鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

映画・テレビ

雰囲気があっていいけど、終盤〜スペシャルの流れが「?」ではあったかな?:ドラマ評「シャーロック アントールドストーリーズ」

このドラマ、妻が好きだったんです。 「面白いよ〜」 と放映当時から言われてたんですが、なんとなく見逃しちゃって…。 劇場版の公開に合わせて、再放送され、それがTVerにも流れて来たので、今回見てみました。 「なるほど」 と妻が言ってることも理解でき…

読み応え、見応えのある作品。こういう作品が出来ちゃうことに、ちょっとした寂しさも感じたりするけど:読書録「細野晴臣と彼らの時代」、映画評「NO SMOKING」

・細野晴臣と彼らの時代 著者:門間雄介 出版:文芸春秋(Kindle版) 山下達郎のニューアルバム発売・BRUTUS特集、吉田拓郎の引退、坂本龍一のガン闘病etc…みたいな流れがあって、以前からちょっと気になってた細野さんの伝記本&ドキュメンタリーを日曜日に…

壮大な「内輪揉め」で、やりたい放題:映画評「ドクター・ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス」

「ワンダヴィジョン」でどうにか、こうにか、片が付いたのかと思ってたら、全然ついてなかったという…w。 <マルチバース>(パラレルワールド)という反則技を上手く使って、感動巨編に強引に仕立て上げた荒技「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」に続…

賛否両論を含めて、「スター・ウォーズ」らしいドラマかも:ドラマ評「オビ=ワン・ケノービ」

「スター・ウォーズ」シリーズの第3作と第4作の間の時期を描くドラマシリーズ。 アナキンが闇堕ちした後の、オビ=ワン・ケノービとダース・ベイダーの姿が描かれます。 なかなか評価の難しいドラマですね、これはw。 第1話を見た時は、 「おお!これは!」 …

「負けへんで」姉さんが踏ん張ります:ドキュメンタリー評「ジャニファー・ロペス:ハーフタイム」

ジェーン・スーさんのストーリーズで激推しされていたので、観てみました。 Netflixのオリジナルドキュメンタリー。 2020年のNFLハーフタイムショーを軸に、ジェニファー・ロペスの「負けへんで」半生を振り返るようなドキュメンタリーでした。 ・プエルトリ…

偶像としての「土方歳三」をホボ完璧に映像化しています:映画評「燃えよ剣」

まあ、司馬遼太郎の原作がそういう話なんですけどね。 それを映像で更にブラッシュアップしています。 岡田准一はハマりまくり。 広角レンズを多用する原田眞人監督の<絵>は深みがあって、とにかく魅せてくれます。 キャストも「日本のいちばん長い日」ほ…

全5話じゃ足りないかな…:ドラマ評「17才の帝国」

NHKの土曜ドラマ。 星野源が出演してたんで、第1回を何の気なしに見たんですが、結局最後まで毎週見てしまいました。 個人的には結構ツボでしたねw。 <近未来の202X年、世界から斜陽国と呼ばれるようになった日本の現状を打破すべく打ち立てられた「Utopi-A…

30年経って、未だにトップパイロットって設定が一番ファンタジーなんだけど、それをトム・クルーズが演ると…。:映画評「トップガン マーヴェリック」

60歳近くになって、未だにハリウッドのトップスターを張ってて、新作が出るごとにアクションのレベルも更新し続けてますからね。 その「リアル」が作品のリアル感を支えています。 いやぁ、もう、むっちゃカッコよかったっす。 前作の時は「言っても、アイド…

テンポが良くて、サーッと最終話まで見ちゃいました。:ドラマ評「リンカーン弁護士」

マシュー・マコノヒーの映画版(2011年)、結構好きだったんですよね。 カッコいいけど、ちょっとチャラい感じもあって、でも実は芯が通ってる…ってマコノヒーの「ミッキー・ハラー」が良かったので、ちょっとモサい感じがしなくもないwマヌエル・ガルシア=…

ある種の「ファンタジー」ではあるかな:映画評「クライ・マッチョ」

少年への世代を超えた継承という意味では「グラン・トリノ」 年老いた男のハメを外した冒険譚という意味では「運び屋」 う〜ん、そうなると、今のタイミングでこの映画を撮る意味って… …と、予告編とか事前情報を見て思ってたんですが。 クリント・イースト…

