読書録
・じんかん 著者:今村翔吾 ナレーター:堂島颯人 出版:講談社(audible版) 支えた主人を殺し、天下の将軍を暗殺し、東大寺の大仏殿を焼き尽くす その果てに、信長に反旗を翻し、天下の名茶器・平蜘蛛と共に、爆死する。 …と、キャラ立ちまくりの戦国武将…
・魔女と過ごした七日間 著者:東野圭吾 出版:角川書店 東野圭吾の「ラプラスの魔女」シリーズ、第3弾。 「ラプラスの魔女」、個人的にはピンとこないところも少なからず・・・なんですが、なぜか3作目もソッコーで買っちゃいました。 妻が東野圭吾作品好き…
・京都生まれの和風韓国人が40年間、徹底比較したから書けた!そっか、日本と韓国って、そういう国だったのか。 著者:ムーギー・キム ナレーター:岩瀬遼平 出版:東洋経済新報社(audible版) ムーギー・キムさんの著作は「最強の働き方」と「最強の健康法…
・世界と私のA to Z 著者:竹田ダニエル 出版:講談社(Kindle版) 「Everything Everywhere All at Once」を観たときに、自分たちの世代のミッシェル・ヨーたちの視点に立ちつつも、その娘が「絶望」と「虚無」にとらわれ「混乱」している姿がすごく気にな…
・新・教場 ・教場X 刑事指導官・風間公親 著者:長岡弘樹 出版:小学館、小学館文庫 4月から木村拓哉主演で「教場0」が連続ドラマでスタート。 そのタイミングで、原作シリーズの最新刊「新・教場」が発売。 「こりゃ読まなきゃ」 と思って、早速購入したん…
・海辺のカフカ<上・下> 著者:村上春樹 ナレーター:木村佳乃 出版:新潮文庫(audible版) 単行本が出た時に1回。 文庫本になって、1回か2回。 でもまあ、10年くらいは経ってますかね。最後に読んで。 今回はaudibleで聴いてみました。 基本的に「カフカ…
・シニア右翼 日本の中高年はなぜ右傾化するのか 著者:古谷経衛 出版:中公新書ラクレ(Kindle版) ネット右翼に近いところで活動していた経験を持つ作者による「裏切り」の書。 <私は現在革新とかリベラルとみなされている政治勢力や、与党であっても個々…
・お探し物は図書室まで 著者:青山美智子 出版:ポプラ文庫 通勤電車で読んでいて、事務所のある京橋駅で降りるとき、向かいに立っている30代くらいの女性を見ると、彼女も同じ本を読んでいました。 僕は出たばかりの文庫で、向こうは図書館で借りたハード…
・大いなる眠り 著者:レイモンド・チャンドラー 訳:村上春樹 ナレーター:古屋敷悠 出版:早川書房(audible版) 双葉十三郎訳で2、3回。 村上春樹訳で1回。 …で、今回オーディオブックで村上春樹訳で「再読」ということになります。 中身については、どう…
・署長シンドローム 著者:今野敏 出版:新潮社 隠蔽捜査シリーズの最新作「審議官」の一編で登場した、竜崎の後任の大森署長・藍本小百合が主人公の新作。 「審議官」を読んだ時、 「これはいいキャラだなぁ」 と思い、もっと読みたい気分になったんですが…
・スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険 著者:谷川嘉浩 ナレーター:楯野煌人 出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン(audible版) ポップな表紙が目について、ついついDLして聴いてしまいました。 京大出身で、プロとして「哲学者」をされている方…
・民王 ・民王 シベリアの陰謀 著者:池井戸潤 ナレーター:金田明夫 出版:角川書店(audible版) 最近になって続編の方(シベリアの陰謀)が発売されたのは知ってて、そちらが早々にオーディオブック化されたことから遡って前作も聴いてみることに。 1作目…
・世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 著者:村上春樹 ナレーター:大森南朋 出版:新潮文庫(audible版) 「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」は村上春樹作品の中では初期3部作(+ダンス・ダンス・ダンス)に並んで好きな作品。 何回…
・コスパで考える学歴攻略法 著者:藤沢数希 出版:新潮新書 我が家の2人の子供は18歳と16歳。 2人とも私立の一貫校に行ってるので、本書について言えば「今更」ではあります。 中学受験用の塾の話とか、日本の中高教育の評価とか、かなり具体的で興味深いん…
・P分署捜査班 寒波 著者:マウリツィオ・ジョバンニ 訳:直良和美 出版:創元推理文庫(Kindle版) ナポリを舞台にした、エド・マクベイン「87分署」シリーズにオマージュを捧げる「P分署」(ピッツォファルコーネ署)シリーズ第3作。 今作では、「兄妹」が…
