鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

映画・テレビ

穏やかで、懐かしい気配のする時間が過ぎていく。それがいつまで続くのかは分かりませんが。:ドラマ評「舞妓さんちのまかないさん」

是枝裕和監督が総合演出したNetflixオリジナルドラマ。 ジムでエアロバイクを漕ぎながら1話ずつ見て、全9話をゆっくり見終わりました。 最後の2話は我慢できずに続けて…でしたがw。 何より主人公2人(森七菜、出口夏希)のしぜ〜んな10代が良いんですよね。 …

ここら辺は分かりやすいんだけどなぁ:映画評「呪術廻戦0」

コロナ中の公開で大ヒットしたアニメ映画。 「呪術廻戦」はTVアニメの方もヒットしていますが、こちらはその「前日譚」。 まあ、「話の途中」だった「鬼滅の刃」の映画も大ヒットしてるから、ストーリーの独立性はあんまり関係ないのかもしれませんが。 「呪…

もっと無茶苦茶になるかと思ってましたw:映画評「ジョンイ」

「新感染」シリーズのヨン・サンホ監督のNetflixオリジナル映画。 宇宙進出後、内線状態に陥った近未来。伝説の傭兵を母にもつ女性学者は、母の脳データをベースに戦闘AIを作ろうとするが… というお話。 母と娘の関係 脳データを民間企業に提供することの倫…

ミッシェル・ヨーが持って行きます:ドラマ評「ウィッチャー 血の起源」

Netflixオリジナルドラマ「ウィッチャー」シリーズの外伝。 ゲラルドを主人公とするメインストーリーの1200年前を舞台にしたミニシリーズ(全4話)で、怪物の力を取り入れた戦士「ウィッチャー」の誕生譚であり、エルフ・人間・ドワーフ・怪物等が共生する世…

今の時代にどういう需要があるんだろうと不思議に思ったりもしました:映画評「ウエスト・エンド殺人事件」

サム・ロックウェル、シアーシャ・ローナン、エイドリアン・ブロディ出演のミステリー・コメディ映画。 クリスティ脚本の舞台「ねずみとり」の公演を背景に、リチャード・アッテンボローやクリスティ等の実在の人物も交えつつ、ベテラン刑事ロックウェルと新…

「今」を映し出しているアニメ:アニメ評「チェンソーマン」

一番ハマったジム・アニメは「ぼっち・ざ・ろっく!」でしたがw、客観的に見て、一番出来が良かったのは、やっぱコレでしょうね。 原作も読んでて、 「いや、これ、ホントにアニメにすんの?」 って危惧してたんですが、ホボホボ原作通りにアニメ化していま…

2時間の映画にするには尺が足りないんじゃないかな?:映画評「十二単衣を着た悪魔」

「月と日の后」を読んで、この時代を舞台にした映画でも…と思ってチョイスした作品。 真面目なのを観るのも億劫だったのでw。 京大医学部に現役入学する優秀な弟を持ちながら、自分は59社の就職面接に落ち、恋人にも振られてしまった主人公。 「源氏物語展」…

しっかりバンドの話になってる。(笑えるし):アニメ評「ぼっち・ざ・ろっく!」

年末の「ジム・アニメ」(ジムでエアロバイク漕ぎながら見るアニメ)は「チェンソーマン」を軸に、新作を摘んでたんですが、途中からどっぷりハマったのがコレ。 隠キャで引きこもり気質の女子高生(ただしYouTube配信で人気のソロ・ギタリストw)が同じ女子…

うん。いい映画です。:映画評「CODA  あいのうた」

本国ではApple TVオリジナルだけど、日本じゃなぜかprime VIDEO配信。 いや、別にいいんですけどw。 気にはなってたんですけど、なかなかタイミングなくて、元旦の夜に妻と娘と観ました。 まあ、評判もいいし、賞レースも制しているので、「いい映画なんだろ…

話はよう分からんかったけどw、雰囲気は抜群:ドラマ評「窓際のスパイ シーズン2」

主演のゲイリー・オールドマンはこのシリーズで俳優引退を考えているとか。 こんなショボくれオッサンでモッタイナイ…と思っちゃうんですが、演る方としては結構楽しいのかも。 まあシリーズはまだ続くので、今すぐ引退ってわけでもないし、どこまで本気なの…

