鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

地方行政こそがキーになるかと:読書録「次世代ガバメント」

・次世代ガバメント 小さくて大きい政府の作り方 責任編集:若林恵 出版:黒鳥社 WIRED日本版の編集長を務めていた「若林恵」氏のムック本。 何かのブログ記事に少し紹介されてて、何気にポチッとしたんですが、これが面白くて…。 途中で中断するのがもった…

新たな「物語」(虚構)の指針として:読書録「時間とテクノロジー」

・時間とテクノロジー 「因果の物語」から「共時の物語」へ 著者:佐々木俊尚 出版:光文社 ユヴァル・ノア・ハラリは人類の進歩においては「虚構」(物語)が重要な意味を持つとして、「サピエンス全史」で産業革命を経て人間中心主義によって構成される<…

セットリスト:Rokin’ Christmas2019大阪

熊本公演も終了したので。 20日のZeppなんばでのセットリストはこんな感じでした。 <第1部> Littele Drummer Boy(*) ポーラスタア バイ・ザ・シー 新しい雨 境界線 愛が分母 みんなの願いがかなう日まで 純恋(すみれ) <第2部> 白夜飛行 君が気高い…

地政学上の「今」の確認:読書録「日韓激突」

・日韓激突 「トランプ・ドミノ」が誘発する世界危機 著者:手嶋龍一、佐藤優 出版:中公新書ラクレ 外交ジャーナリストと元・外交官による「地政学」的視点からの国際情勢分析。 3作目かな? なんかお互いを褒め合うスタンスがあって、チョットそれが気持ち…

「プリンス」は何処へ…w:映画評「アナと雪の女王2」

大ヒット映画の続編。 昨日のSW9に続いて…ですが、少なくとも脚本の練られ具合はコッチの方が数段上でしょうw。 「子供向けアニメとしてどうよ」という視点からは意見は分かれるでしょうが、作品としては実にレベルの高い作品だと思います。 まあ、作品全体…

イウォーク、登場!:映画評「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」

第9作にして、スカイウォーカー・サーガ最終作。 息子と見て参りました。 (IMAX。満席でしたね) 第7作(フォースの覚醒)でJJエイブラムスがおっ広げた風呂敷が、第8作(最後のジェダイ)でさらに複雑化したのを経て、本作でJJがそれを自ら畳む…と言う…。 …

現役感バリバリ:Rockin’ Christmas 2019(佐野元春&The Coyote Band)

佐野元春& the coyote bandのRockin' Christmas 。 アルバムは全部聴いてるけど、ライブは「No Damageツアー」(かな?)以来、2回目。 35年以上ぶりかしらん。 ま、元春も来年40周年だそうですのでw。 まだ名古屋・熊本があるので、セットリストは載せません…

ビジネス版「失敗の本質」:読書録「世界『倒産』図鑑」

・世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由 著者:荒木博行 出版:日経BP …と言うのは作者も当然意識してます。 「はじめに」に言及もされてますしね。 その理論的な整理は冒頭のチャート図で示されています。 「倒産の背景」を「戦略上の問題」と…

店を始める気はないんですけどねw:読書録「なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか」

・なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか 22年続くバーのマスターが人気飲食店オーナーに聞いた仕事と生き方のはなし 著者:林伸次 出版:旭屋出版 著者の林さんの文章はnoteで毎日読んで楽しませてもらってます。 その新作…と言うので、サポートのつもりもあ…

こう来るかぁ:読書録「Unnamed Memory」

・Unnamed Memory(Ⅰ〜Ⅲ) 著者:古宮九時 出版:KADOKAWA(Kindle版) 「このライトノベルがすごい! 2020」で書籍部門第1位になった作品。 芥川賞も直木賞も読まないけど、ここ2、3年、なんとなく本屋大賞とコッチは気になるという…w。 ラノベについては個…

「マイケル・ベイ」だよねぇ:映画評「6アンダーグラウンド」

良くも悪くも「マイケル・ベイ」。 ストーリーはよう分からん、キャラ(ライアン・レイノルズ)はブレブレ、思想が単純。 でもまあ、カッコ良くって、ド派手で、楽しめる。 冒頭20分は、マジ最高です。 6アンダーグラウンド またもやNetflixオリジナル。 こ…

Being Alive:映画評「マリッジ・ストーリー」

「カイロ・レン」(スター・ウォーズ)のアダム・ドライヴァー 「ブラック・ウィドウ」(アベンジャーズ)のスカーレット・ヨハンソン によるNetflixオリジナル作品。 「アイリッシュマン」に並んで、ショーレースにも顔を出してますね。 マリッジ・ストーリ…

「今」を考える:読書録「21レッスンズ」

・21レッスンズ 21世紀の人類のための21の思考 著者:ユヴァル・ノア・ハラリ 訳:柴田裕之 出版:河出書房新社(Kindle版) 人類の歴史を、「虚構」「物語」(「共同幻想」と言ってもいいかな?)から解き明かした「サピエンス全史」。 現代を支配する「人…

長期的にはみんな死んでいる:映画評「アイリッシュマン」

ようやく見ました。 2日間の通勤時間+昨晩…と分割して。 スコセッシには怒られそうですがw。 アイリッシュマン 「素晴らしい出来」なのは確かです。 「ジミー・ホッファ殺害」をピークとしながらも、主人公たちの「その後」を丁寧に描くことで、生き残った…

梶原・真木兄弟の存在感が…w:読書録「レジェンド漫画家列伝」

・吉田豪のレジェンド漫画家列伝 著者:吉田豪 出版:白夜書房 プロ・インタビュアー吉田豪氏がベテラン漫画家にインタビューしたのをまとめた作品。 他で「本宮ひろ志」や「安孫子素雄」にもインタビューされてると思うんですが、それは収められてない…けど…

さて、最新作は…:読書録「ミヤザキ・ワールド」

・ミヤザキ・ワールド 宮崎駿の闇と光 著者:スーザン・ネイビア 訳:仲達志 出版:早川書房 アメリカの日本アニメ研究者による「宮崎駿」論。 個人的には<クリエイター>の個人史やトラウマなんかと<作品>を絡めて論じる評はあまり好きじゃないんですが…

ポジティブに未来を語…れてる?:読書録「答え合わせは、未来で。」

・答え合わせは、未来で。 著者:氏田雄介、小川哲、カツセマサヒコ、田丸雅智、長谷敏司、藤井大洋、宮内悠介 出版:日産未来文庫(Kindle版) 日産が作った「自動運転車」の未来を語ったSF短編集。 国内のSF作家7名(10作品)+編集者(名前は明かされてませ…