・校閲ガール ア・ラ・モード ・校閲ガール トルネード 著者:宮木あや子 ナレーター:中嶋ヒロ 出版:角川文庫(audible版) 面白いシリーズになりそうなので、ゆっくり読もう(聴こう)と思ってたんですが、ちょっと時間ができた時に2巻(ア・ラ・モード)…
・世界一やさしいフェミニズム入門 早わかり200年史 著者:山口真由 出版:幻冬舎新書(Kindle版) 「フェミニズム」については現代的イシューとして重要なことは理解しているものの、なかなか近寄りがたいのも事実。 作者も過去の経験から、<世間とフェミ…
・校閲ガール 著者:宮木あや子 ナレーター:中嶋ヒロ 出版:角川文庫(audible版) 「石原さとみ」主演でドラマ化されてましたね。 妻と娘が大好きで…なんですが、僕は観てません。 チョット苦手なんですよ。石原さとみ。 …なのに読んで(聴いて)みる気に…
・木曜殺人クラブ 二度死んだ男 著者:リチャード・オスマン 訳:羽田詩津子 出版:ハヤカワミステリ(Kindle版) リタイアした高齢者が住むビレッジ「クーパーズ・チェイス」に住む老人たちのクラブ<木曜殺人クラブ>の面々を主人公としたシリーズ第2作。 …
・高学歴親という病 著者:成田奈緒子 出版:講談社+α新書 小児科医であり、脳発達を研究される学者であるとともに、子育て支援のための事業「子育て支援アクシス」を運営される作者による「子育て本」。 山中伸弥さんの同級生…というのが「売り」になっち…
・サーチライトと誘蛾灯 著者:櫻田智也 ナレーター:浅井晴美 出版:創元推理文庫(audible版) 続編(「蝉かえる」)の文庫化の記事を読んで、シリーズ1作目が気になり、audibleで検索したところ、あったので。 「えり沢」(「えり」は魚へんに「入」)と…
・Iの悲劇 著者:米澤穂信 ナレーター:村上紀生 出版:文春文庫(audible版) 無人になった集落を再生させる市長肝入りのIターンプロジェクトを差配する「甦り課」。 なんとか定住者を呼び込むものの、なぜか色々な事件が起きて、住民が次々と去っていく… …
・すべて真夜中の恋人たち 著者:川上未映子 ナレーター:小林さやか 出版:講談社文庫(audible版) この作品が「全米批評家大賞」の最終候補作になったというニュースを読んで、audibleを検索してみたらあったので聴いてみることに。 流行りもんに踊らされ…
・ネット右翼になった父 著者:鈴木大介 出版:講談社現代新書(Kindle版) デイリー新潮のこの記事は興味深く読んだ覚えがありました。 <亡き父は晩年なぜ「ネット右翼」になってしまったのか> https://www.dailyshincho.jp/article/2019/07251101/?all=1…
・犬を盗む 著者:佐藤青南 出版:実業之日本社(audible版) 偏狭な人柄で孤独に暮らしていた資産家の老女が殺害される。 彼女は一匹の犬(ロングコートチワワ)を飼っていたが、その犬は1年前に13歳で死んでいた。 事件から程なくして、彼女の家に近いコン…
・非科学主義信仰 揺れるアメリカ社会の現場から 著者:及川順 出版:集英社e新書(Kindle版) 2019年から2022年、NHKでアメリカからリポートしている記者が、放映に際して取材した内容なんかも加味して、アメリカで深刻化する「分断と対立」について、現地…
・審議官 隠蔽捜査9.5 著者:今野敏 出版:新潮社 大森署長から神奈川県警刑事部長に異動になった「竜崎伸也」の、異動後を描く短編集。 9つもあるので、短編としてもかなり短め。 竜崎視点の作品もありますが、竜崎の家族(妻・娘・息子)視点、竜崎異動後…
・新しい階級闘争 大都市エリートから民主主義を守る 著者:マイケル・リンド 監訳:施光恒 訳:寺下滝郎 解説:中野剛志 出版:東洋経済新報社(Kindle版) 西側諸国で大きな問題となっている「分断」の問題は、「政党」や「左右イデオロギー」の対立という…
・隠密鑑定秘録 退き口・恩讐 作者:上田秀人 出版:徳間時代小説文庫 弾丸帰省の間に読み終えて母に置いて帰るための「上田秀人」本w。 「奥右筆秘帳」の外伝を読んだ流れで、同じく将軍・徳川家斉の時代を舞台にした新シリーズの1巻・2巻に手を出してみま…
・奥右筆外伝 前夜 著者;上田秀人 出版:講談社時代小説文庫 「奥右筆秘帳」シリーズは大半をaudibleで聴いたんですが、この外伝はまだaudibleになっていないので、久しぶりのリアル本での「奥右筆秘帳」。 シリーズの主要登場人物4人の、シリーズ開始前の…