話、終わってないやんw:映画評「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」

30日まで出勤なんですが、ちょっと用事もあって29日は有休。 朝一番の回を予約して観てきました。 IMAX 3D。 観るならフルスペックで観たかったので。 「3時間12分」の上映時間のことが話題になりますが、全く退屈しませんでした。 最初の1時間が前作の舞台…

エンタメ・ミステリー映画ですな〜:映画評「ナイブズアウト グラス・オニオン」

ダニエル・クレイグ主演、ライアン・ジョンソン脚本・監督の「ナイブズアウト」シリーズ第2作。 名探偵ベノワ・ブランが大富豪が所有するギリシャの孤島で起きる殺人事件の謎を解きます。 大富豪、豪邸、ギリシャ、孤島 いやぁ、黄金期の本格ミステリそのも…

かつてこれほど<ケヴィン・ベーコン>が連呼された映画があっただろうか?:映画評「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル」

ガモーラを失って失意の底にいるクイルのため、マンティスとドラックスが「クリスマス」をプレゼントしようと… と言うお話。 まあ、ネタバレも何も…って話なんでイイと思うんですが、マンティスとドラックスが「クリスマス・プレゼントに」と考えるのが、地…

あの「緊張感」が…:映画評「THE FIRST  SALM DUNK」

「どうすっかなぁ…」 と公開日まで迷ってて。 公開日にチラッと目に入ったネタバレが「山王戦」。 その晩に翌日のIMAXの予約を入れました。 (息子と観に行きました) 僕は「原作漫画にどっぷりハマった」派。 アニメは観てないんで、声優騒動に関しては「よ…

歌で世界を救うのはアニメのパターンになってますね。:アニメ評「VIVY  フローライト・アイズ・ソング」

ジムでエアロバイク漕ぎながら観るアニメ第3弾(多分w)。 元・後輩同僚からオススメされまして。 AIが人類に反逆し、殲滅し始める100年後から送り込まれたAI。 100年後も博物館に残っている歌姫ロボットに悲劇的な未来を回避するためも計画<シンギュラリテ…

ウェル・メイドなコメディ映画です:映画評「ミセス・ハリス、パリへ行く」

妻の希望で映画館で鑑賞。 公開館が少ないし、シアターも狭めだったというのもあると思いますが、ほぼ満席でした。 年齢層、高めでしたけどねw。 原作はポール・ギャリコ。 なんとなく「このシリーズは読んだことある」枠に入れてたんですが、記憶違いだった…

「やり直す」のじゃなくて、「それからの自分」「今の自分」を認める:映画評「すずめの戸締り」

子供たちとIMAXで観ました。 賛否両論あるのは知っていましたが、 「それはそうだろうな」 と。 僕は肯定派です。 終盤、黒塗りのノートが出てきた時、嗚咽しそうになりました…。 公開間もないですから、「ネタバレ厳禁」ですね。 「子供椅子のアクションが…

僕は嫌いじゃないです。:映画評「決算!忠臣蔵」

あまりヒットはしなかったのかな? でも予想してたより僕は楽しめました。 「大石内蔵助」については色々な見方があります。 ・<仇討>を胸に秘め、着々と計画を進めていった ・<お家再興>を第一に取り組んだが、その目がなくなって<仇討>に切り替えた …

古典だけど古典っぽくない:春風亭一之輔独演会 秋の大阪 、一之輔

2022年11月20日 大阪TTホール 妻と一緒に昼の部に。 コロナ禍の初期、一之輔さんが連日オンライン配信してくれたのを夫婦で楽しませてもらって以来のファンです。 夜の部もあるのですが、演題は変えるらしいのでネタバレにはならんでしょう。 読売テレビが招…

かなり「シャーロック」色が強くなってますw:映画評「エノーラ・ホームズの事件簿2」

ミリー・ボビー・ブラウン主演のホームズ・パスティーシュもの第2弾。 前作で事件を解決したシャーロック・ホームズの妹エノーラが探偵事務所を開設するが…と言うところから物語はスタート。 史実である女性労働者のストライキ運動を絡めつつ、女工の失踪事…

