鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

あの頃の心を今も、これからも:佐野元春 名盤ライブ「SWEET 16」

2022.11.27. Zepp Namba(昼の回)

 


92年発売の8thアルバム「Sweet16」の名盤ライブ。

発売時のバンドはThe Heartlandですが、このライブのメンバーはThe Heartland、the Hobo King、The coyote からの選抜メンバーでした。

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「名盤ライブ」ですからね。

頭からアルバム順に演奏…となります。

もっとも演奏の方は「CDのまま…」とはならず、もちろんアップデートされたものになります。

選抜メンバーに加えて、ホーンセクション&コーラスが加わってのバンドでしたので、The Coyote Bandを率いての最近のライブとはまた違った、それでいて今の「佐野元春」を強く感じさせるライブでした。

いやぁ、こんなロックだったんだなぁ…と改めてSweet16を思い出したりもしました。

(Sweet16、レインボー・イン・マイ・ソウル、誰かが君のドアを叩いている…といったロック王道路線ももちろん最高なんですが、個人的にはファンキーな「ポップチルドレン」が好きだったりもしたんですけどw)

 

 

 

アンコールは「約束の橋」「ヤング・フォーエバー」

 


<今までの君は間違いじゃない

君のためなら橋を架けよう

これからの君は間違いじゃない

君のためなら河を渡ろう>

 


<Young Forever

君のその心若く

枯れた野原の向こうまで翔けてゆけ

Young Forever>

 


オッサンに勇気をもらいました。

 

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特典の本とDVDは、またゆっくり見ます。

 

 

 

#佐野元春

#sweet16

ウェル・メイドなコメディ映画です:映画評「ミセス・ハリス、パリへ行く」

妻の希望で映画館で鑑賞。

公開館が少ないし、シアターも狭めだったというのもあると思いますが、ほぼ満席でした。

年齢層、高めでしたけどねw。

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原作はポール・ギャリコ。

なんとなく「このシリーズは読んだことある」枠に入れてたんですが、記憶違いだったようです。

この内容なら忘れてないでしょう。(…いや、そうも言い切れんか)

 


おとぎ話(ファンタジー)なんだけど、何でもかんでも「思った通り」とはならないところがあって、それはそうなんだけど「いやいや、これはどうよ」って嬉しい展開もあり、観終わると少し気分が良くなっている。

そんな映画です。

テイストとしては50年代・60年代の映画のような(時代設定も50年代)。

それでいて「古臭い」感じはしません。

 


まあ、映画ビジネスとしてはマーベルを中心としたヒーロー映画や、派手なアクション大作が儲かるんでしょうけど、

「こういう映画が作りたいんだ」

って映画人たちの気持ちも分かります。

だからと言って、ヒーロ映画やアクション映画が世の中に求められてるのも確かだし、ここら辺、難しいところありますね。

(個人的には「ミニシアター」の特権的なあり方も好きになれないしなぁ)

「映画作品」という意味ではNetflixのようなストリーミングにこういう小品の生き残り戦略があるようと思ってるんですが、「映画文化」という意味では、「映画館に観に行く」という行為(+α)に意義がある…ってのも分かるんですよ。

分かるんだけど…

まあ、それは次の世代に考えてもらうことかな。

 


不勉強にして、監督も出演陣もほとんど知らず、かろうじて敵役になる女支配人(イザベル・ユペール)を知ってるくらい(「ELLE」は怖い映画でした…)。

…と思ってたら妻に、

「賭け屋を演じてたの、ハリー・ポッターの<ルシウス・マルフォイ>の人だよ」

と指摘され、びっくり。

言われてみれば…ですが、「ルシウス・マルフォイ」だって脇の脇役だしねw。

映画スターを使わずに、渋く良質で気持ちの良い作品を作ってくれてる…ってことです。

 


ん?

褒め言葉じゃない?

 

 

 

#映画感想文

#ミセスハリスパリへ行く

 

あら。こういう内容だったんだw:読書録「成熟スイッチ」

・成熟スイッチ

著者:林真理子

出版:講談社現代新書

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この本を抜粋した記事を読んで、

「ほう、林真理子さんの<自己分析>本かぁ」

と思って買ってみたんですが、違いましたw。

 


林真理子が「私、権力側のオバさんになってる」「保守化している」と気づいたときにヒシヒシと思ったこと(林 真理子) | 現代新書 | 講談社(1/5)

https://gendai.media/articles/-/102084


確かにこの内容は本書にもあるのですが、それは章間のエッセイ部分。

全体的には「保守側」「権威側」になった自分から見て、そういうサイドにどういう人がなるのか、そういう人たちとの付き合い方はどうあるべきか…と言ったことが書かれています。

いやまあ、ちゃんと帯に「人生論新書」って謳われてるんですから、これは勝手に誤解した僕の方が悪いんですけどw。

 


