邦題「ドミノ」。
原題「HYPNOTIC」(催眠的)
…う〜ん、どっちがどうとは言えないかなぁ、
原題はやや「ネタバレ」気味ですが、そこは別にいいってことだろうし。
刑事のダニーの娘は数年前に誘拐され、以来行方不明になっている。
そのためダニーは心に深い傷を負っている。
ある日、ダニーは銀行強盗に関する密告電話を受け、銀行を張り込みする。
そこでダニーは周りの人間の心を操ることができる男の存在を知る。
そして男が狙っていた貸金庫にはダニーの娘の写真が…。
常識を超えた能力と恐るべき陰謀を知ったダニーの「現実」は大きく歪み始める…
なんだかフィリップ・K・ディック的展開。
あ、「インセプション」にも似てるかな。
ただ「現実」の向こう側の表現については「インセプション」よりも安っぽい感じがあって(これは予算の関係じゃなくて、「狙い」)、ちょっと面白い。
終盤になって「現実」がどんどんひっくり返っていく展開には「お〜」って感じもあるし、カタルシスもある。(このスッキリ感はディックにはないかなw)
僕はこう言うの好きですね。
ラストの「捻り」も好みです。
一番驚くのはこの内容を90分強に収めてることかもしれません。
これはもう完全に脚本の勝利。
突っ込もうと思えば突っ込めますが、そんな野暮はせずに乗っかっちゃうのが正解と思います。
ラストのオチ的には「続編」もあり?
いや、それはやめた方がいいでしょう。
ロバート・ロドリゲス、ちょっと続編の打率は今ひとつな感じもあるしw。
タイトにしまった本作で留めておくのが正解だと思いますよ。
ま、もしあったら観るとは思いますが。
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