鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

頑張ってると思います:ドラマ評「忍びの家」

賀来賢人が原案・主演・プロデュースを務めたNetflixオリジナルドラマ「忍びの家 HOUSE OF NINJAS」。
賀来さんご自身がNetflixに持ち込んだ企画の出様ですが、評判の方もなかなか上場のようです。
まあ、「忍者」ブランドは海外人気も高いですからねw。

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6年前、長男・岳を失った俵家は、「忍び」稼業をやめ、普通の家族になろうとしていた。
戦いの中で見逃した風魔が岳を殺したことに自責の念を覚え続ける次男・晴は、バイト明けに牛丼屋で隣り合わせる女性・可憐に恋心を抱く。
しかしやがて再び動き出した風魔の陰謀が俵家を巻き込みはじめ、19代目風魔小太郎と晴の「因縁」が可憐にも影を伸ばすことになる。
そして死んだはずの岳が…

 

 


原案は賀来さんですが、監督は日本人じゃないんですね。(デイブ・ボイル)
挿入歌にゾンビーズの曲が使われてたりもして、なかなか面白い仕上がりになっています。
アクションも楽しめますし。(最終話のアクションは気合入ってました)
「家族」のドラマと、「忍者」としての葛藤・戦い等が錯綜して、シリアスとコメディが入れ替わり立ち替わり…ってのも悪くないです。
ユーモアの向こう側に怖さが見え隠れ…って感じですね。

 


もっとも個人的にはそこらあたり、
「もうちょいメリハリつけても良かったんじゃ?」
って感じもなきにしもあらず。
「忍者」のあり方がアナクロすぎるのも、狙いはわかるんですが、「笑っていいんだか、なんだか」って感じもありました。
ここら辺、漫画の「アンダーニンジャ」が、違った見せ方をしてくれてるのと比較しちゃったってのもあるかも、です。
(まあ、あそこまでドライな笑いにする必要はないんですけどw)
風魔の狙いも、
「う〜ん、これって『SP』(岡田准一/堤真一主演)やん」
ってのもあったし…。
それ自体は「マクガフィン」なんですけどね、もちろん。


評判も良さそうだし、実績も出したから、「続編」、あるかな?
ヒロイン(伊藤可憐/吉岡里帆)の過去の事件の謎も残ってるし。
あったらぜひ見たいとは思うくらい楽しませてはもらいました。
加えてNetflixへの持ち込み企画。
これで増えるんじゃないかなぁ。
「セクシー田中さん」なんかでテレビ局のドラマ制作の底の浅さが見え隠れするようになってるだけに尚更に。
視聴者としてはこの流れで日本初の質の高いドラマ・映画が増えることも期待したいところです。