鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

2023-01-01から1年間の記事一覧

少年ジャンプ・マインドやなぁw:映画評「ワイルド・スピード ファイヤーブースト」

ワイルドスピード・シリーズ10作目。「こう言うのは劇場で見んと!」と思ってたんですが、いつの間にやら公開が終わってましたw。で、Amazonプライムで。 まあ、「劇場で見んと!」ですね。物語的にはシリーズ5作目(メガマックス)に繋がってて、悪役だった…

予定調和だけど、コメディだからね:映画評「ファミリー・プラン」

マーク・ウォールバーク主演のAppleTVオリジナル映画。 美しい妻と3人の子どもを持つダンは優秀な中古車の販売員。だがかつて彼は政府の依頼を受けて暗殺を請け負う殺し屋だった。その過去を知る者からの襲撃を受け、彼は家族を連れてラスベガスに逃避行に出…

戸愚呂兄弟、最高w:ドラマ評「幽☆遊☆白書」

Netflixオリジナルドラマ「幽☆遊☆白書」。Netflixでのジャンプ実写化は「ワンピース」に続いてですが、アチラが米国主体での製作だったのに対して、本作は日本製作。ま、お金はかかってますがw。 「幽☆遊☆白書」の原作は多分全部読んでる…んですが、あんまり…

恵まれなかった者たちの支えが…:読書録「木挽町のあだ討ち」

・木挽町のあだ討ち著者:永井紗耶子 ナレーター:関智一、安元洋貴、野島健児、三石琴乃、小西克幸、小林千晃出版:新潮社(audible版) 直木賞受賞作。受賞前に、「面白そうだな」と思ったんですが、受賞が決まると手が遠退くという天邪鬼w。audibleにアッ…

正当に評価されなかった者のリベンジ:映画評「ロスト・キング 500年越しの運命」

リチャード3世の遺骨が駐車場の下から発見された…というニュースには覚えがありました。その実話を映画化した作品。妻の希望で観に行きました。 フィリッパ・ラングレーは2人の息子を持つ主婦。別れた夫と協力して子育てをしているが、「筋痛性脳脊髄炎(ME…

視点が色々あるのは良いんですけどね:読書録「「今どきの若者」のリアル」

・「今どきの若者」のリアル編著:山口昌弘出版:PHP新書 竹田ダニエルさんの「#Z世代的価値観」は興味深く読めたんですが、基本的にアメリカの話なのと、ダニエルさん自身がZ世代に近い年齢だけに、基本的な価値観やスタンスがZ世代のリベラル寄りっぽいと…

これはシリーズになるかな?:読書録「藩邸差配役日日控」

・藩邸差配役日日控著者:砂原浩太朗出版:文藝春秋(audible版) 時代小説の新しい書き手として最近評価されている砂原さんがちょっと前に発表された作品。audibleになってたので、聴いてみました。 「高瀬庄右衛門御留書」「黛家の兄弟」と、砂原さんの作…

「小ネタ」満載。…ま、「それだけ」とも言えますw:映画評「翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜」

「まさか」の続編w。まあ、ノリは一緒です。笑えるけど、残るもんは何にもない。 前作は「埼玉」を中心とした関東圏の地域ネタ・オンパレードでしたが、今回は関西圏の地域ネタづくし。大阪・京都・神戸(「兵庫」じゃないw)の微妙な関係性に、滋賀・奈良・…

振り返って考えてみると、あれってどういうことだっけ?ってのも多いんだけど、見てる間は楽しかったです。:ドラマ評「BODIES/ボディーズ」

イギリス制作のNetflixオリジナルドラマシリーズ。イギリスっぽい重厚な作りで、渋い警察ドラマ風でスタートしながら、SFドラマになると言う、なかなか凝った作品です。 1890年、1941年、2023年、2053年という4つの異なる時代を生きる4人の刑事が、ロングハ…

リベラルに対する危機感がお二人とも高いように思います。:読書録「実験の民主主義」

・実験の民主主義 トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ著者:宇野重規 聞き手:若林恵出版:中公新書(Kindle版) 政治学者・宇野重規さんと、ワイヤードの編集長だった若林恵さんの共著。宇野さんの「民主主義とは何か」、若林さんの「次世代ガバメ…

