鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

読書録

楽しみなシリーズがまた…:読書録「恐怖を失った男」

・恐怖を失った男著者:M.W.クレイヴン 訳:山中朝晶出版:ハヤカワ文庫(Kindle版) 大好きなポー・シリーズの作者による新しいシリーズ。こちらはミステリーじゃなくてストレートなアクションものになるんですけどね。ポー・シリーズに関しては、何よりも…

割とバランス取れてるんじゃないでしょうか?:読書録「AI失業 生成AIは私たちの仕事をどう奪うのか?」

・AI失業 生成AIは私たちの仕事をどう奪うのか?著者:井上智洋 ナレーター:デジタルボイス出版:SB新書(audible版) 外に出ている間に、手元の本もなくなって、オーディオブックもちょうど聞き終えてしまったので、目についたこの作品をダウンロード。生成A…

オチに膝を打ち、心を揺るがされる:読書録「アリアドネの声」

・アリアドネの声著者:井上真偽 ナレーター:上野翔出版:幻冬舎(audible 版) 「探偵が早すぎる」「その可能性はすでに考えた」の井上真偽さんの作品。井上さんは結構トリッキーなミステリーを書かれるって印象だったんですが、割と本書はストレートなデザス…

数学絡みの話はサッパリw。興味深く読めましたけどね。:読書録「2035年の人間の条件」

・2035年の人間の条件著者:暦本純一、落合陽一出版:マガジンハウス新書(Kindle版) 暦本純一さんと落合陽一さんの対談ですね。お二人は師弟のようです。暦本さんが落合さんの師匠。例によって生成AI関係の話なんですけれども、雑誌やネットで紹介されていた…

そういえば、性同一性障害特例法の改正はどうなってるのかな?:読書録「女の国会」

・女の国会著者:新川帆立出版:幻冬舎 「お嬢」と呼ばれる女性国会議員の朝沼が自殺をした。性同一障害特例法改正で党派を越えて連携していた高月は、法案が廃案になることをめぐって、朝沼と前日に口論をしており、自殺の原因として疑われる果たして、なぜ…

生成AIが社会に実装された時の<人>のあり方を示唆してるかも:読書録「いまだ成らず 羽生善治の譜」

・いまだ成らず 羽生善治の譜著者:鈴木忠平出版:文藝春秋(Kindle版) 「嫌われた監督」の作者・鈴木忠平さんが羽生善治について書いた作品。羽生善治さんが永久から陥落し、それでもランク戦を戦い続けながらタイトル戦で藤井聡太さんの挑戦者になる。…と言…

お馴染みのキャラの大競演が楽しい:読書録「アンデッドガール・マーダーファルス 1・2」

・アンデッドガール・マーダーファルス 1・2著者:青崎有吾 ナレーター:坂本悠里出版:講談社タイガ(audible 版) 「地雷グリコ」が評判になっている青崎有吾さんの作品です。青崎さんの作品は以前「体育館の殺人」をAudibleで聞いていて、「確かによくでき…

家重と忠光に影響された人々:読書録「まいまいつぶろ 御庭番耳目抄」

まいまいつぶろ 御庭番耳目抄著者:村木嵐出版:幻冬舎(Kindle版) 号泣モノだった傑作「まいまいつぶろ」の続編といいますか、番外編といいますか。吉宗の御庭番・万里の視点を絡めながら、徳川家重・大岡忠光の周りにいる人物たちが、2人の関係性にどのよう…

シミュレーションはGPTとやっとけって話?:読書録「努力革命」

努力革命 ラクをするから成果が出る!アフターGPTの成長術著者:伊藤羊一、尾原和啓出版:幻冬舎(Kindle版) もうChatGPT 1なんかの生成AIに関する本は読まなくていいかなぁと思ってたんですけど、GPT4oが出て、ちょっと気分が上がっちゃって、ついついポチっ…

「書店も当たり前の小売店にならなきゃいけない」と言う話かな:読書録「2028年街から書店が消える日」

2028年街から書店が消える日・著者:小島俊一・出版:プレジデント社 書店で見かけて、気になってついつい購入してしまった本。さすがにこの内容ですからね。電子書籍にはなってないようです。 買ってから知ったんですが、作者は松山の明屋書店の社長をされ…

