鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

絢爛なアクションに圧倒される…なんだけど、話が分かりにくいw:映画評「劇場版モノノ怪 唐傘」

Netflixのランキングで1位になってたので、何の気なしに見始めました。1時間30分。なかなか特徴のある絵柄のアニメで、動きもかなりあります。面白がりながら、あっという間に見終わりました。 <概要>『劇場版モノノ怪 唐傘』は、男子禁制の大奥を舞台に、…

むちゃくちゃ緊迫感があるけど、背景やその後の流れなんかも分かんないと、ちょっとピンとこないところがある:映画評「ソウルの春」

ユン大統領の非常戒厳発令/撤回の一連の事件をフォローしてて、この映画に言及しているケースがちらほらあったので、レンタルして視聴(U-NEXT)。140分位の映画ですけど、がっつりとクーデターの様子を描いていて、そういう意味では緊迫感の途切れない映画で…

すごく理知的でそれが読ませるんだけど、それが興を削ぐとこもあるかも:読書録「本心」

・本心著者:平野啓一郎 ナレーター:井上悟出版:文春文庫(audible版) Audibleにアップされているのを聴いてみる気になったのは、もちろん映画化されたっていうのも大きいんだけど、最近AIに関していろいろ情報を集めたりしてるっていうのも影響しています…

コメディー版「ブレイキング・バッド」?ブレイキングバッドは見てないんだけど。:ドラマ評「マインドフルに殺して」

Netflixの新作を眺めていて見つけたドラマ。1話30分位で全8話。ジムでウォーキングをしてる時に見るのに、ちょうどいいかなぁと思いまして。 <概要>『マインドフルに殺して』は、ドイツの作家カルステン・デュッセの同名小説を原作とした2024年のドイツ製…

誠実で、フラットなインタビュアーぶりに驚きました:読書録「幸福への道」

・幸福への道著者:岡村靖幸出版:文藝春秋 岡村靖幸さんが「結婚への道」と言う題名で対談をしているのは少し前から知っていました。熱烈なファンということではないけれども、岡村ちゃんの事は結構好きだったので「読もうかなぁ」とは思うことあったものの…

ディストピアでもユートピアでもなく…:読書録「AIとSF」

・AIとSF編者:日本SF作家クラブ出版:ハヤカワSF文庫(Kindle版) もともとは安野貴博さんの短編が収められていると言うことで気になってた1冊ではあるんですよね。まぁでも1つの作品を読むだけのために買うのもどうかなぁとも思って躊躇たんですが、最近こ…

エアポート・パニック映画かと思ってたら、ちょっと違ってました:映画評「非常宣言」

少し前に評判になった韓国映画。「エアポート・パニック映画、久しぶりだなぁ」U-NEXTのラインナップの中に新作で入っていたので見てみました。まぁ確かにパニック映画ではあるんですけど、思ってたのとはちょっと違うかな?そこが面白かったとも言えるけど。…

推理小説と言うより、「ヲタク探訪」みたいな話w:読書録「神奈川県警「ヲタク」担当 細川春奈」

・神奈川県警「ヲタク」担当 細川春菜著者:鳴神響一出版:幻冬舎文庫(Kindle版) Kindleのライブラリーを見てたら、なぜか購入してあったんですよね。う〜ん、記憶がない…。まぁでもせっかくなんで読んでみることにしました。すらすら読めて結構面白かった…

ドラマチックな展開も抑えた筆致で。:読書録「ツバキ文具店」

・ツバキ文具店著者:小川糸 ナレーター:多部未華子出版:幻冬舎文庫(audible版) なんかヌルい作品を読んで(聴いて)みたいなと思って、チョイスした作品。小川さんの作品は読んだことないんですけど、「食堂かたつむり」の作者さんってことは知ってて、…

未来の東京の姿が興味深い:アニメ評「TOKYO OVERRIDE」

Netflixオリジナル3DCGアニメ。個人的に3Dアニメってキャラデザインの合う/合わないが結構あるんですが、本作は「合わない」方w。なんで、前半ちょっとダルい感じがありましたが、後半は物語のドライブに引っ張られて、楽しむことができました。まあ、1話30…

