鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

思ってたより、観てないな:読書録「新しい出会いなんて期待できないんだから、誰かの恋観てリハビリするしかない」

・新しい出会いなんて期待できないんだから、誰かの恋観てリハビリするしかない

著者:ジェーン・スー、高橋芳朗

出版:ポプラ社

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15/34。

取り上げられてる作品34作品中、15作品しか観てなかったです。

ミーハーを自認してるんで、ラブコメは結構見てるつもりだったんですが、半分も見てないとは。

ちょっと意外でした。

 


まあ、割と新しめの作品が多いってのはありますかね。

連載がスタートしたのが2017年10月。

「プリティ・ウーマン」とか、「恋人たちの予感」とか、「王道」作品も取り上げられてますが、時代背景もあって、比較的価値観のアップデートされた近作が多めに取り上げられてる印象。(2000年代以降。メインは10年代かな)

そこらへんになるとラブコメも「大ヒット」は少なくなるんで、ミーハーセンサーにも引っ掛かってなかった…ってとこでしょうか。

 


<ジェーン・スーと高橋芳朗が独断と偏見で決めた!

ラブコメ映画 4つの条件


1  気恥ずかしいまでのまっすぐなメッセージがある

2  それをコミカルかつロマンティックに伝える術を持つ

3  適度なご都合主義に沿って物語が進む

4  「明日もがんばろう」と思える前向きな気持ちになる>

 


この視点から、

この条件をどこまで満たしているか、この条件の中で時代を反映したメッセージをどう盛り込んでいるか、条件を踏まえながらどうチャレンジしていくのか、アップデートした価値観を条件の中でどう提示していくのか

…等々がアレコレ語られています。

 


まあ、どうしてもメインの価値観は「フェミニズム」との距離感で論じられるところがあるかな?

「プリティ・ウーマン」はケチョンケチョンw。

まあ、これは当時でさえ言われてたことではありますが。(脚本を読んだリチャード・ギアが適切に評価してたのはさすが)

意外だったのはスーさんが「ブリジット・ジョーンズ」に全面降伏wしてることかな?

ブリジットの価値観って、ちょっとどうかと個人的には思ってるんですけど。

 


色々紹介されてる作品を見て、

「う〜ん、観てみたいな」

と思ったのが何本か(何本もw)。

その中には「プラダを着た悪魔」のように、「なんで観てないねん」ってのもあるんですけどねw。

 


というわけで、やっぱり「時間をどう作るか」って問題に戻ってくるわけです。

やれやれ。

 


#映画感想文

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#愛と教養のラブコメ映画講座

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