鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

「な〜めて〜た〜」かと思ってたら、結構な「地獄めぐり」:映画評「キャッシュトラック」

「ジェントルメン」が面白かったんで、同じようにスタイリッシュで捻りの効いたクライムコメディを期待して、視聴。

…全然違ってたw。

ガイ・リッチー。

結構、振れ幅あるんですよね。

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現金輸送車の警備会社に中途採用された「H」。

入社試験はギリギリの合格判定だったが、現金強盗に襲われた時、圧倒的な制圧力を見せつける。

一体、彼は何者なのか…

 


ってな感じの話で、ガイ・リッチー版「な〜めて〜た〜」(舐めてた相手が殺人マシーンだった)系の作品かと思ってたら、(そういう設定ではあるけど)トーンは全然違ってて。

まあ、「ジェイソン・ステイサム」ですからね。出てきた時から「強そう」ってのはありますw。

 


一貫して作品に流れる低音の効いたサウンドトラックが作品全体に不穏な雰囲気をもたらしていて、主人公の過去が明らかになるにつれて、作品は「地獄巡り」風の復讐譚になっていきます。

そう思ってみると、これはこれで締まった良い作品。

「ジェントルメン」風のクライムコメディか、「な〜めて〜た〜」系アクションを勝手に期待してたコッチに問題ありではあります。

不穏な展開ながらもラストがエンタメとしてスッキリ収めてるあたり、後味はさほど悪くはなかったです。

僕は嫌いじゃないですよ。

 

(そういう意味では原題「Wrash of Man」の方がテーマを的確に表しています。

「男の怒り」。

ジェイソン・ステイサムの「激怒」が如何に恐ろしいか…って話なんです)

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しかし、こんなに現金輸送車って襲われるものなん?

一番の問題はそこじゃないかとも…w。

 

 

 

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