鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

<ハリソン山中>中毒になるw:ドラマ評「地面師たち」

最近評判のNetflixオリジナルドラマシリーズ。僕以外の家族が先に全員はまってしまい、僕が見たのが1番最後。いやぁ、僕もはまっちゃいました。 2017年、再び土地価格が高騰し始めた東京。 伝説の大物地面師・ハリソン山中に誘われ地面師詐欺の道に踏み込ん…

どんどん長くなるけど、どんどん面白くなっている:読書録「ボタニストの殺人」

・ボタニストの殺人<上・下>著者:M・W・クレイヴン 訳:東野さやか出版:ハヤカワ・ミステリ文庫(Kindle版) 「ワシントン・ポー」シリーズ第5作。ついに上下巻になってしまいましたw。しかし全く飽きない!これまた一気読みでした。 押し花を受け取った…

過激な少数意見の声が実態以上に大きくなるが、使いようもある:読書録「「ネット世論」の社会学」

・「ネット世論」の社会学 データ分析が解き明かす「偏り」の正体著者:谷原つかさ出版:NHK出版新書(Kindle版) ネットでは少数の意見が過剰に大きく広がってしまうために、実際の世論との乖離が大きくなってしまう…と言うのは、少し前から言われるようにな…

いやぁ、面白かったです。:映画評「ラストマイル」

テレビドラマ「アンナチュラル」 「MIU404」の監督・塚原あゆ子さんと脚本家・野木亜紀子さんが再タッグを組み、 両シリーズと同じ世界線で起きた連続爆破事件の行方を描いたサスペンス映画。僕の家族は全員この2つのドラマシリーズが大好きで、この映画も家…

地元回帰のスパイ映画w:映画評「ザ・ユニオン」

マーク・ウォールバーグ、ハル・ベリー主演のNetflixオリジナル映画。「ユニオン」と言う秘密スパイ組織に所属するスパイ(ハル・ベリー)が高校時代の元・恋人(マーク・ウォールバーグ)を巻き込んで…と言う設定。 (Wikipediaより)マイク・マッケナはニュージ…

オーディオブック向きかもしれません:読書録「ここはすべての夜明けまえ」

・ここはすべての夜明けまえ著者:間宮改衣 ナレーター:池ちさ子出版:早川書房(audible版) 出版されて時、星野源さんが激賞してるのを見かけて、「読もうかな?」と手にとってんですが、ちょっと読みづらそうで断念した経緯があります。今回、audibleで…

もしかしたら時の果ての向こうのファンタジーかも:映画評「北極百貨店のコンシェルジュさん」

「チェンソーマン」「ルックバック」の作者・藤本タツキさんが褒めてる…って「伝聞」がxで流れてきて、見てみることにしました。Netflixで配信が開始されましたので。 秋乃が新人コンシェルジュとして働き始めた 「北極百貨店」 は、 お客様がすべて動物とい…

どんでん返しはあるけど、ミステリーともまた違う感じ:読書録「最後の証人」

・最後の証人著者:柚月裕子 ナレーター:星祐樹出版:角川文庫(audible版) 会社の同期からのオススメ。ようやく読む(聴く)ことができました。(名倉さん、ありがとうございます)面白かったです! サマリー(audibleより)検事を辞して弁護士に転身した佐方…

そういう方向性が出て来たら、日本社会の停滞感も変わってくるかも:読書録「クリティカル・ビジネス・パラダイス:社会運動とビジネスの交わるところ」

・クリティカル・ビジネス・パラダイス:社会運動とビジネスの交わるところ著者:山口周 ナレーター:小桧山崇出版:プレジデント社(audible 版) 山口周さんの新作。Kindleで買おうかな〜と思ってたら、audibleでオーディオブックになってたので、こちらで聴…

ヌルくて甘いけど、まあこれくらいの方が…:ドラマ評「0.5の男」

もともとはwowowのオリジナルドラマですかね。Netflixでの配信が始まったので、「どんなもんかなぁ」…と見始めたら、ラストまで一気に行ってしまいました。まぁ全5話ですし。 【あらすじ】古くなった実家を2世帯住宅に建て替えることにした立花家だが、ひき…

時代は進歩しとるのぅ:読書録「大学図書館司書が教えるAI時代の調べ方の教科書」

・大学図書館司書が教えるAI時代の調べ方の教科書著者:中崎倫子出版:BOW BOOKS Xで流れて来た投稿で気になって購入してみた作品。なんか表紙のポップな雰囲気も引っかかってw。 いやぁ、しかし大学周りの資料入手の状況ってこんな感じになってんですね〜。…

ChatGPTの「限界」を理解するのに役に立つ:読書録「ChatGPTを使い尽くす!深津式プロンプト読本」

・ChatGPTを使い尽くす!深津式プロンプト読本著者:深津貴之、岩元直久出版:日経BP(Kindle版) 深津さんはChatGPTが発表されて、かなり早い段階から効果的なプロンプトについて積極的に発信をしてこられた方です。1番有名なのは「役割を設定する」ってとこ…