ただ「じゃあ、面白くなかったか」と言われると、「いや、面白かったし、結構ためになるかも」というのが感想。

<大人>と言っても一様じゃなくて、「保守化」「権威化」した人もいれば、「サブカル」サイドに立ち続ける人もいるのは林さんのいう通り。

その差が「センス」なのかどうかは分かりませんが、本書が「<大人>になるためには」って一律に押し付ける内容じゃないのは確かです。

「保守化・権威化するってのも、悪くはないですよ」「そういう人たちの世界はそれはそれで豊かですよ」

と自分や周りの人たちの例を挙げつつ、

「でもそういう人になるにはこういうことに気をつけなきゃ」

「そういう人たちと付き合っていくにはこういうことに気を配った方がいいですよ」

っていうのが本書です。

 


まあ、林さんほど「功なり遂げる」「大成功する」ってのは無理としても、センスのない<大人>が保守化・権威化してしまう面はあるし(その権威はちっぽけなもんですが)、そういう人が「サブカル」感覚で振る舞うことの歪さも感じるところではあります(自戒をこめて)。

こういう本を書いている林さんご自身、それでも「サブカル」的な立ち位置が抜けきれないところもあって(ご本人がおっしゃる通り、そこから出てきた人でもありますし)そこらへんが違和感や不協和音になってるところがあるんじゃないかとも思いますけどね。

ここは「自己認識」だけでどうなるもんじゃなくて、「社会的評価」もあるので、林さんを批判してどうなるもんでもない部分もありますが。

 


年上の方で権威や権力を持っている人と付き合っていく上で、

「確かにこういう振る舞いや、考え方は重要だな」

って思うところはありました。

素直に読むかどうかはともかくw、20代・30代でこういう振る舞いを身につけるのは悪くはない。

ただ「そういう人間」に自分がなるかどうかは考えた方がいいかも。

なんか本書も読み方によっては「<林真理子>取扱注意書」みたいになっちゃってますからね。

(絶対ないけど)今後、林さんとお付き合いすることがあるとしたら、注意事項が満載ですw。

 


僕自身はどうかなぁ。

保守化はしてるけど、権威も権力もない。

サブカルのセンスはないけど、興味の重心はそちらの方にある。

…そういう人間が歳を取っても見苦しくないように振る舞うにはどうしたらいいんでしょう?

「そんなこと考える必要もなくなって来たんじゃない?」

半ばそんな諦めもあるんですけどw。

 


#読書感想文

#成熟スイッチ

#林真理子

「やり直す」のじゃなくて、「それからの自分」「今の自分」を認める:映画評「すずめの戸締り」

子供たちとIMAXで観ました。

賛否両論あるのは知っていましたが、

「それはそうだろうな」

と。

僕は肯定派です。

終盤、黒塗りのノートが出てきた時、嗚咽しそうになりました…。

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公開間もないですから、「ネタバレ厳禁」ですね。

「子供椅子のアクションが素晴らしい」

「所詮、イケメンかよ」

「八幡浜から今治経由?」

…くらいはいいかな?

 


パンフレットのインタビューで新海監督が触れていますが、ある意味、本作は「君の名は」と対になっている作品だと思います。

「君の名は」を観たときも、東日本大震災との関係はちょっと引っ掛かったんですが、それは監督にとっても「宿題」になってたのかな。

10年以上経っての、もう一つの「答え」が本作なのかもしれません。

 


「護られなかった者たちへ」は、悲劇の後の、更にやるせない想いを描いていましたが、本作には「希望」がある。

「君の名は」や「天気の子」以上に本作はファンタジー色が強いんだけど、そこにある想いは一番現実に寄り添っているかもしれません。

「アニメならこそ」の立ち位置なのかもなぁ。

 


まあ、新海監督作品の場合、結構前半のストーリーに「?」なところが個人的にはあるんですが、本作についてもそれは同様w。

それを忘れさせる後半の展開…という意味でもまた。

 


「傑作」

とは思わないです。

でも「観る価値歯ある」映画だと思います。

 


#映画感想文

#すずめの戸締り

#新海誠

 

僕は嫌いじゃないです。:映画評「決算!忠臣蔵」

あまりヒットはしなかったのかな?

でも予想してたより僕は楽しめました。

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「大石内蔵助」については色々な見方があります。

 


・<仇討>を胸に秘め、着々と計画を進めていった

・<お家再興>を第一に取り組んだが、その目がなくなって<仇討>に切り替えた

・<再就職>を目的に<仇討>を仕掛けた(結果、切腹となり、目論見は外れた)

・本人にその気はなかったけど、下級武士たちに突き上げられて、流されて<仇討>をした

etc,etc

 


まあ、史実がどうなのかはわかりませんが、どの見方でも「それなり」の根拠はありそう…ってあたりが「忠臣蔵」の面白いところですかね。

 


本作の「大石内蔵助(堤真一)」は「<お家最高>を第一に取り組んだけど、その目がなくなって…」組。

結構周りの意見に影響されるところもあって、「芯が通っている」とは見えない印象w。

「番方(武力担当)」「役方(政務・財務担当)」の対立が本作のテーマの一つですが、内蔵助は「番方」代表で、ちょっと考え足らず…ってキャラでもあります。

 


その「大石内蔵助」を主人公に、「忠臣蔵」を<経済(金勘定)>の視点から描いたのが本作。

ちゃんとそういう観点から研究した原作をベースにしているようです。

(以前、ビートたけしが内蔵助を演じたドラマに、ちょっと似たのがあったかな?)

