2023-01-01から1年間の記事一覧
・育休刑事(諸事情により育休延長中) 著者:似鳥鶏 出版:角川文庫 妻が警察庁のキャリア課長。 夫は巡査部長で、夫の方が育休を取得して1歳の息子の面倒を見ている。 …という設定の連作ミステリー。(4篇収録) 法医学者をやってる夫の姉がナカナカ飛んだ…
・暗約領域 新宿鮫Ⅺ 著者:大沢在昌 ナレーター:祐仙勇 出版:光文社(audible版) 前作(絆回廊)で桃井が殉職し、晶とも別れた鮫島。 「10作も付き合ったし、そろそろいいかな」 って気持ちもあって、出版時には続編の本作には結局手を出しませんでした。…
・AI DRIVEN AIで進化する人類の働き方 著者:伊藤穰一 出版:SBクリエイティブ(Kindle版) 伊藤穰一さんのPodcast「JOI ITO変革への道」でChatGPTを取り上げてるパート(2023年4月)が面白かったので、ちょうどタイミングよく発売された本書を購入。 伊藤…
・コメンテーター 著者:奥田英朗 出版:文藝春秋 「トンデモ精神科医・伊良部一郎」シリーズ、17年ぶりの新刊。 …ですが、内容は相変わらず。 楽しませてもらいました。 基本的、精神科医としての伊良部は「知識と経験はある」。 彼のところに通ってくる患…
<暗殺業界にその名をとどろかす伝説的な殺し屋も、家に帰れば10代の娘をもつシングルマザー。そんな彼女にとっては、殺しより子育ての方が何倍も難しい。>(Netflix作品説明) なるほど。 冷徹で有能な殺し屋が、家庭では娘に振り回される、そのギャップを…
「アベンジャーズ」シリーズのルッソ兄弟が製作したAmazonプライム・オリジナルのスパイ・ドラマシリーズ(全6話) ルッソ兄弟はNetflixでは「グレイマン」を作ってましたね。 国家の枠組みを超えたスパイ組織「シタデル(CITADEL)」。 彼らは高い技術力と…
Prime Videoで視聴。 興行成績は微妙な感じだったのかな? 「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督らしく、LOOKは良いんですけどねぇ。 語り尽くされた感のある「織田信長」の物語をどう語り直すのか。 信長と濃姫(帰蝶)の「愛の物語」 …ってのは悪くない…
・AI2041 人工知能が変える20年後の世界 著者:カイフー・リン、チェン・チウファン 訳:中原尚哉 出版:文藝春秋(Kindle版) Googleの中国社長だった投資家「カイフー・リン」と、中国の新鋭SF作家「チェン・チウファン」が、現時点の技術革新の状況を踏ま…
・ぼんぼん彩句 著者:宮部みゆき 出版:角川書店 宮部みゆきさんが友人と作っている「BBK」という会で句会をするようになって、そこで披露された作品をベースに「短編小説」を書いてみた…という作品。 「BBK」はもともと「ボケ防止カラオケ」でカラオケをす…
・東大生、教育格差を学ぶ 編著:松岡亮二、高橋史子、中村高康 出版:光文社新書(Kindle版) コロナ禍になって、個人的に「格差」の問題は気になるテーマになっています。 ある程度のことは知識としてあると自負していたのですが、現実はもっと厳しいのだ…
・三河雑兵心得3 足軽小頭仁義 著者:井原忠政 ナレーター:柏野昌俊 出版:双葉文庫(audible版) 大河ドラマ「どうする家康」の先々週・先週放映で三方ヶ原合戦が描かれました。 夏目広次の死には泣かされた〜。 …と言うわけで、家康の部下が足軽から成り…
・残月記 著者:小田雅久仁 ナレーター:岡井カツノリ 出版:双葉社(audible版) 少し前に評判になったSF作品。(吉川英治文学新人賞、日本SF大賞受賞) 「月」をテーマにした短編集…というか、短編2篇と中編1篇ですね。それぞれ独立した作品になっています…
・教室を生きのびる政治学 著者:岡田憲治 出版:晶文社 「なぜリベラルは敗け続けるのか?」「政治学者、PTA会長になる」の岡田憲治さんの最新作。 バリバリ「リベラル」の岡田さんですが、立憲のテイタラクに悩んで書いたと思われる「なぜリベラルは〜」で…
2年前の前作を家族で見に行ったんですが、予想以上にみんな楽しんだので、続編も家族で。 上映時間90分。 まったく退屈せず、惹き込まれて見てたんですが、 「え?ここで?」 って感じで前編終了。 まあ、6月末には後編(決戦)が公開されるんで、少し待…
高評価のネット評を見かけたので、気になってNHKオンデマンドで視聴。 3日で8話を見終えてしまいましたw。 「源孝志」さんという演出家が原作を数年前に書いてらっしゃったようで、今回のドラマ化の脚本・演出もご本人がなさっています。 主演は「滝藤賢一」…
