鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

30年うまくいかなかったんだから、やり方は変えてみてもいいんじゃない?:読書録「入門シュンペーター」

・入門シュンペーター著者:中野剛志 ナレーター:デジタルボイス出版:PHP新書(audible版) どっかのネット記事で面白いと言う評判を見た覚えがあって、Audibleで見つけて聞いてみました。まぁ、Audibleで聞くにはちょっとこみ入りすぎてる(特に終盤)とこ…

AIを使う/AIと働くってこう言うことかも(今現在はねw):読書録「\\#100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった」

・#100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった著者:大塚あみ出版:日経BP社(Kindle版) xで誰か(すがやみつるさんかなぁ?)の投稿で紹介されてて興味を覚えて読んでみました。予想してたよりも、面白くて一気に読んじゃいました。 <概要…

長老竜さん、僕と同じ病気にw:読書録「竜の医師団2」

・竜の医師団2著者:庵野ゆき出版:創元推理文庫(Kindle版) 多彩な想像力で驚かせてくれたファンタジーシリーズの第2巻第2巻…といっても、もしかしたらこれで終わりかもしれません。 <サマリー>竜が怒れば人類は滅亡!?竜にとって人間は蟻も同然、それでも…

ノリが違うかな〜と思いつつ見てたら、いつの間にかハマった:アニメ評「ダンダダン シーズン1」

「ジムでランニングマシンで観てたアニメ」シリーズw。評判になってたからチョイスしたんですが、なんか序盤は「ノリがな〜。最近のワケぇモンはこう言うんが好きなんかのぅ」って感じだったんですが、最後はハマってました。時代に追いついたかしらんw。 <…

ある意味当たり前ことなんだけど、なんだかphaさんに言われるのはちょっと寂しい:読書録「パーティーが終わって、中年が始まる」

・パーティーが終わって、中年が始まる著者:pha ナレーター:小堀夏生出版:幻冬舎(audible版) 僕自身は決してpha さんの熱心な読者と言うわけではないです。と言うよりは、pha さんに関しては、僕よりも若い世代が、ある意味生き方のロールモデルとして捉…

池松壮亮さん、仮面ライダーよりアクション激しいやん:映画評「ベイビーわるきゅーれナイスデイズ」

元女子高生/フリーター殺し屋コンビによるアクションコメディ映画第3弾。このシリーズ、コンビのヌルい日常や掛け合いと、ガチアクションとのギャップが売りですが、本作でもそのパターンは踏襲。ジョン・ウィックぽい謎の殺し屋組織も引き続き登場します。 …

こう言うの好きです:ドラマ評「スロウトレイン」

野木亜紀子さん脚本作品。(TVerで視聴)この話、すごく好きです。「海に眠るダイヤモンド」が気合入ってて、多分傑作なのもわかってたんだけど、ちょっとやっぱり重そうかなぁとも…と結局スルーしちゃったんですけど、この「スロートレイン」の抜け具合はすご…

こういう脚本書く人がいるのは嬉しい:映画評「リバー、流れないでよ」

安野貴博夫妻の配信YouTubeの中で2人が見て面白かったコンテンツ…みたいなので紹介されてたんですけど、これは確かに思わぬ拾いものです。いやぁ、全然アンテナに引っかかってませんでした。 <概要>映画『リバー、流れないでよ』は、京都・貴船の老舗料理…

南への融和的な雰囲気はちょっと薄れたような気がします:映画評「コンフィデンシャル 国際共助捜査」

ヒョンビン主演のアクションコメディー映画第二弾。前作は記録的大ヒットだったようですが、本作も韓国では大ヒット。日本ではどうだったんでしょうね。知らない間に公開が終わっていました。まぁ、一時期ほど韓国ブーム、ヒョンビンブームはなくなってきて…

りんたろうさんの人生アニメ業界の歴史とほぼ重なっています:読書録「1秒24コマのぼくの人生」

・1秒24コマのぼくの人生著者:りんたろう出版:河出書房新社 冬休みの宿題に購入しておいた作品。新年早々、たっぷりと楽しませてもらいました。りんたろうさんも83歳最近お名前を見かけることがなかったので、てっきりもう引退されていたと思ってたんです…