「赤穂城引渡し」から「討ち入り」まで、ギリギリの金勘定でやり切った…って史実が面白く脚色されています。

瑤泉院との別れのシーン(決算報告書の提出w)は確か史実、瑤泉院が遺児の赦免活動に奔走したのも実際らしいのですが、それを愚痴っぽく語らせるラストなんかも、笑わせてくれました。(石原ひとみが良かった)

 


本作の不評の原因は、一つは吉本芸人の登用でしょう。

吉本が制作に入ってるから…ってのがあるからでしょうが、僕自身はそんなに悪くないんじゃないかなと思いましたけどね。

西川きよしの「大野九郎兵衛」とか、好きです。

ただ「岡村隆史」の扱いは、ちょっと失敗してるかな。

ポスターとか見ると、岡村さんは討ち入ったメンバーの1人で、堤真一とダブル主演…って印象ですが、本作でも史実でも、「途中退場」してるんですよね。

その「退場」に意味づけはあるんですけど、それでもポスターの扱いはちょっと「やりすぎ」。

作品としても退場後の方が盛り上がるし、面白いので、ここのところは違和感のある扱いになっちゃってます。

 


…とか言って、僕も封切りでは観なかったし、観る気もありませんでした。

Netflixに入ってきたので、観てみたら「案外これは…」というトコロです。

あんまり偉そうなことは言えませんなw。

 

 

 

#映画感想文

#決算忠臣蔵

#堤真一

#岡村隆史

 

 

 

生ライブ、観たいな〜:Tokimeki Records「透明なガール Release Party」

20221121 東京キネマ倶楽部(配信)

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シティポップのカバーを中心に発表してきたTokimeki Recordsの初のオリジナルアルバム「透明なガール」の発売記念ライブ。

Tokimeki Recordsは2019年から活動しているバンドですが、僕は割と早い段階からフォローしてる方かな?

まあ、デビューシングルが大好きな「Plastic Love」ってのもあるw。(最近、カバーでものすごく取り上げられてますが、そのハシリくらいじゃないかな〜、トキメキは)

 


今回はアルバム発売記念ライブということもあって、セットリストはアルバムをなぞったスタイル。

途中にインストカバーの「Night Birds」と「Invitations」を挟んで、アンコールは「Plastic Love」「接吻」「SOMEDAY」。

山下達郎のSOMEDAYは、最近気になるボーカリストtonunをゲストに迎えての豪華バージョンでした。

 


Tokimeki Recordsは僕の世代には「どハマリ」のバンドだと思うんですが(80年代・90年代のポップスを取り上げつつ、根っこのところにフュージョンがある)、オリジナルアルバムを出して、さらに自分の世界観を広げようとしているところでしょうか。

もっとファンの裾野が広がるといいな〜。

そして是非大阪でもライブを。

生ライブがすごく良いんじゃないかと思うんですよ。このバンド。

 


#tokimekirecords

#透明なガール

古典だけど古典っぽくない:春風亭一之輔独演会 秋の大阪 、一之輔

2022年11月20日 大阪TTホール

 


妻と一緒に昼の部に。

コロナ禍の初期、一之輔さんが連日オンライン配信してくれたのを夫婦で楽しませてもらって以来のファンです。

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夜の部もあるのですが、演題は変えるらしいのでネタバレにはならんでしょう。

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読売テレビが招聘したイベントのようで、前座の一席ではなくて、アナウンサー(森たけしさん)とのトークがオープンニングと休憩後に入るスタイルでした。

これはこれでナカナカ面白かったですよ。

 


一之輔さんの落語は「古典」で、基本的な進行もそのままなんですが、演じると「古典」っぽくなくなるところが興味深いですね。

「加賀の千代」も「妾馬」も、主要人物のキャラクターを作り上げてるところがあって、それが「現代」に通じる<場>を醸し出してる印象があります。

「面白すぎる」ところが本格派を好む人には合わないかもしれないな〜と心配になるくらいw。

まあ、僕が心配するような話じゃないけど。

 


また機会があったら行きたいなぁ。

そのうち志の輔・鶴瓶みたいにチケット争奪戦になっちゃう気もするし。

それはそれで嬉しんだけどさ。

 


#春風亭一之輔