笑ったはずのイエスを聖書の中から探し出す試み:読書録「イエスは四度笑った」

・イエスは四度笑った著者:米田彰男出版:筑摩選書(Kindle版) 土曜日の朝日新聞の書評欄で本書が紹介されていました。題名に興味を覚えて読んでみたら、なんと著者は僕の高校の大先輩。別に忖度じゃありませんがw、読んでみることにしました。 冒頭で紹介さ…

コメディ強めだけど、和むw:映画評「クロス・ミッション」

「ベテラン」のファン・ジョンミン主演のNetflix配信映画。 元特殊要員の夫と、その過去をまったく知らない刑事の妻。図らずもタッグを組んだ2人が危険な任務に乗り出す姿を描くアクションコメディ。(Netflix) 韓国映画のコメディーはちょっとクドすぎてつい…

AIを中心とした科学技術の現状に関する報告:読書録「テクノ新世 技術は神を超えるか」

・テクノ新世 技術は神を超えるか著者: 日本経済新聞社編(円城塔、津村記久子ほかとのコラボ小説収録)出版: 日本経済新聞出版(Kindle版) 日経新聞で連載してるのは認識してたんですけれども、なかなか全部の記事を読むって言う機会が持てず…まぁ自分が怠惰…

ちょっと気分が上がる展開になったのが予想外w:映画評「ベイビーわるきゅーれ2ベイビー」

フリーターの女殺し屋コンビの活躍(?)を描くシリーズ第2作。 プロの殺し屋である、ちさととまひろ。一方、お金に困っていた殺し屋協会アルバイトのゆうりとまことは、ちさととまひろのポストを奪うため、2人を殺すことを決意する。(Googleより) 相変わら…

あまりにもドラマティック…:読書録「死刑執行人サンソン」

・死刑執行人サンソン 国王ルイ十六世の首を刎ねた男 著者:安達正勝出版:集英社新書(Kindle版) ずいぶん前(2003年)に出版された本なんだけど、ネットで「最近読んで面白かった」と感想を書いている記事を読んで、読んでみる気になりました。サンソンに関…

え?続編?:読書録「誰が勇者を殺したか 預言の章」

・誰が勇者を殺したか 預言の章著者:駄犬出版:角川スニーカー文庫(Kindle版) ラノベのテンプレをハックする駄犬さんのデビュー作「誰が勇者を殺したのか」。<選ばれた勇者が、パーティーを組んで魔王を退治する>というテンプレをハックした作品でした…

「事実」への畏敬の念を失ったところに「空気」が蔓延る?:読書録「昭和16年夏の敗戦 新版」

・昭和16年夏の敗戦 新版著者:猪瀬直樹出版:中公文庫(Kindle版) 朝ドラ「虎に翼」に<総力戦研究所>のことが登場したので(主人公が再婚する相手が総力戦研究所所属だったと言う設定)、読んでみる気になりました。最初の版で一度読んで、前の文庫でも…

「名言」もその人が語ってこと、なんだよなぁ:読書録「不器用なまま、踊りきれ。超訳 立川談志」

・不器用なまま、踊りきれ。超訳 立川談志著者:立川談慶 ナレーター:秦なおき出版:サンマーク出版(audible版) 志らくさんの「師匠」をaudibleで聴いたので、audibleのレコメンドでオススメされたのがコレ。談志没後10年の企画本なので2021年の出版です…

寅さん映画&デザスタームービーがいい塩梅で:映画評「奈落のマイホーム」

Netflixのレコメンドで上がって来たのを視聴。相変わらず優秀です。Netflix。楽しめました。 ソウルにマンションを購入した平凡な会社員のドンウォン。夢のマイホームをようやく手に入れた喜びに浸る彼だったが、巨大な地響きと共にシンクホールが出現し、マ…

いやぁ、ほんとよく考えられてます:映画評「インサイド・ヘッド2」

20240803 109シネマ箕面 前作が傑作だっただけに「続編?」って感じで、食指は動かなかったんですけど、アメリカで記録的大ヒットと言うニュースを聞いて見てみることにしました。…これは確かに前作に続く「傑作」ですかね。 少女ライリーを子どもの頃から見…

「師匠」と重ねると、立川談春のスタンスが際立って来ます:読書録「赤めだか」

・赤めだか著者:立川談春出版:扶桑社(Kindle版) 出版されて評判になった頃に読んでるんですけど、志らくさんの「師匠」を読んだので、もう一度読んでみることにしました。 最初に読んだとき前座の落語家さん達の青春物語と言うところが、新鮮な読み物にな…

ちゃんと志らくさんの落語も聴かないとなぁ:読書録「師匠」

・師匠著者: 立川志らく ナレーター:岡哲也出社: 集英社(Audible版) 考えてみると、志らくさんの落語ってまともに聞いたことがないんですよね。本書を聞いてみて、志らくさんが落語を熱心にやってた時期と私が落語聞いた時期が微妙にずれているので、そこら…

目の保養になります。:映画評「チケット・トゥ・パラダイス」

ジョージ・クルーニー&ジュリア・ロバーツの2大ハリウッドスターを主演に迎えてのコメディ映画。「ラブロマンス」…とならない辺りは、年齢のせい…かもしれませんがw、それくらいがちょうどいいとも言えるかな? 離婚した元夫婦のデヴィッドとジョージア。あ…