罪と罰:映画評「陪審員2番」

もしかしたらクリント・イーストウッドの最後の作品になるかもしれない映画。94歳ですからね。日本では劇場公開されないということが話題になりましたけど、確かにこれ映画会社の経営陣だったら、劇場公開には躊躇すると思います。傑作なのは確かなんですけ…

生成AI時代には重要なスタンスかも:読書録「「好き」を言語化する技術」

・「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない 著者:三宅香帆 ナレーター:折原くるみ出版:ディスカヴァー携書(audible版) 「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」がベストセラーになった三宅さんが以前に書か…

お偉いさんは碌なことを言って来ない:読書録「縁組 隠密鑑定秘禄<四>」

・縁組 隠密鑑定秘禄<四>著者:上田秀人出版:徳間文庫 母が読む用に帰省のたびに読んで持って帰る上田秀人さんの作品。今回は、このシリーズの第四作。いろいろシリーズがありすぎて読み始めた時は「えーと、どういうシリーズだっけ」と思うんだけど、読…

こう言う想像力がファンタジーだよなぁ:読書録「竜の医師団1」

・竜の医師団1著者:庵野ゆき出版:創元推理文庫(Kindle版) ちょっと風邪っぽさが続いてて、考えるような本は読めないなぁと思ってる時にKindle Unlimitedで見つけた作品。ちょっとラノベ寄りで、気楽に読み流せるかなぁ、と。 うん。気楽に読めました。でも…

安定感のある面白さではありますかね:映画評「SPY×FAMILY code:white」

この作品は割と早い段階から読んでいて、ジャンプ+の連載を読みながら、コミックスもKindleで買っていますから、まあまあのファンと言ってもいいかも。ただアニメのほうは全然見てなかったんですよね。コミックの方で充分満足してましたので。この映画を見て…

あの紙切れでバンバン撃たれても…まあ、あぶ刑事だから:映画評「帰ってきたあぶない刑事」

ニュージーランドで探偵してたはずなのに暴れすぎて免許剥奪されて、日本に帰国。70オーバーの2人が、かつてのノリのままに走ります。良くも悪くも「いつものノリ」ですな。 <概要>『帰ってきた あぶない刑事』は、1986年に放送開始された人気刑事ドラマ『…

もうチョイやりようはあるんじゃない?…と思うけど、勢いで見せちゃうw:映画評「セキュリティ・チェック」

タロン・エガートン主演のNetflixオリジナル映画。クリスマス・イブのLA空港が舞台なんで、まあクリスマス映画かな。ダイ・ハードを思い出しますね。 <概要>『セキュリティ・チェック』は、2024年12月13日からNetflixで配信されているサスペンス映画です。…

自己啓発かチームビルディングをネタにしたコメディかと思ったら、ほのかにホラーでした:読書録「ミスター・チームリーダー」

・ミスター・チームリーダー著者:石田夏穂出版:新潮社(Kindle版) 新聞の書評で見かけて、ちょっと面白そうだなと思って購入した本。お仕事小説で自己啓発とかチームビルディングとかをコメディータッチで気軽に読めるかなというのが目的でした。 でも、な…

こんなハードボイルド調だっけ?「ザ・ゾンビーズ」シリーズ:読書録「友が、消えた」

・友が、消えた著者:金城一紀出版:角川書店(Kindle版) 金城一紀さん13年ぶりの長編小説。まぁ、その間は、映像の方に足突っ込んで、脚本やら何やらやって、沖縄との二拠点生活で小説を書こうと思ったら、ダラダラと沖縄で無為に過ごしてしまった…とか、…

AIに対するネガティブ本かと思ってたら、全然違ってて、最後は「her」でした:読書録「AIにはできない」

・AIにはできない 人工知能研究者が正しく伝える限界と可能性著者:栗原 聡出版:角川新書(Kindle版) 最近、どちらかと言うと「AIポジティブ」本を立て続けに読んでたし、オープンAIがバンバンバンバン、新しい機能を発表するので、気分的にも前のめりになっ…

