鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

自分が「正しい」と思うことが、他の人にとって「正しい」とは限らない:読書録「時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた」

・時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた 著者:和田静香、取材協力:小川淳也 出版:左右社 …で、この本の方。 面白かったんですけどね〜。 でも何となくモヤモヤも…。 もやもやポイントは以下です。 ①小川淳也氏の政策につ…

いい人なんやし、能力も高いんやけどなぁ:映画評「なぜ君は総理大臣になれないのか」

評判になってる小川淳也さん対談本「時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか?」を読んでて、チョット違和感も感じたので(その点はいずれ本の感想でコメントします)、先んじて評判になったこの映画をNetflixで視聴。 一気に見ちゃいました。 小川さ…

どのフィクションを生きていくのが人類にとって幸せなのかね:読書録「Humankind 希望の歴史」

・Humankind 希望の歴史 人類が善き未来をつくるための18章<上・下> 著者:ルドガー・ブレグマン 訳:野中香方子 出版:文藝春秋 最近、チョット評判になってる作品。 1週間くらいかけて読みました。 難しいわけでも、面白くないわけでもないんですけど、…

なんで死んだんやろうね:映画評「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」

分からんし、分かろうとももう思わんし、分かるもんでもないやろうな。 真面目な人やったんやろうね。 このドキュメンタリー見て、つくづく思いますわ。 しかし、難しいこと言ってますな、お互い。 前提となる知識量もかなり違うので、理解が追いつかない。 …

「その先」の話ですな:読書録「DX進化論」

・DX進化論 つながりがリプートされた世界の先 著者:尾原和啓、宮田裕章、山口周 出版:MdN 対談される皆さんの問題意識が「先」に行き過ぎてて、若干ついていけない気持ちにも…w。 僕自身の課題認識は、まだ業務や行政システムのデジタル化・効率化…くらい…

「アベンジャーズ」よりは「アンブレラ・アカデミー」かなw、個人的には:読書録「推理大戦」

・推理大戦 著者:似鳥鶏 出版:講談 「似鳥鶏」は子供たちのお気に入りの作家です。 彼らが好きなのは学校を舞台にしたシリーズ(市立高校シリーズ)。 僕も「手慣れた感じはあるなぁ」と好意的に思ってましたが、そこまではハマってない。 でも本書につい…

踊っとる場合かい!:映画評「マスカレード・ナイト」

シリーズ第2作。 テレビドラマから映画化…ってのじゃないんで、登場人物たちは基本的に演技巧者の役者さん達が演じています。 その「顔芸」を楽しむ映画とでも申しましょうか…w。 グランドホテル形式の物語なので、小さなミステリーが重ねられつつ、全体の物…

ブーンブーンレモン?:映画評「KATE」

國村隼、浅野忠信、MIYAVIらが出演したNetflixオリジナルのアクション映画。 まあ、ぶっちゃけB級アクション映画なんですが、堂々とそこを貫いてるところが好感持てる作品w。 こういうの、僕は好きやね。 「日本」表現については、まあ微妙ながらもイイトコ…

本格派を期待したんですが…。面白かったですけどw!:読書録「木曜殺人クラブ」

・木曜殺人クラブ 著者:リチャード・オスマン 訳:羽田詩津子 出版:ハヤカワミステリ この題名で連想するのは、もちろんクリスティの「火曜クラブ」。 集まった面々が語る「謎」を解くのは、いつも耳を傾けているおばさん(ミス・マープル)。 アシモフの…

ハードボイルドかなぁw?面白かったけど:読書録「台北プライベートアイ」

・台北プライベートアイ 著者:紀蔚然 訳:舩山むつみ 出版:文藝春秋 ミステリー好きの母が読むかなと思って、リアル書店にて購入。 幼少の頃、母は台湾で過ごしてましたので。 しかし、80過ぎのは母が面白がれるかどうかは「?」かなぁ。 だいたい字が小さ…

半端ない緊張感がある:「9/11:その時、司令本部で何が起きていたのか」

「9/11」当日、アメリカ政権中枢部の人々がどういう状況にあり、何を考えていたのかを追うApple TVのオリジナル・ドキュメンタリー。 ブッシュ、チェイニー、ライス、パウエルといった政権トップの面々に加え、スタッフたち、メディアの人間等がインタビュー…

父は彼女にそれを求めてたのだろうか:映画評「スイートガール」

製薬会社の卑劣なビジネス戦略で治療薬を投与できず、妻を失った男。 残された娘を連れて、復讐の旅が始まる。 …ってな感じのジェイソン・モモア(アクアマン)主演、Netflixオリジナル映画。 巨大製薬会社の「金儲け主義」とか、チョット社会派的なテーマも…

「加賀恭一郎」路線に変更?:読書録「透明な螺旋」

・透明な螺旋 著者:東野圭吾 出版:文藝春秋 <ガリレオの真実> <ガリレオの愛と哀しみ> <愛する人を守ることは罪なのか。 シリーズ最大の秘密が明かされる。> …と帯で煽りまくるw「ガリレオ」シリーズ第10弾。 電子書籍にネガティブな東野さんのスタ…

こんなに「ウェ〜イ」なの?最近のアメリカの高校生って…:映画評「He’s All That」

「自由研究には向かない殺人」を読んで、最近の欧米の高校生の生活ってのにチョット興味を覚えて、ちょうどNetflixオリジナルで配信されてたのを見かけて視聴。(「自由研究〜」はイギリスの小説で、こっちはアメリア映画だけど) 「She’s All That」って99…

オモロかった:読書録「自由研究には向かない殺人」

・自由研究には向かない殺人 著者;ホリー・ジャクソン 訳:服部京子 出版:創元推理文庫 Amazonのオススメかなんかに出てきて、衝動買い。 届いたのを見て、 「いやぁ、こんなに分厚いんや…(500ページ超)」 とビビりましたが、読み始めたら一気でした。 …