2021-01-01から1年間の記事一覧
・嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか 著者:鈴木忠平 出版:文藝春秋(Kindle版) 「無茶苦茶、面白い」 という評判は聞いていました。 でもまあ、別に「中日ファン」じゃないし、バッターとしての落合は嫌いじゃないけど、監督してはよ〜分から…
・ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2 著者:ブレイディみかこ 出版:新潮社 ものすごく面白かった前作の続き。 10代前半の息子の姿や、取り巻く環境から、緊縮財政で痛めつけられ、格差も分断も進んでいる「イギリス」の<今>を垣間見せてくれ…
・ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか 著者:酒井隆史 出版:講談社現代新書(Kindle版) 人類学者デヴィッド・グレーバーの「ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論」は結構気になる本で、コロナ禍での「エッセンシャルワ…
「ホイール・オブ・タイム」で頭が<ファンタジー脳>になってたからかw、すんなり作品世界に入り込めて、比較的短期間に見終えました。 「シーズン1」は、時間軸が違う<3人の物語(ゲラルド/イェネファー/シリ)>を細切れにして錯綜させる構成になってた…
・女の子の謎を解く 著者:三宅香帆 出版:笠間書院 まあ、想定してたのがジェーン・スー/高橋芳朗の対談本「新しい出会いなんて期待できないんだから、誰かの恋観てリハビリするしかない」だったんでw。 アレの「マンガ」版くらいのイメージ。 「うわ〜、結…
ロバート・ジョーダンの「時の車輪」の映像化。アマゾンプライム・オリジナルです。 原作の方は随分前に読んでて、結構好きだったんですが、何せ「長い」のでw、途中で脱落しています。(全14部。3、4部までは読んだと思うのですが…) だいぶ記憶は遠くなっ…
・ひとまず上出来 著者:ジェーン・スー 出版:文藝春秋 CREAで連載しているエッセイをまとめたもの。 パートナーと別れて一人暮らしを始め、コロナ禍に突入し、思わぬ「推し活」をスタートさせたwスーさんの日々が窺えます。 スーさんのエッセイはいつも「…
劇団ひとり脚本&監督、大泉洋・柳楽優弥主演のNetflixオリジナル。 ビートたけしの「浅草キッド」を原作に、たけしと師匠・深見千三郎の関係を軸に、たけしの修行時代から世に出るまでを描いています。 …ってまあ、ここら辺は僕らの世代だと「聞いたことの…
・変異する資本主義 著者:中野剛志 出版:ダイヤモンド社 この手の本に「面白かった」って感想は相応しくないのかもしれませんが、「面白かった」んですよね、正直なところw。 まあ、僕は「経済」に関しては「不偏の理論」みたいなもんはないと思ってて、所…
ジェーン・スーと堀井美香のポッドキャスト「Over the Sun」で取り上げられてたのを聞いて、妻が「見たい」と言ったので、ご相伴に預かりました。 2009年のドキュメンタリーで、「プラダを着た悪魔」で名を馳せたアナ・ウィンターが、ヴォーグ9月号(9月号は…
2部作だった「最終章」の2本目。 …なんだけど、作品的には「るろうに剣心」そのものの「前日譚」になってます。 原作では「回想」として語られるエピソードを、完全に独立させて一本にしてますね。 なんなら2部作の前作(The Final)からも独立してるって言…
・デジタルで変わる子どもたち 学習・言語能力の現在と未来 著者:バトラー後藤裕子 出版:ちくま新書(Kindle版) 「デジタル・テクノロジーと教育」をテーマとした新書。 …と言っても、「経験」をベースにしたエッセイ的なものではなくて、各種の論文・研…
「ジェントルメン」が面白かったんで、同じようにスタイリッシュで捻りの効いたクライムコメディを期待して、視聴。 …全然違ってたw。 ガイ・リッチー。 結構、振れ幅あるんですよね。 現金輸送車の警備会社に中途採用された「H」。 入社試験はギリギリの合…
ジェーン・スー/高橋芳朗コンビの「ラブコメ映画」紹介本に触発されて視聴(prime video)。 「どれ観ようかな〜」 と思ってたんですが、「男性の成長譚」でもあるとの指摘からこちらを選んでみました。 高校時代に結婚して25年を共に過ごした主人公夫婦(ス…
・新しい出会いなんて期待できないんだから、誰かの恋観てリハビリするしかない 著者:ジェーン・スー、高橋芳朗 出版:ポプラ社 15/34。 取り上げられてる作品34作品中、15作品しか観てなかったです。 ミーハーを自認してるんで、ラブコメは結構見てるつも…
・アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話 著者:カトリーン・マルサル 訳:高橋璃子 出版:河出書房新社 08年の金融危機を踏まえて12年に出版された作品。 翻訳は10年近く経って…なんですが、コロナ禍によって中身はビビットに伝…
途中で止まってたんですが(5話くらい)、やっと最後まで見ました。 最後の3話は「一気」でしたね。 原作の「銀河帝国の興亡」は相当昔に読んだっきり(しかも多分前半の三部作だけ)なんで、比較するのは失礼な話だとは思うんですが、それにしても「タッチ…
ジェームズ・ガンによる「スーサイド・スクワッド」シリーズの<リブート?>作品。 まあ、続編でも、リブートでも、どっちでもいいかな、これはw。 ストーリーの骨子は基本的には「よくある話」 「極秘任務を課せられた精鋭部隊が他国に潜入し、苦難の末、…
・ヨーロッパ・コーリング・リターンズ 社会・政治時評クロニクル2014-2021 (の「2019-2021」) 著者:ブレイディみかこ 出版:岩波現代文庫 ガリガリの「左派」(日本でいう「リベラル」じゃないw)ブレイディみかこさんの社会・政治時評。 2016年に出版さ…
もう「30回」。 今回のテーマは「村上の世間話」。 いちばん「ラジオ」っぽいかも。 例によって、HPで丁寧な書き起こし。 https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/ 個人的には「いてまえ、日産」の話が好き。 いいよね。「いてまえ、日産!」w。 曲はチャール…
・中野のお父さんの快刀乱麻 著者:北村薫 出版:文藝春秋 「中野のお父さん」シリーズ第3作。 高校の国語教師の「お父さん」と、文芸雑誌の編集者の娘が、近代日本文学史に埋もれた「謎」を解いていく短編シリーズです。 「円紫」シリーズも最近は文学ネタ…
・おいしいニッポン 投資のプロが読む2040年のビジネス 著者:藤野英人 出版:日本経済新聞出版 「ライフシフト2.0」と同様、この本も「自分の未来」と言うよりは、「子供たちが生きていく未来」のことを考えながら読んでいました。 「2040年」 僕はもう「75…
これも「ディズニー+」にて。 ますます解約できん…w。 夫を亡くし、一緒に住んでいた地も離れざるを得なくなった主人公。 短期の肉体労働を渡り歩いて稼ぎながら、キャンピングカーでアメリカ中西部を彷徨する。 登場する「ノマド」のほとんどが<本人>で…
「ジョン・ウィック」と同じ脚本家による「な〜めて〜た〜」映画。(「なめてた相手が殺人マシーンだった」系) 90分強でテンポ良く話が進みます。 主人公を演じるのは、「ブレイキング・バッド」で脇を務めていたボブ・オデンカーク。 …って、僕は観てない…
・エムエス 継続捜査ゼミ2 著者:今野敏 出版:講談社文庫 元警官の大学教授のゼミが「お蔵入り事件」を取り扱うシリーズ第2作。 と言っても、リアルな警察組織に詳しい今野さんの作品。 「迷宮事件」を扱うようなエンタメ作品とはちょっと違った趣になって…
アレサ・フランクリンの伝記映画。 幼少時代から、「チャーチ・コンサート」までを、2時間半で追いかけています。 観る前は「感動路線の音楽物語」と思ってたんですけどね。 父親の束縛や夫の暴力から自立し、女性シンガーとして成功する…みたいな。 実際、…
ディズニー+で追加料金不要で見れるようになったので、視聴。 トニー・レオンが悪役…ってのが楽しみだったんですが… なんか、ちょっと「ええヤツ」ちゃう? 冷酷無慈悲な父親との闘い…を想像してたら、愛する妻/敬慕する母をめぐる家族の内輪もめの話。 ま…
新しいiPad miniを入手しました。 一時期、iPad miniはよく使っていたのですが、最近はiPad pro & Kindleに置き換わっていて、あまり使わなくなっていました。 今回の刷新でも、そこらへんのことがあって最初はスルーしてたんですが、色々考えて、遅ればせな…
・フェミニズムはもういらない、と彼女は言うけれど ポストフェミニズムと「女らしさ」のゆくえ 著者:高橋幸 出版:晃洋書房 「フェミニスト離れ」と言う視点から「ポストフェミニズム」について考察した作品。 bar bossaの林さんがnoteで少し取り上げてら…
・LIFE SHIFT 2 100年時代の行動戦略 著者:アンドリュー・スコット、リンダ・グラットン 訳:池村千秋 出版:東洋経済新報社(Kindle版) ベストセラーになった「LIFE SHIFT」の続編。 …なんですが、基本的なコンセプトに大きな変化はありません。 「長寿社…