「何を期待するか」によって受け止め方は変わるでしょうね:映画評「シン・ウルトラマン」

他の家族が誰も付き合ってくれないのでw、金曜の会社帰りに観ました。 割と幅広い年代層のお客さんが観に来てましたよ。 まあ、空いてましたけど。 <その題材を、オリジナルを知らない新しいお客さんに見せる時に、今の物語、映像としてアップデートして提…

草笛光子がかなり持っていきます。:映画評「老後の資金がありません」

原作は以前、結構楽しく読ませてもらいました。 映画化の方は、さらにコメディ色を強くした仕上がり。 悪く言えば「テレビに2時間ドラマをちょっと贅沢にした感じ」。 Netflixのオリジナルドラマでも、もうチョット仕上がりは上かもしれません。 でもまあ、…

異なる正義の対決から、胡蝶の夢へ:ドラマ評「ムーンナイト」

Disney+でのマーベル・オリジナル連続ドラマ。(全6話) 「ワンダヴィジョン」もナカナカ意欲的な作品でしたが、本作も「ヒーローもの」の枠は堅持しつつ、ギリギリのところまで攻める内容になっていました。 最初の方は、ちょっとホラー風味の掛かったヒネ…

ボンドほど派手じゃないが、スマイリーほど地味でもない:ドラマ評「窓際のスパイ」

AppleTVオリジナルの連続ドラマ。 第1シーズンが6話で終了しました。 金曜日配信、楽しみだったんだけどな〜。 ゲイリー・オールドマンがMI5の落ちこぼれ集団(スロウ・ホース)を率いて、降りかかる火の粉を払う…という物語。 「裏切りのスパイ」でル・カレ…

「救世主ネオの物語」としては蛇足。「自由を勝ち取る物語」としてはアップデートしている:映画評「マトリックス レザレクションズ」

目にする評判的には「今ひとつ」って感じ? 「蛇足」評もよく聞きます。 でも僕は「悪くない」と思いました。 まあ「マトリックス」をはじめて見た時の新鮮な驚きには及びませんけどね。 ただそれは2作目(リローデッド)・3作目(レボリューションズ)にも…

コレは確かに「正統な続編」:映画評「ゴーストバスターズ/アフターライフ」

リプート版も僕は嫌いじゃないんですけどね。 ただまあ、「続編」と比べると、ちょっと不利ではあります。 積み上げたモンがあるから。 監督がアイヴァン・ライトマン監督の息子のジェイソン・ライトマン。 物語は亡きハロルド・ライミスが演じてたイゴン・…

「勝新」で、「時かけ」で、「ションベンライダー」で、青春物語:映画評「サマーフィルムにのって」

少し前に評判になった日本の青春ムービー。 アメリカの青春ムービー(目指せメタルロード)を観た流れで…。 <時代劇オタクの女子高生・ハダシ。映画部に所属する彼女は、時代劇の撮影を熱望するものの、恋愛映画に夢中の周囲にはまるで相手にされない。そん…

ある意味、「パターン通り」なんですが、青春ものって、そんなモンかも:映画評「目指せメタルロード」

Netflixオリジナルの青春ドラマ。 なんかで見かけて、マイリストに入れてたのを、なんとなく視聴w。 結構、楽しみました。 学校でも「冴えない」枠に入っている主人公。 ヘビメタにハマっている幼なじみの影響でヘビメタのドラマーをしている。 ある日、同じ…

ストーリーはシンプルだけど、込められたものは複雑でセンシティブ:映画評「C’MON C’MON」

単身赴任している夫がトラブルに巻き込まれ、面倒を見にいかなければならなくなった妹。 最近、疎遠だった兄に来てもらい、息子の面倒を見てもらうことに。 夫の面倒を見る期間が予定より長くなったため、仕事のある兄は甥っ子を連れてLAからNYに、そしてニ…

