鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

「やり直す」のじゃなくて、「それからの自分」「今の自分」を認める:映画評「すずめの戸締り」

子供たちとIMAXで観ました。

賛否両論あるのは知っていましたが、

「それはそうだろうな」

と。

僕は肯定派です。

終盤、黒塗りのノートが出てきた時、嗚咽しそうになりました…。

f:id:aso4045:20221124121933j:image

 

 

公開間もないですから、「ネタバレ厳禁」ですね。

「子供椅子のアクションが素晴らしい」

「所詮、イケメンかよ」

「八幡浜から今治経由?」

…くらいはいいかな?

 


パンフレットのインタビューで新海監督が触れていますが、ある意味、本作は「君の名は」と対になっている作品だと思います。

「君の名は」を観たときも、東日本大震災との関係はちょっと引っ掛かったんですが、それは監督にとっても「宿題」になってたのかな。

10年以上経っての、もう一つの「答え」が本作なのかもしれません。

 


「護られなかった者たちへ」は、悲劇の後の、更にやるせない想いを描いていましたが、本作には「希望」がある。

「君の名は」や「天気の子」以上に本作はファンタジー色が強いんだけど、そこにある想いは一番現実に寄り添っているかもしれません。

「アニメならこそ」の立ち位置なのかもなぁ。

 


まあ、新海監督作品の場合、結構前半のストーリーに「?」なところが個人的にはあるんですが、本作についてもそれは同様w。

それを忘れさせる後半の展開…という意味でもまた。

 


「傑作」

とは思わないです。

でも「観る価値歯ある」映画だと思います。

 


#映画感想文

#すずめの戸締り

#新海誠