戸籍って、不思議な制度ですねぇ:読書録「先祖探偵」

・先祖探偵著者:新川帆立 ナレーター:安田愛実出版:角川春樹事務所(audible版) 「元彼の遺言状」の新川帆立さんの新作。…って、僕は「元彼の遺言状」しか読んでないんですけど。割と面白かったんで、続編も…とも思ってたんですが、もうひと押しがなかっ…

今回は漫画じゃないです:読書録「還暦不行届」

・還暦不行届著者:安野モヨコ出版:祥伝社 「監督不行届」は庵野秀明・安野モヨコ夫婦の日常を描いて、実に実に楽しいコミック・エッセイでした。まあ、「夫婦の日常」というよりは、「中年マニア男(庵野秀明)の観察日記」みたいな内容でしたがw。 本書は…

クソ女/最低母親が音楽で変わる…だけじゃなくて、彼女は周りも変えていく:映画評「フローラとマックス」

Apple TV配信のジョン・カーニー監督作品。「はじまりのうた」とか「シング・ストリート」とかに連なる、ジョン・カーニーの音楽映画です。 「ハート・ビート・ラウド」を観たときに、「ジョン・カーニーだったら…」って思ったんですが、まさにその路線w。ht…

近未来感とオリジナル・ホームズのゴシック感がミクスチュアした感じ?:読書録「シャーリー・ホームズとバスカヴィル家の狗」

・シャーリー・ホームズとバスカヴィル家の狗著者:高殿円出版:ハヤカワ文庫(Kindle版) ホームズとワトソンのコンビを女性に置き換えたホームズ・パスティーシュ第2弾。時代は2010年代前半と、「現代」に置き換えてるんですが、シャーリー・ホームズがち…

題名はちょっと大袈裟だけど、まあまあ近いスタンスではあります。:読書録「この国を蝕む「神話」解体」

・この国を蝕む「神話」解体著者:佐々木俊尚出版:徳間書店(Kindle版) 佐々木俊尚さんは毎日新聞出身なんですが、最近だと保守寄りと見られてることが多いのかな?割とネット関係の記事をずっと書いてきてこられてて、その時代から何やかんやと僕は著作を…

オーディオブックじゃなかったら最後まで行けなかったかな?面白かったけど。:読書録「スノウ・クラッシュ」

・スノウ・クラッシュ【新版】著者:ニール・スティーヴンスン 訳:日暮雅道 ナレーター:茶川亜郎出版:早川書房(audible版) 「サイバーパンク」は映画とかアニメだとスッキリくるんですが、どうも小説の方は…。「ニュー・ロマンサー」には何回かチャレン…

ぶっちゃけ論理を追いきれませんでしたw。:読書録「<公正>を乗りこなす」

・<公正(フェアネス)>を乗りこなす 正義の反対は別の正義か著者:朱喜哲出版:太郎次郎社エディタス(Kindle版) プログマティズム言語哲学者の作者が、<正義>や<公正>といった「正しいことば」について、「定義」ではなく、「使い方」の観点から乗…

ストーリーに新味はないけど見入っちゃうところが演出力:映画評「ザ・キラー」

相変わらずNetflixオリジナルにやられておりますw。 デヴィッド・フィンチャー監督とマイケル・ファスベンダー主演のコンビによる、冷徹な暗殺者の復讐劇。パリでの暗殺に失敗した主人公は、そのせいで妻が襲われたことを知り、犯人を追い詰めて行く…。 どっ…

かっこいい女性陣に振り回される新人CIA職員w:ドラマ評「ザ・リクルート」

これまた評判のいいNetflixオリジナルドラマ。シーズン2が2024年に配信予定。 CIAの新人弁護士オーウェン・ヘンドリックスは配属初日の任され仕事で元工作員マックス・メラッゼからの脅迫状を掘り出してしまう。刑務所から出て故郷(ベラルーシ)に帰国しよ…

しばらく放っていたTikTokを覗いてみるようになりましたw:読書録「#Z世代的価値観」

・#Z世代的価値観著者:竹田ダニエル出版:講談社 「世界と私のA to Z」の竹田ダニエルさんの新作。エッセイ集…って感じでしょうか。いくつかの記事はネットで見た覚えも。妻が新聞の書評を見て、「面白そう」とのことだったので、今回はリアル本で購入しま…

