鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

こう来ますかw:村上RADIO第25回

前回の予告を聞いて、 「クラシック特集か〜」 と思ったんですが(クラシックとは距離を置いてるのでw)、こう来ましたか。 考えたなぁ。 面白かったです。 (ちゃんとこう言うネタもんであることは言われてたんですが、実際に聴くまでピンと来なかったんですw)…

不愉快な指摘だが、否定はできない:映画評「21世紀の資本」

700ページを超えるピケティの「21世紀の資本」を読む気力はナカナカ湧きませんが、2時間弱の映画であれば…w。 「資本」が「格差」を産んできた歴史を、封建主義時代から現代まで映像を交えながら追い、現代の「格差」問題への問題提起と解決策を提案する内容…

「人間性」は暗黒森林に対抗できるか?:読書録「三体Ⅲ 死神永生」

・三体Ⅲ 死神永生<上・下> 著者:劉慈欣 訳:大森望、光吉さくら、ワン・チャイ、泊功 出版:早川書房(Kindle版) いやはや、もうなんと言っていいのやら。 前作「暗黒森林」を読んだときにも、その壮大なスケールにタメ息をつくばかりでしたが、本作に至…

ワトソンを巡る二人のホームズの三角関係:映画評「屍人荘の殺人」

原作は「舞台設定」は「ぶっ飛び」ながらも、中身は本格的な「クローズド・サークル」と言う新本格派。 …で、映画の方は、そのラインはしっかりフォローしていながら、エンタメとしてちゃんと成立させています。 ヒロインは「神木隆之介」?w まあ、言ってみ…

裏切った相手を「信頼」できるか:映画評「ラーヤと龍の王国」

「許す」ではなく「信頼する」。 なかなかハードルが高い。 正直いって、この尺で描くには、「共感」が追いつかない面が、個人的にはありました。 「ナマーリ」、信頼できるかぁ? 「30分×12話」くらいだったら、「共感」まで持って行けたかもしれないけどね…

引越しできないご近所が抱えるリスク:読書録「『ネオ・チャイナリスク』研究」

・「ネオ・チャイナリスク」研究 ヘゲモニーなき世界の支配構造 著者:柯隆 出版:慶應義塾大学出版会 作者の柯隆さんは伊藤洋一さんのラジオ番組(Round up world now!)に年に何回かゲスト出演され、中国経済について語ってらっしゃいます。 そのバランス…

煎じ詰めれば「CMとして成立してるか?」って話かも:読書録「炎上CMでよみとくジェンダー論」

・炎上CMでよみとくジェンダー論 著者:瀬地山角 出版:光文社新書(Kindle版) 定期的にやってる光文社新書のKindleセール(50%OFF)で購入。 直近で購入したのが「Z世代」だったんですが、割と「ビミョ〜」なラインをついてきますな、このセールはw。 本…

カンフーアクションが堪能できます:映画評「燃えよデブゴン TOKYO  MISSION」

「ドニー・イェン」ですからね。 そりゃ強いっす。 往年の香港アクションコメディのノリも楽しみながら、ドニー・イェンらしい、切れ味の良いカンフーも楽しめるという作品。 ストーリーは…まあ、「添えモン」ですw。 過去作のパロディにニヤリとし、ヌンチ…

日本国憲法の成立背景としては、こんなところでしょう:映画評「日本独立」

「日本のいちばん長い日」みたいな緊張感のある展開を期待したんですが、それは「望みすぎ」でしたかね。 まあ歴史的な意義とは別に、「画面」としては地味にならざるを得ませんからw。 もっと「右寄り」の「日本国憲法、けしからん!」「絶対改憲!」みたい…

ハッピーエンド。どこか物哀しさはあるけれど。:ドラマ評「コミンスキー・メソッド season3」

マイケル・ダグラス主演の、Netflixオリジナルドラマもファイナル・シーズン。 相棒のアラン・アーキンが高齢を理由に降板して(87歳ですからねぇ…)、どうなることか…と思ってましたが、楽しく最後まで見ることが出来ました。 良かった、良かった。 第一話…

謀を巡らせるのは…:読書録「黒牢城」

・黒牢城 著者:米澤穂信 出版:KADOKAWA(Kindle版) 織田信長に叛旗を翻した荒木村重。 籠城する彼の元に訪れ、捉えられ、牢に押し込められた黒田官兵衛。 …その史実を背景に、有岡城籠城中、「閉鎖空間」である城で発生する奇異な事件の解決を、城主の村…

事件は邦題のまんま。でも読後感は原題に…。:読書録「P分署捜査班 誘拐」

・P分署捜査班 誘拐 著者:マウリツィオ・デ・ジョバンニ 訳:直良和美 出版:創元推理文庫(Kindle版) ナポリを舞台にした「87分署」スタイルの警察小説。 問題分署「ピッツォフォルコーネ署」に集合した個性溢れる面々が、それぞれプライベートの悩みを抱…

地獄への道は善意で舗装されている:読書録「悪の処世術」

・悪の処世術 著者:佐藤優 出版:宝島社新書 次から次へと著作を出版する佐藤優氏の近作。 対談本あたりになってくると、 「さすがに粗製濫造では…」 と思わざるを得なかったりもするんですがw、ベースとなる「知識量」と、外交官時代の「経験量」には「さ…

ゾンビ映画のホラー度はドンドン下がってますw:映画評「アーミー・オブ・ザ・デッド」

ザック・スナイダーの新作。 Netflix配信でのゾンビ映画です。 アクティブ・ゾンビはスナイダー監督が持ち込んだようですが、本作はラスベガスを「ゾンビ王国」にして、アクティブ・ゾンビが大量発生。 「新感染半島」同様、物量作戦のようなゾンビとの対決…

レギュラー化第一弾。:村上RADIO第24回

今月からレギュラー・プログラム化。 月一回(最終日曜日)とは言え、「特別番組」じゃなくなっちゃったんで、こうやって記録していくのもどうかな、と悩んでますw。 まさか、こうなるとはねぇ。(なかなか面白い特集・選曲で、好きですけどね) 今回は「レ…