・15歳のテロリスト 著者:松村涼哉 ナレーター:岩端卓也 出版:KADOKAWA(audible版) 「少年法」の厳罰化をテーマに展開するミステリー。 祖母と妹を殺された少年 兄が殺人を犯した少女 恋人を殺された記者 少年と記者の視点から交互に描かれるスタイルと…
・ふしぎな中国 著者:近藤大介 ナレーター:住谷哲栄 出版:講談社現代新書(audible版) 講談社の記者(一時期、講談社の中国の子会社のトップだったりもするけど)が中国の「今」を紹介する作品。 天安門事件以降、中国にこだわって追いかけてきた方のよ…
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」3部作の完結編。 …って言ってもストーリー的にはこの3作だけじゃ「?」なところがあって、「アベンジャーズ/インフィニティウォー、エンドゲーム」は観ておいた方がいいんですけどね。 (エンドゲーム後の「ソー」に…
ライアン・レイノルズ、サミュエル・L・ジャクソン共演のアクション・コメディ「ヒットマンズ・ボディガード」の続編。 題名の通り、前作のコンビニ加え、サミュエル・L・ジャクソンの妻役サルマ・ハエックが主人公格に格上げとなります。 …っつうか、実質「…
「キャプテン・アメリカ」のクリス・エヴァンスと、「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」でボンドガールでスパイを演じたアナ・デ・アルマス主演の、Apple TVオリジナル映画。 CIAの凄腕スパイ(アナ)が、自分の生き方に迷いを覚えている時に、ファーマーズ・…
・「傷つきました」戦争 超過激世代のデスロード 著者:カロリーヌ・フレスト 訳:堀茂樹 出版:中央公論新社(Kindle版) 岩田健太郎さんがFBで紹介されてたのを見かけて購入した作品。 「アイデンティティ至上主義」や「犠牲者至上主義」に対する強い危惧…
・黛家の兄弟 著者:砂原浩太朗 ナレーター:家中宏 出版:講談社(audible版) 前作「高瀬庄左衛門御留書」はナカナカ雰囲気のある作品だったと記憶してるんですが、こちらもまた…。 筆頭家老の黛家の三兄弟。 後継の長男、やや自分を持て余し、身を持ち崩…
・体育館の殺人 著者:青崎有吾 ナレーター:浅井晴美 出版:創元推理文庫(audible版) 高校の体育館の舞台の上で男子校生の刺殺体が発見される。 状況的に舞台は「密室状態」であり、犯人の可能性は卓球部部長だけに絞られる。 納得いかない卓球部員の女子…
・此の世の果ての殺人 著者:荒木あかね ナレーター:青木瑠璃子 出版:KADOKAWA(audible版) 小惑星の衝突によって、数ヶ月後には人類が滅亡する世界。 太宰府で教習所の通うヒロインは、元・刑事の教習官と、教習自動車のトランクに他殺された死体を発見…
20230419 森ノ宮ピロティホール 同じくピロティホールで楽しんだ「鶴瓶らくご」に続いて、「鶴瓶噺」参戦。 満席&マスクなしで楽しませてもらいました。 「鶴瓶らくご」でも落語前にやる「雑談」パートのロングバージョン…ってとこですね。 落語の方は休憩が…
・知略を養う戦争と外交の世界史 著者:出口治明 ナレーター:長塚コト、けんぞう、田所未来 出版:かんき出版(audible版) 世界史を「戦争と外交」(条約)という視点から概覧した作品。 出口さんが脳溢血で倒れられる前にまとめられている作品ですね。 「…
・街とその不確かな壁 著者:村上春樹 出版:新潮社 土曜日(4/15)から読み始めて、月曜の夜に読了。 一気…って感じじゃないですけど、650ページを超える作品にしてはトントンと読むことができましたかね。 個人的には結構好きです。 「1Q84」でグッと広が…
以前、妻と映画に行った時に予告編を見て、 「面白そうだな」 と話してたんですよね。 公開2週目の日曜に二人で観に行きました。 老若男女、これだけ観客が入っている映画を観るのは久しぶり。 経済的に厳しい状況にあるパリのタクシー運転手。 長距離のお客…
・ユーチューバー 著者:村上龍 出版:幻冬舎 「私は、あなたたちが信じられないようなものを見てきた。 オリオンの肩で炎上する戦闘船や、タンホイザー・ゲートの近くの暗闇で光るC-光線などを。 これらのすべての瞬間は、もはや失われる。 雨の中の涙のよ…
・ケイトウの赤、やなぎの緑(「ぬるい眠り」収録) 著者:江國香織 出版:新潮文庫 会社帰りに本屋に寄ったら、この文庫(「ぬるい眠り」)があったので購入。 「きらきらひかる」の続編になる短編「ケイトウの赤、やなぎの緑」を帰りの電車の中で読みまし…