーンスーさんが、今度は82歳から87歳になる5年間、父親の体力や認知力が落ちていく段階に合わせてどういう形で…

思想でチートする異世界転生もの:読書録「汝、暗君を愛せよ」

・汝、暗君を愛せよ著者:本条謙太郎出版:DRE NOVELS(Kindle版) Xをパラパラ見てたら、この本のことを褒めている投稿があって、そこで気になってAmazonを見たら、「幼女戦記」のカルロ・ゼン氏が推薦コメント載せてて、ついつい購入してしまった本です。…

いつの間にやら「待ったなし」感:読書録「アフターAI 世界の一流には見えている生成AIの未来地図」

・アフターAI 世界の一流には見えている生成AIの未来地図著者:シバタナオキ、尾原和啓出版:日経BP(Kindle版) 今年に入ってから、OpenAIがChatGPTに関してエージェント機能を実装したり、オープンソースのモデルを発表し、GPT5で1ランク上の機能を公表した…

週刊文春で連載されてたってのが驚きでもある。:読書録「踊りつかれて」

・踊りつかれて 著者:塩田武士出版:文藝春秋 ネットリンチに会って自殺した芸人と、かつて週刊誌の捏造記事で芸能界から去らざるを得なくなった歌手。そのことに怒りを覚えて、ネットリンチを行った一般人83名の個人情報をさらけ出す。という設定がなかな…

ド派手なドンパチは抑えめだけど、抑えたトーンが効いている。:映画評「アマチュア」

公開された時ちょっと気になってたんですけど、「どうしようかな」と思っているうちに見逃してしまいまして。ディズニープラスにで配信されたので視聴。いや、なかなか面白かったです。 (GPT5) 概要:CIAの“現場経験ゼロ”の分析官が、テロで妻を失い復讐に走…

イマジネーション豊かなSF映画ではあります:映画評「ザ・クリエイター/創造者」

ジュラシックワールドの新作が面白かったので、「そういえばこの監督のSF作品があったな」と思って見てみた作品です。なかなか役者さんも揃ってるですけれども、どうかなぁ。ジュラシックワールドほどは楽しめなかったかな。退屈はしなかったんですけどね。 …

原点回帰的な展開を新規さがないと見るかどうか。僕は好きです:映画評「ジュラシック・ワールド/復活の大地」

シリーズ第7作。ジュラシックワールドシリーズとしては4作目になるのかな。ただ、前作を受けて、もうすっかり地球は恐竜に支配されているのかと思っていたら、どうやら恐竜時代との環境の違いで恐竜たちは現代に適応できず、赤道あたりに押し込められてしま…

ひと工夫されてるけど、基本の構図は「教場」と同じ:読書録「新教場2」

・新教場2著者:長岡弘樹出版:小学館 木村拓哉の主演の連続ドラマは結構しっかりとした作りになっていて、僕は気に入っていました。その連続ドラマの続編が映画化されるということで、それに連動して原作の方も再始動という感じでしょうか。 (Amazon) 刑事…

マジで医療DXやって、ロボット技術を導入しないと、日本医療の未来は暗澹:読書録「2030-2040年 医療の真実」

・2030-2040年 医療の真実 下町病院長だから言える医療の末路 著者:熊谷頼佳出版:中公新書ラクレ(Kindle版) 今回の参院選では、一つの大きなテーマが、「手取りを増やす」あるいは「社会保障費を引き下げる」というのがあって、その中でやはり医療費の問…

読み応え(聴き応え)あります。演奏は全然聴いたことないけどw:読書録「指先から旅をする」

・指先から旅をする 著者:藤田真央出版:文藝春秋(audible版) 藤田真央さんのことは全然知らなかったし、そもそもクラシックにはあまり手を出さないようにしてたんですけど、「チームみらい」の安野貴博さんの奥さんの黒岩里奈さんが編集をしたとネットで…

音楽シーンがカッコイイ。…と言うか、半分くらい音楽シーンな気がするw:ドラマ評「グラス・ハート」

Netflixオリジナルドラマシリーズ。原作はコバルト文庫で、結構人気のあった小説らしいんですけれども、僕は全然知りませんでした。その原作に佐藤健が惚れ込んで、自分がプロデューサーをしてドラマ化したのがこの作品です。(その割に話はだいぶ変わってる…

・シリーズは続くけど、主人公たちの仲は進展しないw:読書録「マスカレード・ライフ」

・マスカレード・ライフ著者:東野圭吾出版:集英社 シリーズ第5作.全然、前の話を忘れてたんだけど、前作でヒロインの山岸尚美が怪我をして、その引責辞任で新田が刑事を辞め、ホテルの保安課長になっているというのが,本作の設定。まあ、そういう意味では…

リベラルに限らず、既存政党が社会の動きを捉えきれてないのではないかを考える助けになる:読書録「新しいリベラル」

・新しいリベラル 大規模調査から見えてきた「隠れた多数派」著者:橋本努・金澤悠介出版:ちくま新書(Kindle版) 参議院選挙が終わって与党が参院でも衆院でも少数与党になったという点が大きく取り上げられていますが、個人的にはそれ以上に立憲民主党が…