AIが身近になって来てリアリティが増してる?:アニメ評「PSYCHO-PASS 第1期」

最近のジム・アニメはコレでした。2012年に放映された作品で、結構評判にもなりました。その後第3期まで作られていますし、映画版も何作かできてますね。何年か前に配信になった頃にいちど見ようと思ったんですが、その時は今一つフィットせず途中でギブアッ…

デンゼル・ワシントンが無茶苦茶イイ!:映画評「グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声」

続編なんか作る必要本当にあるのかなあっていうのが正直なところだったんですけどね。見終わったら充実感満載でした。いやぁ面白かったなぁ。 古代ローマを舞台に、 皇帝の後継者争いの陰謀に巻き込まれ、 剣闘士 (グラディエーター)として苛烈な戦いに身を…

使うべきか否かを迷う時期は過ぎたかな:読書録「生成AIと脳」

・生成AIと脳 この二つのコラボで人生が変わる著者:池谷裕二出版:扶桑社新書(Kindle版) 「海馬」をはじめ脳に関する著作を書かれている池谷裕二さんが「生成AI」について書かれた作品。あまりにも日替わりで生成AIに関する情報はアップデートされてるので…

エッセイぽく、気楽に聴くのに向いてるかな。:読書録「自分とか、ないから。」

・自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学著者:しんめいP ナレーター:大谷幸司出版:サンクチュアリ出版(audible版) noteで「東洋哲学本50冊よんだら「本当の自分」とかどうでもよくなった話」って記事を書かれた著者の作品。note記事が出版のきっ…

ゴジラ、コング、モスラに対抗するには…:映画評「ゴジラxコング 新たなる帝国」

モンスターヴァース・シリーズ第5作目。このシリーズは、基本的に怪獣同士のどつき合い映画だと思っているので、映画館の大スクリーンで見るのが最適なんですけど、これまたタイミングをなんとなく失してレンタル視聴となってしまいました。Xrealで視聴して…

率じゃなくて、数で考えるっていうことですかね?:読書録「縮んで勝つ」

・縮んで勝つ 人口減少日本の活路著者:河合雅司 ナレーター:デジタルボイス出版:小学館新書(audible版) 「未来の年表」シリーズの河合雅司さんが、人口減少と地方創生について論じた新書。河合さんご自身の作品も含めて、少子高齢化をテーマにした本は何…

スタントアクションが堪能出来ます:映画評「フォールガイ」

ライアン・ゴズリング、エミリー・プラントのアクション・コメディ。どう考えても劇場で見るのがふさわしい映画で、見たいと思ってたんですけど、なんだかタイミングが合わずに見逃してしまっていました。レンタルが始まったタイミングで、iPadで視聴。結果…

もっとガリガリにエンジニアよりの人かと思ってたんですけど、そうでもないようですね:読書録「イーロン・マスクを超える男 サム・アルトマン」

・イーロン・マスクを超える男 サム・アルトマンなぜ、わずか7年で奇跡の対話型AIを開発できたのか著者:小林雅一出版:朝日新聞出版(Kindle版) この本が出版されたのは今年の7月気になってはいたんですけど、あまりにも生生AIを巡る環境は日替わりで変わっ…

世代としては1つ下なんだけど「そうだったよなぁ」と言う気分になります:読書録「ないものとされた世代のわたしたち」

・ないものとされた世代のわたしたち著者:熊代亨出版:イースト・プレス(Kindle版) 精神科医にしてブロガーのシロクマさんの新作。シロクマさんのブログは機会があれば読ませてもらってますし(結構レコメンドされてます)、著作もいくつか読ませていただいて…

過去の政治改革の流れを整理し直すのに役に立ちます。:読書録「自民党はなぜここまで壊れたのか」

・なぜ自民党はここまで壊れたのか著者:倉山満出版:PHP新書(audible版) 衆院選が終了し、与党過半数割れから、国民民主党を中心とした政策協議主体の国会運営への兆し…があるタイミングで、本書をaudibleで見かけてDL。「歴史検証 なぜ日本の野党はダメな…

