鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ドーラに一目惚れw:国立国際美術館「ウィーン・モダン」

Facebookで松本隆さんがシューベルトの眼鏡に会いに行ってるのを見て、やってるのを思い出して。 ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道 マリア・テレジアの時代から第一次世界大戦前までのウィーン芸術の流れが追える展示となってます。 どうもウ…

笑い事じゃないけど:読書録「大学改革の迷走」

・大学改革の迷走 著者:佐藤郁哉 出版:ちくま新書 友人のFacebookで紹介されてて、面白そうだったので購入。 中学生の子ども二人の父親でもありますし。 帯にご本人も書かれてますが、まずは分厚さにビックリw。(500ページ弱あります) ただ読み始めると…

ショートムービー(動画)がどこまで流行るかは「?」ですが:「TikTok最強のSNSは中国から生まれる」

・TikTok 最強のSNSは中国から生まれる著者:黄未来 出版:ダイヤモンド社 日本育ちで、元・三井物産社員、現在はバイドダンス(TikTokの運営会社)に勤めてる作者の「TikTok」紹介本。 …と言っても、バイドダンスに勤めたのは本書を書き上げた後のようです…

(メモ)「危機と人類」:日本の課題

ジャレド・ダイアモンド「人類と危機」第8章では「現代日本」が抱える課題について整理されています。 全体として読みがいのあるパートですが、個人的には以下の点に特に興味を惹かれました。 ①女性の活躍推進・超高齢化対策と移民 「人口減少」と移民政策っ…

(メモ)「2050年のメディア」:コンテンツとしての質の良い記事は必要とされている

本書の冒頭では渡邉恒雄氏の「嘆き」が紹介されています。 <「読売はこのままではもたんぞ」>(18年年初挨拶) ただトランプ政権の誕生以降、「フェイクニュース」が世界的な政治の重要イシューとなり、むしろ「質の高いニュース」(ファクトに基づき、高…

タイムリーでもある:読書録「2050年のメディア」

・2050年のメディア 著者:下山進 出版:文藝春秋 「危機と人類」「古典は本当に不要なのか、否定論者と議論して本気で考えてみた。」と、ここのところノンフィクションは「アタリ」が続いていますが、本書が一番「面白かった」かもしれません。 (「危機と…

(メモ)「危機と人類」:フィンランドの教育

フィンランドの教育水準が高いことは有名。 本書でも以下のように紹介されています。 <国民を有効活用し、生産性を高めるために、フィンランドの学校制度は、全員に良い教育を授けることを目標としている。ほんの一部にだけ良い教育を提供し、大多数には低質…

子供たちは大喜び:映画評「町田くんの世界」

元々の原作マンガは子供たちが見つけてきて読んでたんですよね。 で、「最近の少女漫画はどんなもんなんかいな」と読んでみたら、これが面白かった、とw。 そのマンガの実写映画化です。 町田くんの世界 僕自身は正直、「どうかな〜」って感じでした。 前半…

怖えよ、ジャッキー:映画評「復讐者」

映画館で予告編を見て、 「観たいな」 と思ったんですが、結局公開では見ず、iTunesにて。 The FOREIGNER 復讐者 ロンドンで食堂を経営する中国人の娘がアイルランド・テロに巻き込まれて死亡。 その犯人を求めて、中国人は元アイルランド過激派の副首相に接…

肯定派はマジで戦略を考え直した方がいい:読書録「古典は本当に必要なのか、否定論者と議論して本気で考えてみた。」

・古典は本当に必要なのか、否定論者と論議して本気で考えてみた。 編:勝又基、否定派:猿倉信彦・前田賢一、肯定派:渡部泰明・福田安典、司会:飯倉洋一 出版:文学通信 HONZで書評が出てて、面白そうなんでポチッと。 読み始めたら止まらなくて、1日で読…

まあ、こんな感じかもね:読書録「ネットは社会を分断しない」

・ネットは社会を分断しない 著者:田中辰雄、浜屋敏 出版:角川書店 民主主義を推し進め、補完し、強化していくことを期待されていたネットが、罵詈雑言と中傷に満ちた荒れ果てた世界となってしまった。 …という認識が、本当に正しいのだろうか、という点を…

(メモ)「危機と人類」:ドイツの戦後対応

第二次世界大戦後のドイツと日本の周辺諸国への謝罪の姿勢が大きく違う…と言うのはよく言われること。 ただこれについては僕は、 「ドイツに関してはヒトラーをはじめ主要権力者が死亡した<ナチス>に全てをおっかぶせ、一般国民は<ナチスの被害者>という…