天才だが、弱い人間でもある主人公のキャラは悪くない:読書録「天久鷹央の推理カルテⅡ ファントムの病棟」

・天久鷹央の推理カルテⅡ ファントムの病棟著者:知念実希人 ナレーター:高岡千紘出版:新潮文庫nex(audible版) 一作目は、コロナ禍で陰謀論に対抗して積極的に発言をされる作者を応援する気持ちもあって購入して読みました。面白かったんですよね。それ…

戦闘ゲームが題材だけど、殺伐とした話にはならない:読書録「マイ・リトル・ヒーロー」

・マイ・リトル・ヒーロー著者:冲方丁 ナレーター:橋本雅史出版:文藝春秋(audible版) 冲方さんの作品は「天地明察」「光圀伝」あたりは読んでいますが、世評の高い「マルドゥック」シリーズにはまだ本格的には手を出せていません。あ、「月と日の后」は…

嘘は嘘を読呼ぶので、ろくなことにはならないと言うお話:ドラマ評「あなたは誰?エリン・カーター」

「ナイト・エージェント」が面白かったので、他のNetflixのオリジナルドラマを続けてみることにしました。本作は少し前にちょっと評判になった連続ドラマです。(全7 話) 代用教員のエリン・カーターが娘と一緒にスーパーマーケットに行った時、強盗がスーパ…

割とストレートなサスペンス・アクション・ドラマ。でも安っぽくないよ。:ドラマ評「ナイト・エージェント」

Netflixオリジナルのドラマ(全10話)。 シーズン2の制作も決まっているようです。 FBIのピーターはホワイトハウスで夜間の電話当番をしている時、元・起業家のローズからの電話を受け取る。 叔父・叔母夫妻から電話番号を聞いたローズは、ピーターに夫妻が…

これをサブスク(audible)で聴くのは反則?:読書録「店長がバカすぎて」

・店長がバカすぎて 著者:早見和真 ナレーター:知愛 出版:ハルキ文庫(audible版) 吉祥寺にある書店を舞台に、そこで働く20代終盤の契約社員の女性店員を主人公として、「書店」をめぐる現状と課題、現代における<働き方>の困難さ等を題材として、コメ…

「ゴジラはこうだよね〜」って映画でしたw。映画評「ゴジラ-1.0」

「ゴジラ」の見せ方/魅せ方としては過去作に比べても群を抜いてるかもしれません。 畏怖を感じさせながらもカッコいい。 よく分かってるな〜。 戦闘機・軍艦・民間船・戦車等の扱い、破壊され尽くされる東京の街並みなんかも素晴らしい。 VFSのレベルは流石…

「正しさ」に導かれたわけじゃない:読書録「欲望という名の音楽」

・欲望という名の音楽 狂乱と騒乱の世紀が生んだジャズ 著者:二階堂尚 出版:草思社(Kindle版) 「ジャズ」と言う音楽が成立していく過程で、ミュージシャンや関係者たちが社会の薄暗い部分と如何に関係してきたか…について語った作品。 ジャズが成立した…

いやぁ、数年前には犬のインスタをフォローするなんて、思ってもいなかったんですけどねぇ。:読書録「妻が余命宣告されたとき、僕は保護犬を飼うことにした」

・妻が余命宣告されたとき、僕は保護犬を飼うことにした 著者:小林孝延 出版:風鳴舎 雑誌「天然生活」の元・編集長「こばへん」さんのエッセイ。 雅姫さんのインスタをフォローしている妻が、そのラインで知って購入していました。 実は僕の方も、「犬」絡…

こういうの、好きです:映画評「ドミノ」

邦題「ドミノ」。 原題「HYPNOTIC」(催眠的) …う〜ん、どっちがどうとは言えないかなぁ、 原題はやや「ネタバレ」気味ですが、そこは別にいいってことだろうし。 刑事のダニーの娘は数年前に誘拐され、以来行方不明になっている。 そのためダニーは心に深…

まあ、時代遅れになってるのは確かだけど、なんとか醜態は晒さないように細かく修正はしていきたい:映画評「オールド・ダッド」

「アウト・ロー」をNetflixで観た時に、一緒のおすすめに出てきてた映画がこれ。 新作のようです。 スタンドアップ・コメディアンのビル・バーが主演・初監督の作品。 …いや、「ビル・バー」さん、あんまりよく知りませんがw。 ジャックは51歳。 遅くに子供…