鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

デンゼル・ワシントンが無茶苦茶イイ!:映画評「グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声」

続編なんか作る必要本当にあるのかなあ
っていうのが正直なところだったんですけどね。
見終わったら充実感満載でした。
いやぁ面白かったなぁ。

f:id:aso4045:20241124081550j:image


古代ローマを舞台に、 皇帝の後継者争いの陰謀に巻き込まれ、 剣闘士 (グラディエーター)
として苛烈な戦いに身を投じる男の姿を描いたスペクタクルアクション「グラディエータ-」。巨匠リドリー・スコットが監督を手がけ、アカデミー賞で作品賞や主演男優賞など5部門を受賞した同作の24年ぶりとなる続編。

 

将軍アカシウス率いるローマ帝国軍の侵攻により、 愛する妻を殺された男ルシアス。 すべてを失い、 アカシウスへの復讐を胸に誓う彼は、マクリヌスという謎の男と出会う。 ルシアスの心のなかで燃え盛る怒りに目をつけたマクリヌスの導きによって、 ルシアスはローマへと赴き、マクリヌスが所有する剣闘士となり、 力のみが物を言うコロセウムで待ち受ける戦いへと踏み出していく。

 

今作の主人公となるルシアスは、 ラッセル・クロウが演じた前作の主人公マキシマスの息子という設定。 そのルシアス役を、「aftersun アフターサン」でアカデミー賞にノミネートされたポール・メスカルが演じた。 そのほかデンゼル・ワシントン、ペドロ・パスカル、前作から続投のコニー・ニールセンらが共演。 リドリー・スコットが前作に続いて監督を務め、脚本は「ナポレオン」 「ゲティ家の身代金」のデビッド・スカルパが担当。
(映画.comより)


ストーリー自体はまぁなんて言う事はないというか、え?これでいいの」って感じもあるくらいなんですけどね。
前作では全然なかったはずの、「ルシアスが前作の主人公のマキシマスの息子」って設定を押し込んで、皇帝と英雄の血を引く子供と言うことから、物語を貴種流離譚にしちゃっています。
前作からの流れから言うと、皇帝制の限界に気づいたマルクス・アウレリウスが共和制への復帰を目論んでいたって言うのがベースにあるはずなんですけど、なんかそれと相反するような流れになっています。
母親との関係もねぇ…。
何か結局のところ、この母親が計画そのものをぐしゃぐしゃにしちゃってる感じないですか?これ。


… てな感じで物語については「なんだかなぁ」なんですけど、映像は素晴らしいです。
コロッセウムで、海戦をするなんていうのは、
史実にそんなことがあったのかどうか知りませんけど、笑っちゃう位迫力がありました。
冒頭の戦闘シーンなんかもむちゃくちゃ迫力ありますからね。
そういうのを楽しむだけでも、一見の価値はあると思います。


そしてデンゼル・ワシントンが演じるマクリヌス。
これが最高です。
どっかの記事でデンゼル・ワシントンは最近はアルコールを止めて、トレーニングもしているって言ってましたが、顔のラインもすっきりしたワシントンが深みのあるこのキャラクターをタップリ演じてくれています。


正直出演していると言うことを知った時は
「まぁちょろっと出て、主人公に何かアドバイスか影響を与えて殺されるくらいの役なのかなぁ」
くらいに思ってたんですけど、なんのなんの。
ぶっちゃけインパクトでは主人公です。
前半の魅力的なんだけれども、何か含みのあるキャラクターから、後半になったら、もうその一挙一動から目が離せない位の展開になっていきます。
いやー、楽しそうですよ。デンゼル・ワシントン。
役者なら、こういう役やってみたいでしょうね
テレビドラマシリーズか何かでこの人物の幼少期からここに至るまでのドラマを作って欲しい位ですw。


と言うわけで、戦闘シーンとデンゼル・ワシントンを見るために行く価値のある映画です。
映像の迫力は本当に凄いので、映画館がオススメなのは間違いなし。
前作を見といたほうが良いかどうかについては、まぁ見ておいた方が良いのは確かなんですけど、ぶっちゃけウィキペディアでチェックしておいた位でもいいかもしれませんw。
前作にはデンゼル・ワシントン出てないし。


#映画感想文
#グラディエーター2
#デンゼルワシントン