こんな話だっけ?:映画評「ナイル殺人事件」

原作も読んでるし、ピーター・ユスティノフの前の映画化も観てるんですが、初っ端、 「え?こんな話だっけ?」 …まあ、「ポアロ」というキャラクターを強く前面に打ち出したシリーズですね。ケネス・ブラナー版は。 (作中、ポアロは「自己中心的」と非難さ…

お酒との付き合いはホドホドに:映画評「アナザーラウンド」

中年の危機にドップリハマり込んだ4人の高校教師がアルコールの力を借りて、それを突破しようとするが… という話。 初っ端の中年オヤジのショボクレぶりが、お酒の力でイケイケに。でも調子に乗り過ぎて社会的にも家庭的にも破綻し、ついには悲劇が…という流…

クリスティの映画化より、こういうのを作って欲しいなぁ:映画評「ベルファスト」

ケネス・ブラナーの自伝的映画。 妻の希望で映画館で観ました。 僕も「観たいな」とは思ってたんですが、一人だったら、多分「配信待ち」 だったでしょうねw。 非常に良くできた、良い映画です。 映画ではあるものの、計算され尽くされた画面やシーン、キャ…

「世界一の製造ライン」はどんな風になっていたのか:映画評「メイキング・オブ・モータウン」

先に読んだ大和田俊之さんの「アメリカ音楽」では、モータウンについてこんな風に書かれています。 <自ら「自動車の街 =モーター・タウン(モータウン)」と名づけたレーベルのコンセプトについて彼は自伝で次のように語っている。 工場で車ははじめにフレ…

ライアン・レイノルズ、よう仕事してますなぁ:映画評「アダム&アダム」

デストピアになった2050年から2022年にタイムスリップした「アダム」が、2022年の自分と一緒に2018年にタイムスリップして、未来を改変するために死んだ父親に会う …というタイムパラドックス、バリバリのNetflixオリジナル映画。 一番驚くのは、これを「1…

トントント〜ンと話が進みますw:映画評「レッド・ノーティス」

ロック様、ライアン・レイノルズ、ガル・ガドットという、当代の人気ハリウッド俳優による Netflixオリジナル映画。 世界一の泥棒(ガル・ガドット)に騙されたFBI捜査官(ドウェイン・ジョンソン)と泥棒(ライアン・ジョンソン)が彼女に仕返しをするため…

もうちょい「背景」が知りたい:映画評「ノー・タイム・トゥ・ダイ」

ダニエル・クレイグ版「007/ジェームズ・ボンド」最終作。 僕はダニエル・クレイグ版は結構どれも好きなんですが、振り返ってみるとヤッパリ「スカイフォール」の出来が飛び抜けてるかな、と。 まあ、Mを退場させるという裏技を使って、シリーズとしては違う…

創設譚は、「重い」話でした。:映画評「キングスマン:ファースト・エージェント」

Disney+にて視聴。 結局、解約のタイミングをドンドン失していますw。 「キングスマン」シリーズの特徴って、個人的には、 ①テンポの良い演出と物語運び ②キレの良いアクション ③シャープなカメラワーク ④どぎついギャグ …と思ってたんですが、この創設譚に…

「舞台」じゃないんだ。「コンサート」だ!:映画評「アメリカン・ユートピア」

トーキング・ヘッズの「ストップ・メーキング・センス」を観たのは、吉祥寺のミニシアターだったか、ビデオの方が先だったか。 何となく背伸びしなきゃいけないような気がしてたトーキング・ヘッズのライブが、面白くって、ポップで、カッコいいことに気付か…

OL版「HIGH & LOW」翔んで埼玉風w:映画評「地獄の花園」

バカリズム脚本のコメディ。 娘の希望でレンタル視聴。 いや、面白かったですよ。 妻も一緒に見たんですが、3人でゲラゲラ笑いながら見ました。 まあ、「コメディだからええやん!」ってのは別として、「このヤンキー表現、何よ」「こんな昭和風OLって…」っ…

圧倒的な<絵>の力!…でも話はここからw:映画評「DUNE 砂の惑星 part one」

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の「DUNE」。 映画館で観たかったんですけどね〜。 いや、観るべきでした。 僕はヴィルヌーヴ作品は「ボーダーライン」「メッセージ」「ブレードランナー2049」を観てますが、とにかく「絵を見せる」力は頭抜けています。 SF作品で…