メディアへの告発と期待:読書録「書いてはいけない」

・書いてはいけない 日本経済墜落の真相著者:森永卓郎 ナレーター:芽守紘一出版:フォレスト出版(Audible版) 森永卓郎さんの意見にはピンと来ないことも多いんですけど、Audibleの中にあったのでつい…まぁ興味深く読むことはできました賛同するかどうかは…

晩年はまぁ上田秀人さんの小説でフォローしていると言うことで:読書録「生きて候 本多正信の次男・政重の武辺」

・生きて候 本多正信の次男・政重の武辺<上・下>著者:安部龍太郎出版:朝日文庫(Kindle版) 戦国武将の中では、結構好きな方になる「本多正信」の息子「本多政重」を主人公とした小説。上田秀人さんの「百万石の留守居役」では、後半ほとんど主人公化し…

一歩引いて論理的に考えましょうよ…って感じでしょうか?:読書録「世界は経営でできている」

・世界は経営でできている著者:岩尾俊兵出版:講談社現代新書(Audible版) ちょっと本屋の店頭なんかで見かけることがあって、気になってたんですけど、Audibleの中にあったので聞いてみました。なかなか面白かったですよ。 作者の主張は作者自身がまとめて…

エピローグとしての前日譚:読書録「受験生は謎解きに向かない」

・受験生は謎解きに向かない著者:ホリー・ジャクソン 訳:服部京子出版:創元推理文庫(Kindle版) 爽快な青春推理小説だった第一作から、予想もしなかったダークサイドに足を踏み込み、苦悩の末に、ようやくそこから抜け出した第三作。驚くべき三部作の前…

ゴールデンウィークの宿題に取り組みました:読書録「ピカソは本当に偉いのか?」

・ピカソは本当に偉いのか?著者:西岡文彦出版:新潮新書(Kindle版) ゴールデンウィーク倉敷の美観地区に行った時に息子と娘は大原美術館に入りました。思ってたよりも面白かったらしくて、1時間以上ぶらぶらしていたのですが、帰りの車の中で「ピカソのど…

立ち直るきっかけっていうのは、そんなにドラマチックじゃなくてもいい:読書録「月の立つ林で」

・月の立つ林で著者:青山美智子 ナレーター:川﨑芽衣子、松本章太郎出版:ポプラ社(Audible版) 青山美智子さんの作品は、人生の中で立ち止まってしまった人が、ちょっとしたきっかけでもう一度歩み出す姿を描くパターンが多いですそのちょっとしたきっかけ…

安楽椅子探偵の王道:読書録「時計屋探偵の冒険」

・時計屋探偵の冒険 アリバイ崩し承ります2著者:大山誠一郎 ナレーター:友木りえこ出版:実業之日本社(audible版) シャーロック・ホームズは論理的な推理だけじゃなくて、結構捜査でアクティブに動くので「冒険」っていうのもしっくりくるんですけれども…

なるようになった物語:読書録「関ヶ原」

・関ヶ原<上中下 合本版>著者:司馬遼太郎出版:新潮文庫(Kindle版) 真田広之の「SHOGUN将軍」を見て、元になった「関ヶ原」の流れを改めて確認したくなって久しぶりに読んでみました。「SHOGUN」シーズン2があるかもって記事が、読んでる途中で流れて来…

名探偵のアイデンティティはどうあるべき…:読書録「紅蓮館の殺人

・紅蓮館の殺人著者:阿津川辰海 ナレーター:岡井カツノリ出版:講談社タイガ 高校生探偵の葛城と友人の田所は、学校の合宿を抜け出して、尊敬する推理小説作家・財田雄山の別荘を訪問することにする。しかしながら、予想外の山火事に遭遇し、2人は財田の別…

「虎に翼」の続編?w:読書録「静おばあちゃんと要介護探偵」

・静おばあちゃんと要介護探偵著者:中山七里 ナレーター:沢井真知、佑仙勇出版:文春文庫(audible版) 中山七里さんの作品がなかなか面白いので、目についたAudibleの作品をダウンロードしてみました。まぁちょっと軽めのほうがいいかなっていうのもありま…

