鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

なんかね〜、観終わるのが惜しくてね〜:ドラマ評「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」

評判の良い韓国ドラマ…ってのは知ってたんですよね。

「ど〜しよ〜かな〜」

…と10話くらいまで更新されるタイミングまでは逡巡してたんですが、チョット時間ができた時に1話観てみて…

ハマりました。

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主人公は自閉症スペクトラムの女性。

驚異的な記憶力でソウル大学を首席で卒業し、弁護士資格も取得するんだけど、どこの事務所にも採用されない。

父親の後輩のコネで大手事務所に採用されたところ、その能力を発揮して、数々の難事案に取り組んでいく。

 


…と言うのが基本的枠組み。

主人公を捨てた母親、彼女を採用した後輩の思惑なども絡みつつ、事務所の先輩・同輩との関係、訟務チームのイケメンとの恋愛、幼馴染との友情等々、人間関係も展開していきます。

母親と父親の後輩については何やら腹黒いところもあったりするんですが、基本的には主人公を取り巻く登場人物たちは「いい人」。

この「いい人」たちの関係性が醸し出す雰囲気が、この作品の大きな魅力になっています。

 


その一方で、各話のテーマは結構深いところに突っ込んでいるところがあって、障がいのある主人公の「自立」がいかにしてあり得るのか…という大きなテーマを孕みつつ、障がい者と「能力主義」、障がい者の恋愛における「自己決定」といった主人公に関係するテーマから、社会的な問題提起への踏み込み(詰め込み教育、地域開発、女性差別、家父長制度、逆差別等)と、なかなか見どころがあります。

 


「自閉症だけど、実はスンゲェ能力があるんだぜぃ!」

みたいな安易なところに着地させず、深いところを見せながらも、作品としての世界観は柔らかい雰囲気が漂っている。

まあ、「逃げ恥」みたいなところあるかな。そう言う意味じゃ。

「逃げ恥」にもハマったけどね、僕はw。

 


もちろん主人公の「ウ・ヨンウ」(パク・ウンビン)がいいんですよ。

もう、その健気さが、ほんとまあ…。

彼女と、彼女と恋に落ちる「イ・ジュノ」(カン・テオ)。

ぶっちゃけ、この二人は「出来過ぎ」。

出来過ぎなんだけど、目が離せないんだよなぁ。

ファンタジーなんだけどねぇ…。

 


どうもシーズン2制作も決定したとか。

この雰囲気は維持して欲しいです。

…もちろん、配信されたら見るんですけどね。

 

 

 

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