老人本。まだ読む気にはならないんだけどなぁ:読書録「老いを読む 老いを書く」

・老いを読む 老いを書く著者:酒井順子出版:講談社現代新書 「負けの遠吠え」で30代未婚、子供なしの女性の生き方について描いた酒井順子さんの新作。「老い」ですか。最近の堺さんの作品は、エッセイよりもちょっと資料をまとめたような作品が多いんです…

絢爛なアクションに圧倒される…なんだけど、話が分かりにくいw:映画評「劇場版モノノ怪 唐傘」

Netflixのランキングで1位になってたので、何の気なしに見始めました。1時間30分。なかなか特徴のある絵柄のアニメで、動きもかなりあります。面白がりながら、あっという間に見終わりました。 <概要>『劇場版モノノ怪 唐傘』は、男子禁制の大奥を舞台に、…

むちゃくちゃ緊迫感があるけど、背景やその後の流れなんかも分かんないと、ちょっとピンとこないところがある:映画評「ソウルの春」

ユン大統領の非常戒厳発令/撤回の一連の事件をフォローしてて、この映画に言及しているケースがちらほらあったので、レンタルして視聴(U-NEXT)。140分位の映画ですけど、がっつりとクーデターの様子を描いていて、そういう意味では緊迫感の途切れない映画で…

すごく理知的でそれが読ませるんだけど、それが興を削ぐとこもあるかも:読書録「本心」

・本心著者:平野啓一郎 ナレーター:井上悟出版:文春文庫(audible版) Audibleにアップされているのを聴いてみる気になったのは、もちろん映画化されたっていうのも大きいんだけど、最近AIに関していろいろ情報を集めたりしてるっていうのも影響しています…

コメディー版「ブレイキング・バッド」?ブレイキングバッドは見てないんだけど。:ドラマ評「マインドフルに殺して」

Netflixの新作を眺めていて見つけたドラマ。1話30分位で全8話。ジムでウォーキングをしてる時に見るのに、ちょうどいいかなぁと思いまして。 <概要>『マインドフルに殺して』は、ドイツの作家カルステン・デュッセの同名小説を原作とした2024年のドイツ製…

誠実で、フラットなインタビュアーぶりに驚きました:読書録「幸福への道」

・幸福への道著者:岡村靖幸出版:文藝春秋 岡村靖幸さんが「結婚への道」と言う題名で対談をしているのは少し前から知っていました。熱烈なファンということではないけれども、岡村ちゃんの事は結構好きだったので「読もうかなぁ」とは思うことあったものの…

ディストピアでもユートピアでもなく…:読書録「AIとSF」

・AIとSF編者:日本SF作家クラブ出版:ハヤカワSF文庫(Kindle版) もともとは安野貴博さんの短編が収められていると言うことで気になってた1冊ではあるんですよね。まぁでも1つの作品を読むだけのために買うのもどうかなぁとも思って躊躇たんですが、最近こ…

エアポート・パニック映画かと思ってたら、ちょっと違ってました:映画評「非常宣言」

少し前に評判になった韓国映画。「エアポート・パニック映画、久しぶりだなぁ」U-NEXTのラインナップの中に新作で入っていたので見てみました。まぁ確かにパニック映画ではあるんですけど、思ってたのとはちょっと違うかな?そこが面白かったとも言えるけど。…

推理小説と言うより、「ヲタク探訪」みたいな話w:読書録「神奈川県警「ヲタク」担当 細川春奈」

・神奈川県警「ヲタク」担当 細川春菜著者:鳴神響一出版:幻冬舎文庫(Kindle版) Kindleのライブラリーを見てたら、なぜか購入してあったんですよね。う〜ん、記憶がない…。まぁでもせっかくなんで読んでみることにしました。すらすら読めて結構面白かった…

ドラマチックな展開も抑えた筆致で。:読書録「ツバキ文具店」

・ツバキ文具店著者:小川糸 ナレーター:多部未華子出版:幻冬舎文庫(audible版) なんかヌルい作品を読んで(聴いて)みたいなと思って、チョイスした作品。小川さんの作品は読んだことないんですけど、「食堂かたつむり」の作者さんってことは知ってて、…