ミリー・ボビー・ブラウン主演のホームズ・パスティーシュもの第2弾。
前作で事件を解決したシャーロック・ホームズの妹エノーラが探偵事務所を開設するが…と言うところから物語はスタート。
史実である女性労働者のストライキ運動を絡めつつ、女工の失踪事件をエノーラが追いかけます。
前作でもフェミニズム的色彩の強い作品でしたが、本作でもその路線は変更なし。
まあベースにしてる史実が史実ですから。
ただ前作でも登場した侯爵とのロマンスもあって、ファイティングポーズ、ガチガチって感じでもないですけど。
女性解放運動を指導し、家族を捨てた母親
能力を活かし、<個>としての自立を確立しながら、孤独に囚われる兄
彼らからの「反省」を込めたアドバイスが、エノーラの選択に影響を与えている…って感じなのかな?
前作同様、「推理もの」と言うよりは「冒険譚」としての印象が強い展開。
マイクロフトが本作では登場しないので、その分、シャーロックの活躍が全面に強く出ています。
W主演と言ってもいいくらい。
「あの人」の登場(なかなか捻りが効いてます)もありますし。
僕はヘンリー・カヴィル好きなんで、いいんですけどねw。
第3作、ありますかね?
あってもいいし、なくてもいい。
ただこの路線を進めると、どんどん「シャーロック・ホームズ」の物語になっちゃうんじゃないかなぁ。
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