鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

話、終わってないやんw:映画評「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」

30日まで出勤なんですが、ちょっと用事もあって29日は有休。 朝一番の回を予約して観てきました。 IMAX 3D。 観るならフルスペックで観たかったので。 「3時間12分」の上映時間のことが話題になりますが、全く退屈しませんでした。 最初の1時間が前作の舞台…

義父と妻が大活躍!…で締め。:読書録「百万石の留守居役 乱麻・要訣」

・百万石の留守居役 乱麻・要訣 著者:上田秀人 出版:講談社時代小説文庫 16巻・17巻…にて、このシリーズも終了。 本多政長の上府中に国元で暗躍した長一族の陰謀を、息子の主殿が叩き潰し、 琴姫に手を伸ばした紀州藩主・徳川光貞の横暴を跳ねつけ、 裏で…

いやぁ、ここまで変える?w:立川談春独演会「これからの芝浜」

2022.12.28 フェスティバルホール 「談春、芝浜を変えます」 …なんだけど、ここまで変えちゃうの? って感じでした。 いろんな人に言われてるっておっしゃってましたけけど、それを聞いててもちょっとビックリ。 腕はいいけど、怠け者で、呑兵衛の棒振りの魚…

「嘘八百」じゃないけど、魔法の呪文じゃないよ…ってことかな?:読書録「Web3とは何か」

・Web3とは何か NFT、ブロックチェーン、メタバース 著者:岡嶋裕史 出版:光文社新書(Kindle版) こういう話の場合、ビジネスが当然絡むので、ポジショントーク、そこまで意識的じゃなくてもバイアスが発言に絡んでくるのはやむを得ないところ。 作者自身…

「枕草子」をノー天気本と思っちゃあかんな:読書録「はなとゆめ」

・はなとゆめ 著者:冲方丁 ナレーター:下田レイ 出版:角川文庫(audible版) 「枕草子」(清少納言)には苦手意識(というか、「合わない」って感覚)を持ってるんですが、本書を読むと、 「色々背景はあるんやなぁ」 って気分になりました。 「天地明察…

エンタメ・ミステリー映画ですな〜:映画評「ナイブズアウト グラス・オニオン」

ダニエル・クレイグ主演、ライアン・ジョンソン脚本・監督の「ナイブズアウト」シリーズ第2作。 名探偵ベノワ・ブランが大富豪が所有するギリシャの孤島で起きる殺人事件の謎を解きます。 大富豪、豪邸、ギリシャ、孤島 いやぁ、黄金期の本格ミステリそのも…

ここ最近、連続して新作が出版されてます:読書録「おつかれ、今日の私。」

・おつかれ、今日の私。 著者:ジェーン・スー 出版:マガジンハウス ここ数ヶ月で、3冊? プラスPodcast「Over the Sun」の公式ファンブック。 まあ、エッセイの方は連載をまとめたモノなんで、タイミングがそうなっただけなんでしょうが、それにしても良く…

合理的にはこの方向性だとは思うんですが、それがままならないところがナカナカ難しい…:読書録「危機の地政学」

・危機の地政学 感染爆発、気候変動、テクノロジーの脅威 著者:イアン・ブレマー 監訳:稲田誠士 翻訳:ユーラシア・グループ日本、新田亨子 出版:日経BP(Kindle版) ユーラシア・グループの創設者として、国際情勢の分析をされておられる政治学者イアン…

僕は犬にそういう能力があるとは信じないけど…:読書録「少年と犬」

・少年と犬 著者:馳星周 ナレーター:桑原敬一 出版:文藝春秋(audible版) 馳星周の直木賞受賞作。 馳さんの作品は、初期のハードボイルドもののインパクトが凄くて、しばらく追いかけてたんですが、そのハードさがちょっとシンドくなってw、足が遠のいて…

大昔、読んだかなぁ:読書録「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」

・漱石と倫敦ミイラ殺人事件 著者:島田荘司 ナレーター:早瀬マミ 出版:光文社文庫(audible版) 84年に出版された島田荘司のホームズ・パスティーシュもの。 夏目漱石が英国留学した時期とホームズの活躍時期が重なることから、ロンドンで起きた事件で2人…

引き続きジジイ(本多政長)大活躍、です。:読書録「百万石の留守居役 愚劣・布石」

・百万石の留守居役 愚劣・布石 著者:上田秀人 出版:講談社時代小説文庫 5回目のコロナワクチン接種があったので(12/7接種)、そのあと副反応で休養中にこのシリーズの残り(14〜17巻)をベッドで読む計画でした。 …が、それほど副反応も強くなくてw。 ダ…

「さよなら」は言わない:Ryuichi Sakamoto  Playing the Piano 2022

初めて坂本龍一のソロピアノアルバムを聴いた時、 「なんて、美しい!」 とびっくりした記憶があります。 (それが何だったのかは忘却の彼方だけど…w。なんか、カセットだったような気もします) 以来、坂本さんのソロピアノは大好きなんですが、聴く機会も…

かつてこれほど<ケヴィン・ベーコン>が連呼された映画があっただろうか?:映画評「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル」

ガモーラを失って失意の底にいるクイルのため、マンティスとドラックスが「クリスマス」をプレゼントしようと… と言うお話。 まあ、ネタバレも何も…って話なんでイイと思うんですが、マンティスとドラックスが「クリスマス・プレゼントに」と考えるのが、地…

えっと、何の話だっけ?w:読書録「絶対悲観主義」

・絶対悲観主義 著者:楠木建 ナレーター:紀ノ貴紀 出版:講談社+α新書(audible版) 先週の土曜の朝日新聞の書評で本書が取り上げられていて、 「そういえばaudibleにアップされてたような…」 と思いついて聴いてみました。 楠木さんは大学の1年先輩…はど…

直接的に時事的なことを歴史家が語るのに相応しくない時期なのかも:読書録「誰が国家を殺すのか」

・誰が国家を殺すのか 日本人へⅤ 著者:塩野七生 出版:文春新書(Kindle版) 「文藝春秋」連載エッセイをまとめたもの。 もう「5巻」ですか。 今回は「2017年8月」から「2021年8月」に書かれたエッセイ(+入院記)が収められています。 時期的には「コロナ…

あの「緊張感」が…:映画評「THE FIRST  SALM DUNK」

「どうすっかなぁ…」 と公開日まで迷ってて。 公開日にチラッと目に入ったネタバレが「山王戦」。 その晩に翌日のIMAXの予約を入れました。 (息子と観に行きました) 僕は「原作漫画にどっぷりハマった」派。 アニメは観てないんで、声優騒動に関しては「よ…

事前に思ってた以上に読み(聴き)やすくて、楽しむことができました:読書録「ある男」

・ある男 著者:平野啓一郎 ナレーター:小島史裕 出版:audible版 平野啓一郎さんの小説を読む(聴く)のは初めてでした。 何作か評判を聞いて「読もうかなぁ」とは思ったこともあるんですが、一方で「文章が読みづらい」「難しい漢字・単語を使いたがる」…