鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

こういうの、好きです:映画評「ドミノ」

邦題「ドミノ」。

原題「HYPNOTIC」(催眠的)

…う〜ん、どっちがどうとは言えないかなぁ、

原題はやや「ネタバレ」気味ですが、そこは別にいいってことだろうし。

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刑事のダニーの娘は数年前に誘拐され、以来行方不明になっている。

そのためダニーは心に深い傷を負っている。

ある日、ダニーは銀行強盗に関する密告電話を受け、銀行を張り込みする。

そこでダニーは周りの人間の心を操ることができる男の存在を知る。

そして男が狙っていた貸金庫にはダニーの娘の写真が…。

常識を超えた能力と恐るべき陰謀を知ったダニーの「現実」は大きく歪み始める…

 


なんだかフィリップ・K・ディック的展開。

あ、「インセプション」にも似てるかな。

ただ「現実」の向こう側の表現については「インセプション」よりも安っぽい感じがあって(これは予算の関係じゃなくて、「狙い」)、ちょっと面白い。

終盤になって「現実」がどんどんひっくり返っていく展開には「お〜」って感じもあるし、カタルシスもある。(このスッキリ感はディックにはないかなw)

僕はこう言うの好きですね。

ラストの「捻り」も好みです。

 


一番驚くのはこの内容を90分強に収めてることかもしれません。

これはもう完全に脚本の勝利。

突っ込もうと思えば突っ込めますが、そんな野暮はせずに乗っかっちゃうのが正解と思います。

 


ラストのオチ的には「続編」もあり?

いや、それはやめた方がいいでしょう。

ロバート・ロドリゲス、ちょっと続編の打率は今ひとつな感じもあるしw。

タイトにしまった本作で留めておくのが正解だと思いますよ。

ま、もしあったら観るとは思いますが。

 


#映画感想文

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#ロバートロドリゲス