鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

え?ここで終わんの?:ドラマ評「セヴェランス」

9月のAppleイベントの動画の最後に差し込まれてたのが、このドラマの「シーズン2」の予告か、あるいはARグラスの予告か…ってので、ちょっと話題になりました。

僕もイベント動画を見て、ちょっと気になって、第一話を観てみたら、

 


…これがマジで面白かった!

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近未来(多分)。

「ルーモン」という会社では、頭にチップを入れることで、人格を分離することに成功し、それを使って、

会社で仕事をする人格:インナー

会社以外で生活をする人格:アウター

に人格分離し、インナーに仕事をさせている。

主人公(マーク)は、妻を交通事故で亡くし、そのショックから仕事が手につかなくなる。そこで人格分離をおこなって、「仕事をする自分」と「生活する自分」を切り離すのだが…

という設定。

 


このインナーが働く会社が、なんともカフカ的ユーモアに包まれていて、それでいてどこまでも薄気味悪い。

そこで働くインナーたちは戯画的な人格を持っているんですが、ある「新人」(ハリーという女性)の登場が彼らの心を少しづつ動かし、<反乱>へと導かれていく…という流れになります。

もちろん、そんなストレートに話が展開するわけもなく、インナーたちがアウターである「自分」を知った時、そこに驚くべき事実が…

というところで、「以下、シーズン2へ」。

いやはや、こんなところで放り出されるなんて。

 


コメンディアンのベン・ステラーが監督・製作に絡んでるだけあって、薄気味悪くて恐ろしいんだけど、どこかズレたところが「笑い」を刺激する作りにもなっています。

ここら辺、実にうまい。

謎が謎を呼ぶんだけど、(今のところ)ほとんどその謎の種明かしはされていない。

されてないんだけど、目が離せない…ってのは、ちょっと「ツイン・ピークス」を思い出させるかな?

あのエロティックな雰囲気はないんだけど。

 


クリストファー・ウォーケン、パトリシア・アークエットといった大物もツボを押さえたいい演技を見せてくれますが、それ以外のメンバーもかなりの芸達者。

インナーとアウターの切り替えなんか、ナカナカのモンですよ。

いやぁ、続きが気になります。

 


…で、イベント動画との関連ですが。

う〜ん、ARグラスは関係ないかな?w

少なくともシーズン1の展開は全くカスってません。

通常の読みなら「シーズン2」の予告…なんでしょう。

うん、早く配信して欲しいです。

 


…とかいって、シーズン2は「そっち」の展開になってたりしてw。

 


#ドラマ感想文

#セヴェランス