「魔法少女」の向こう側:アニメ評「リコリス・リリス」

個人的ジム・アニメ第2弾w。 この夏放映されてて、ネットで結構評判になってたアニメです。 エアロバイクしながら、快調に最後まで観ちゃいました。 高い作画技術 キャラのレベルの高さ ファッショナブルさ レベルの高い銃アクションの演出 …あたりが「見ど…

サイバーパンクの懐かしさ:アニメ評「サイバーパンク:エッジランナーズ」

最近通うようになったジムでは、有酸素運動用マシンを使ってる間、テレビやSpotify、Netflixなんかに接続できるようになってるんですよね。 50肩がホドホドになって来たので、筋力UP &ダイエットのためにエアロバイクなんかやってるんですが、その間に見てた…

ストリーミングに関して、背景がよく理解できるドラマシリーズ:ドラマ評「ザ・プレイリスト」

Spotifyの成立と普及、その課題をドラマ化したNetflixのミニドラマシリーズ。 スウェーデンの企業ってこともあって、Spotifyのことってよく分からないところあるんだけど、このドラマを見ると基本的なところが理解できます。 でもって、ドラマとしても実に面…

「絵」がとにかく素晴らしいし、「殺陣」も新しい:映画評「散り椿」

監督・撮影が「木村大作」。 主演・殺陣が「岡田准一」。 この2人の才能が画面に溢れるような作品。 …なんですけど、個人的には乗り切れませんでした。 ストーリーが…。 「原作」を読んだときにもそうだったんですよね。 「分かるし、切なさも感じるんだけど…

ジジイどもが「過去の因縁」に襲われる…という話ですが:ドラマ評「ザ・オールド・マン 元CIAの葛藤」

ジェフ・ブリッジズ、ジョン・リスゴー主演という、渋いアクション・ドラマ。 かつてアフガン戦争に関与していたCIA職員二人。 アフガン・ゲリラのリーダーの妻と逃亡したダン・チェイスと、その逃亡を手助けし、今はFBI高官となっているハロルド・ハーパー…

「ジョン・ウィック」、少し「グロリア」、そしてミッシェル・ヨー!:映画評「ガンパウダー・ミルクシェイク」

独特のルールを持った殺人組織に属していた殺人者が、「仕事」の過程で殺しちゃいけない人間を殺してしまい、結果、組織に見捨てられ、復讐の標的とされる …とまあ、どっかで観たような展開。 なにやら不思議な「施設」(本作では図書館)との関わり合いから…

予想と1ミリも違いませんw:映画評「マリー・ミー」

ジェニファー・ロペス主演のロマンティック・コメディ。 世界的ポップスター・キャットは、人気歌手バスティアンとの結婚をコンサート会場で挙げる計画を立てていたが、その直前、バスティアンが自分の付き人と浮気をしていたことが発覚。 ステージに上がっ…

え?ここで終わんの?:ドラマ評「セヴェランス」

9月のAppleイベントの動画の最後に差し込まれてたのが、このドラマの「シーズン2」の予告か、あるいはARグラスの予告か…ってので、ちょっと話題になりました。 僕もイベント動画を見て、ちょっと気になって、第一話を観てみたら、 …これがマジで面白かった!…

ラッセル・クロウが楽しそう:映画評「ソー:ラブ&サンダー」

最初の「神話」路線からコメディ路線に変更した「マイティ・ソー」の最新作。 批評家の評判はイマイチだけど、興行成績はマアマア(出足は好調だったけど、下落率も高かった)…って感じだったのか? まあ、そんな感じの映画でしたw。 ストーリーはかなり「?…

なんかね〜、観終わるのが惜しくてね〜:ドラマ評「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」

評判の良い韓国ドラマ…ってのは知ってたんですよね。 「ど〜しよ〜かな〜」 …と10話くらいまで更新されるタイミングまでは逡巡してたんですが、チョット時間ができた時に1話観てみて… ハマりました。 主人公は自閉症スペクトラムの女性。 驚異的な記憶力でソ…