鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

いやぁ、数年前には犬のインスタをフォローするなんて、思ってもいなかったんですけどねぇ。:読書録「妻が余命宣告されたとき、僕は保護犬を飼うことにした」

・妻が余命宣告されたとき、僕は保護犬を飼うことにした 著者:小林孝延 出版:風鳴舎 雑誌「天然生活」の元・編集長「こばへん」さんのエッセイ。 雅姫さんのインスタをフォローしている妻が、そのラインで知って購入していました。 実は僕の方も、「犬」絡…

こういうの、好きです:映画評「ドミノ」

邦題「ドミノ」。 原題「HYPNOTIC」(催眠的) …う〜ん、どっちがどうとは言えないかなぁ、 原題はやや「ネタバレ」気味ですが、そこは別にいいってことだろうし。 刑事のダニーの娘は数年前に誘拐され、以来行方不明になっている。 そのためダニーは心に深…

まあ、時代遅れになってるのは確かだけど、なんとか醜態は晒さないように細かく修正はしていきたい:映画評「オールド・ダッド」

「アウト・ロー」をNetflixで観た時に、一緒のおすすめに出てきてた映画がこれ。 新作のようです。 スタンドアップ・コメディアンのビル・バーが主演・初監督の作品。 …いや、「ビル・バー」さん、あんまりよく知りませんがw。 ジャックは51歳。 遅くに子供…

今はこの手のコメディ映画受難の時代ではあるかな?:映画評「アウト・ロー〜ギリ義理ファミリー」

主演のアダム・ディヴァインがこんな発言をしています。 「マーベルがコメディ映画をダメにした」と俳優のアダム・ディヴァインがコメディ映画の減少を嘆く https://jp.ign.com/guardians-of-the-galaxy-vol-3/69655/news/ まあ、言いたくなるのは分からなく…

恋愛映画?…ウェルメイドな小品です。:映画評「カレとカノジョの確率」

妻から教えてもらったNetflixオリジナル映画。 原題は「Love at First Sight」。 原作小説の題名は「The Statistical Probabllity of Love at First Sight」。 <一目惚れの統計的確率>…かな? 「一目惚れ」なんで、恋愛映画ではあるんだけど、そんなにラブ…

偉大なる男の陰に、虐げられた女の…と言う話じゃなかったw:映画評「AALTO」

妻に誘われて観に行きました。 フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトと最初の妻アイノ、後妻エリッサのドキュメンタリー。 「アアルト」っていうと、僕はガラス細工や椅子なんかの家具のイメージだったんですが、建築家だったんですね。不勉強、不勉強。 …

かなり凝った設定・物語です:読書録「法廷遊戯」

・法廷遊戯 著者:五十嵐律人 ナレーター:高野憲太朗 出版:講談社文庫(audible版) 「メフィスト賞」受賞作品で、今度映画化もされるようです。 audibleで見かけて、DL。 主人公(久我清義)が通うロースクールでは、「無辜ゲーム」という模擬裁判が遊び…

「まるでバーに入ったような小説」。うん、そういうの好きです。:読書録「世界はひとりの、一度きりの人生の集まりにすぎない。」

・世界はひとりの、一度きりの人生の集まりにすぎない。 著者:林伸次 出版:幻冬舎(Kindle版) 毎日のnoteで楽しませていただいているbar bossaの林さんの新作。 ファンタジー系の作品を集めた短編集です。 ちょっと積読があったり、audibleの積聴もあった…

ようやく一大名の調査を終えましたが…:読書録「下達」

・下達 隠密鑑定秘禄<三> 著者:上田秀人 出版:徳間時代小説文庫 母が好きな上田秀人の新刊。 帰省に合わせて読んで、実家に置いて帰ります。 松平定信の専横を防ぐために、自分が信頼できる腹心の大名を選ぼうと考える将軍・家斉。 その家斉の命を受けた…

読み始めると、最後まで行っちゃいます:読書録「あなたが誰かを殺した」

・あなたが誰かを殺した 著者:東野圭吾 出版:講談社 「加賀恭一郎」シリーズ最新作。 「あれ?<祈りの幕が下りる時>で加賀恭一郎シリーズって終わったんじゃなかったっけ?」 だったんですが、そうでもなかったようですw。 まあ「加賀恭一郎」の<過去>…

ディーヴァー版「ジャック・リーチャー」みたいになっていくのかな?:読書録「ハンティング・タイム」

・ハンティング・タイム 著者:ジェフリー・ディーヴァー 訳:池田真紀子 出版:文藝春秋(Kindle版) 「コルター・ショウ」シリーズ第4作。 3作目までは「3部作」的なつながりがあって、父親の死の裏側にある巨大な陰謀を暴く…って流れだったんですが、そこ…

え〜っと…「正義の味方」…ですよね?マッコールさん:映画評「イコライザー THE FINAL」

邦題は「THE FINAL」。 原題の方は「3」だそうです。 じゃあ、続編も…ですが、監督によるとやはりFINALとのこと。 まあ、妥当かな。 シチリアのマフィアを壊滅させたマッコールは負傷してしまい、アマルフィ海岸の小さな町で倒れてしまう。 重傷だった彼を街…

ヌルいっちゃあ、ヌルいけど、持ち味でしょうね、コレは。:読書録「ワニの町へ来たスパイ」

・ワニの町へ来たスパイ 著者:ジャナ・デリオン 訳:島村浩子 出版:創元推理文庫(Kindle版) 今週に入ったら、急に気温が下がって、朝晩は寒いくらいに。 ちょっと前は冷房が欠かせなかったのに… …ということで、熱や咳は出ないんだけど、週の頭から鼻風…

ロアルド・ダールの語り口が、ウェス・アンダーソンの演出と無茶苦茶マッチしてる:映画評「ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語」

僕はウェス・アンダーソン監督の良い観客ではないんですが(ファンタジックなタッチがちょっと苦手)、ロアルド・ダール原作のこの短編映画(39分)には感心させられました。 演劇的+紙芝居的(w)なウェス・アンダーソンの演出や淡いタッチが、ロアルド・…