マイノリティーの人権にどう向き合うべきか:読書録「トランスジェンダーと性別変更」

・トランスジェンダーと性別変更 これまでとこれから編者:高井ゆと里出版:岩波ブックレット ゴールデンウィークの帰りの車の中で、なぜか家族でトランスジェンダーの話になっちゃったんですよね。どういう経緯だったか全然覚えてないんですけど、内容的に…

明治の人たちはこれをどんなふうに楽しんで読んでたのかな?:読書録「それから」

・それから著者:夏目漱石 ナレーター:西村健志出版:audible版 「なぜ働いていると本を読めないのか」の中で、谷崎潤一郎の「痴人の愛」は、新聞連載小説で、当時のサラリーマンたちに受けていた…みたいな話があったんですよね「名作」と言われている小説…

連想を物語る小説:読書録「不思議な時計 本の小説」

・不思議な時計 本の小説著者:北村薫出版:新潮社 <宮さん、宮さん>の調べが響く萩原朔太郎の遺品の時計行き着くところはそこなんだけど、本や映画、演劇等々に記憶の連鎖を追いかけるようにして、そこまでの逍遥を9つの連作にした作品です。泉鏡花文学賞…

なんかここのところ「お仕事もの」を続けて読んでるような気がします。:読書録「侠飯」

・侠飯著者:福澤徹三 ナレーター:諏訪部順一出版:文春文庫(audible版) 就職活動がうまくいかない大学4年生。ある日一人暮らしするアパートの近くでやくざ者と思われる集団の抗争に巻き込まれるヒョンなことで、命を助けられた彼は、兄貴分の一人を自分…

「読書」よりも「働き方」のほうに主張がある本でした:読書録「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」

・なぜ働いていると本が読めなくなるのか著者:三宅香帆出版:集英社新書(Kindle版) もともとは「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」を読んで、その流れで気になって購入した作品です。あの本は新自由主義的な働き方から疎外されたり、燃え尽き症候群になっちゃ…

僕は箱根駅伝ファンてわけじゃないんだけど、泣かされました。:読書録「俺たちの箱根駅伝」

・俺たちの箱根駅伝<上・下>著者:池井戸潤 ナレーター:浅木俊之出版:文藝春秋(audible版) 池井戸潤の新作。早速Audibleになっていました。Amazon気合入ってるなぁ。 箱根駅伝を舞台とした物語です。本選に出場できなかった大学から選抜される学生選抜…

日常ミステリーってわけじゃないんですね:読書録「名探偵のままでいて」

・名探偵のままでいて著者:小西マサテル出版:宝島社文庫 放送作家の小西マサテルさんが書いた連作短編推理小説。「このミス」で大賞を受賞しています。 元校長で、小学校教師・楓の祖父はレヴィー小体認知症にかかっている。病状は徐々に進行しているが、…

良い話だし、考えさせられもしました。:読書録「スピノザの診察室」

・スピノザの診察室著者:夏川草介 ナレーター:吉野貴大出版:水鈴社(audible版) 京都の民間病院で内科医をしている雄町哲郎を主人公にした物語。大学で内視鏡手術のプロとして卓越した手腕を持ち、将来も直望されていた哲朗だが、妹が癌で死に死んだこと…

安定した面白さ:読書録「能面検事の奮迅」

・能面検事の奮迅著者:中山七里出版:光文社文庫 「空気を読まない」「忖度しない」大阪検事・不破俊太郎を主人公とするシリーズ第2作。今回は学校新設に伴う国有地払い下げ事件における文書改ざん疑惑が題材となります。 「森友学園かよ」ですが、まぁそう…

「革命」と言うくらい影響度を大きく見ています:読書録「生成AI革命」

・生成AI革命 社会は根底から変わる著者:野口悠紀雄出版:日本経済新聞出版(Kindle版) 少し前に読んだ「超」創造法は面白かったんですけど、2022年の発表で生成AIの情報が少し古くなってました。で、最新の著作で最新情報を踏まえた野口さんの考え方を確認…