鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

嘘は嘘を読呼ぶので、ろくなことにはならないと言うお話:ドラマ評「あなたは誰?エリン・カーター」

「ナイト・エージェント」が面白かったので、他のNetflixのオリジナルドラマを続けてみることにしました。
本作は少し前にちょっと評判になった連続ドラマです。(全7 話)

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代用教員のエリン・カーターが娘と一緒にスーパーマーケットに行った時、強盗がスーパーに入るのに鉢合わせてしまう。
娘を守るために強盗を一瞬で撃退するエリン・カーター。
彼女は本当に「平凡な主婦」なのか?
隣人の刑事や犯罪組織を巻き込みながら、やがて彼女は自分自身の過去と向き合うことになる。

 

予告編なんかを見た時は、
「なめてた相手が殺人マシンだった」
と言う「なめて〜た〜」パターンのドラマの女性版…と思ってたんですが、まぁ、そういう側面は確かにあるんですけれども、終盤にかけて思わぬ方向に話は展開していきます。

 

そういう意味で言うと、本当に面白くなるのは4話以降かなぁ。
学校の事務員や、隣人の金持ちの妻とか、問題児家族との関わりとか、日常ドラマ風の話に、な〜めて〜た〜パターンが挟み込まれる前半も興味深くあるんですが、ちょっとぬるいんですよね。
正直言うと、ここら辺はうまく処理しきれていないところがあると思います。

 

それに比べると、エリンの<過去>が追いかけてくる終盤の展開はかなりタイトで引き込まれます。
ズタボロになりながらも前進するエリンの姿にはグッと来ました。
「お前は誰なんだ?」
って言う問いかけは、なめて〜た〜パターンでも定番ですが、本作では後半になってもう1歩踏み込んだ問いかけにコレが変わります。
ここが見事なんですよね。

 

 

続編、あるかな?
一応ありそうなラストにはなってますが、あれはまぁお約束みたいなもので、これで締めても特には問題はないかもしれません。
これ以上エモーショナルな展開っていうのはちょっとないでしょうしね。

ツッコミどころは結構あるし、「ナイト・エージェント」に比べると、シャープさに欠ける印象はあります。
僕は結構気に入りましたけどね。
好き嫌いはある…って感じかな。

 

#ドラマ感想文

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