ドラマチックな展開がそれほどあるわけじゃないけど、先が読みたくなります。:読書録「婚活マエストロ」

・婚活マエストロ著者:宮島未奈出版:文藝春秋 作品の舞台は静岡県浜松市え?宮島さんて「ふるさと小説家」じゃなかったの?…現在は大津に住んでらっしゃるようですけど、もともと出身は静岡のようです。やっぱり「ふるさと小説家」?w 40歳のこたつ記事ラ…

ちょっとだけパターンが変わります。まぁ最後はマブリーが一発なんですけど。:映画評「犯罪都市 NO WAY OUT」

犯罪都市シリーズ第3作前作から7年…このシリーズちゃんと話が年代別に展開してるんですよね。今後そこら辺が何かシリーズとして活きてくるのかしら?まぁ、マブリーはずっとマブリーなんですけど。 ベトナムでの凶悪犯一斉検挙から7年後。 マフィアも恐れる“…

過去からの声が彼を後押しする:ドラマ評「リンカーン弁護士シーズン3」

マヌエル・ガルシア=ルルフォ演じる「リンカーン弁護士」シリーズも3シリーズ目。映画版のマシュー・マコノヒーが大好きだったんですが、このNetflix版も良いんですよね〜。レギュラーメンバーのアンサンブルに馴染んできてるってのもあるでしょうが、シー…

未来描写が楽しい(よ〜分からんトコも多いけどw):読書録「マン・カインド」

・マン・カインド著者:藤井太洋出版:早川書房(Kindle版) 藤井太洋さんのSFは、近未来社会の描写が絶妙で好きなんですが、何となくここのところはご無沙汰でした。ネットで本書を絶賛する評を目にして、久しぶりに読んでみました。いやぁ、面白かったす。…

面白いけど、一気に読むのはシンドイかな:読書録「エイレングラフ弁護士の事件簿」

・エイレングラフ弁護士の事件簿著者:ローレンス・ブロック 訳:田村義進出版:文春文庫(Kindle版) 「マット・スカダー」シリーズのローレンス・ブロックの短編集。一時期、ブロックの作品は新作が翻訳されるとすぐに読んでたんですけどね〜。最近は気が向…

言ってる事はものすごくよくわかるし、大賛成なんですけど、どうやるかと考えるとなかなか悩ましいところも…:読書録「ホワイトカラーの生産性はなぜ低いのか」

・ホワイトカラーの生産性はなぜ低いのか 日本型BPR 2.0著者:村田聡一郎 ナレーター:小桧山崇出版:プレジデント社(audible版) ちょっと生産性について議論を必要性があって、資料を漁っているうちに、Audibleの中に本書があるのを見つけて聞いてみました…

かなり基本だから、子供向けなのは確かだけど、大人も結構引っかかってる:読書録「データリテラシー入門」

・データリテラシー入門 日本の課題を読み解くスキル、著者:友原章典出版:岩波ジュニア新書 なんでこの本を購入したのかAmazonから送られてきたとき、よくわかりませんでした。ネットか何かで評判を見て勢いでポチっとしたって感じですかねありがちな話。…

どういう小説を書いているのか、そこら辺の描写があったら、もっとハマれたかも:映画評「ロンリー・プラネット」

ジムでランニングマシンを走るときに、Netflixを覗いてみたら新作として上がっていたので、何の気なしに見始めました。まぁ、手堅く仕上がったロマンス映画じゃないでしょうか。年上の女性と年下の青年と言う組み合わせですが、最近じゃそれほど珍しくもない…

謎が全て解かれなくても、日々は続く:読書録「図書館のお夜食」

・図書館のお夜食著者:原田ひ香 ナレーター:坂内愛出版:ポプラ社(audible版) 気楽で気分が軽くなるような本が聴きたいなと思っていたので、Audibleの新作リストに上がっていたこの作品をピックアップ。作者の原田ひ香さんは名前だけは聞いていましたが、…

ビームは反則やろ:アニメ評「機動戦士ガンダム復讐のレクイエム」

Netflixの新作をおすすめに上がってきたので、1話をなんとなく見始めたら、最後まで一気に行っちゃいました。(全6話)アニメというかCGですけど、モビルスーツの戦闘はかなり迫力があってよくできています。人間のほうは…まだちょっと違和感があって「不気味…