(メモ)「危機と人類」:フィンランドの外交方針

「中国」と言う近隣の大国、「アメリカ」と言う保護国的位置づけの大国 この2大国との関係を「現実主義」的に処理していくことが今後の日本の地政学的な課題。 (特に近隣大国である「中国」は、 <覇権的な色彩を強めている> <朝鮮半島(韓国、北朝鮮)と…

AIに関しては倫理や道徳を考えなきゃいけないまでに現実的になってきたということかな?:読書録「AI以後」

・AI以後 変貌するテクノロジーの危機と希望 著者:丸山俊一+NHK取材班 出版:NHK出版新書 正直、「AI」に関する本はソロソロ遠慮しとこうかな、と思ってたんですけどねw。 本書はEテレで放送された「人間ってナンだ?超AI入門」の特別編を書籍化したもの。…

31歳。全然、若けぇよw:映画評「空の青さを知る人よ」

もともとは子供たちが見に行きたいと言った作品。 公開から少し経っちゃってるんで、夜の回しかなくて、終了が20時以降になる場合は保護者同伴の必要あり。 …で、同伴となりました。 空の青さを知る人よ <空の青さを知る人よ> https://youtu.be/e5pr9vcMh9…

いやぁ、面白かった:読書録「危機と人類」

・危機と人類<上・下> 著者:ジャレド・ダイアモンド 訳:小川敏子、川上純子 出版:日本経済新聞出版社(Kindle版) 読み始めて、 「コレ?日本での出版向けに加筆された日本版?」 と思い、 読み終えて、改めて、 「日本版だっけ?」 それくらい「日本で…

原点回帰っちゃあ、原点回帰:映画評「ターミネーター ニュー・フェイト」

前作(ジェ二シス)を観たときにつくづく思ったんですよね。 「ターミネーターってのは現代で無茶苦茶強くて異質な怪物が大暴れする映画。 SF的なゴタクはそのお膳立てなだけ」 で、キャメロンが復帰しての新作。 「T2」の正式な続編…とか。 ターミネーター:…

「スマホ」は「ナイフ」か「包丁」:読書録「21世紀の『男の子』の親たちへ」

・21世紀の「男の子」の親たちへ 男子校の先生たちからのアドバイス 著者:おおたとしまさ 出版:祥伝社 子供たちとの「スマホ戦争」は依然として継続してて、戦線は拡大・硬直状態。 その件は別途書くかもしれませんがw、ちょっとしたキッカケがあって、そ…

ちょっと乗り切れませんでした:映画評「たちあがる女」

少し前に評判になったアイスランドの映画。 ジュディー・フォスターがリメイクするとか、しないとか… たちあがる女 …う〜ん、正直言って僕は乗り切れませんでした。 面白くないわけじゃないんですけどね。 個々のシーンでの演出やストーリーには笑ったり、感…

「項羽と劉邦」がノイズになりました:読書録「蒲公英王朝記」

・蒲公英王朝記<巻ノ一、巻ノ二> 著者:ケン・リュウ 訳:古沢嘉通 出版:早川書房 「紙の動物園」のケン・リュウによる武侠小説。 「項羽と劉邦」をベースに、架空の世界での壮大な戦国絵巻を描いています。 「繊細なあの短編を描くケン・リュウが…」 と…

懐かしく、切ない:コミック評「CONFUSED!」

例によって、朝日新聞の書評欄でご紹介いただいた作品。 ストーリーは「Homecoming」というバンドのギタリスト(福富優樹)で、作画はイラストレーター(サヌキナオヤ)というコンビのようです。 不勉強にして、お二人とも知りませんでしたがw。 CONFUSED! …

腹の出たエディ・マーフィーが楽しませてくれます:映画評「ルディ・レイ・ムーア」

ネットの評でちょっと評判になってるのを読んで、 「久しぶりにエディ・マーフィーに笑かしてもらいますか」 と観たNetflixオリジナル映画。 いや、これが拾い物。 ルディ・レイ・ムーア 70年代に活躍した実在のコメディアン&俳優の伝記映画です。 全然知ら…

世界は「雑音」に満ちている:Air Pods Pro使用感

Air Pods Proを装着して、出退勤。 メインの通勤手段は「御堂筋線」ですから、大阪地区じゃ、トップクラスの満員電車wに乗っての通勤です。 詳細な機能やレビューは既に沢山出ていますからそちらをご覧いただくとして、極々個人的な感想を。 <ノイズキャン…

ワイヤレスイヤホンもここまで:Air Pods Proファーストインプレッション

昨日家に帰ったら、宅配ボックスに。 来た、来た。 開封の儀。 イヤーパッドの交換は実に簡単。 SML確認してみましたが、まずは「M」がフィットするかと。 接続は充電器の蓋を開けたら、簡単に終了。 そうそう、これがAirPods。 僕は結構前からワイアレスイ…