鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

Tシャツ、好きなんですけどね:読書録「村上T」

・村上T 僕の愛したTシャツたち 著者:村上春樹 出版:マガジンハウス 村上春樹が持っているTシャツを写真で紹介しつつ、まつわるエピソードを綴る…と言うだけの一冊。 特に何かドラマチックな事件が起こるわけでもないし、なんらかの「人生哲学」をここから…

ドーラに一目惚れw:国立国際美術館「ウィーン・モダン」

Facebookで松本隆さんがシューベルトの眼鏡に会いに行ってるのを見て、やってるのを思い出して。 ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道 マリア・テレジアの時代から第一次世界大戦前までのウィーン芸術の流れが追える展示となってます。 どうもウ…

小泉環境大臣に見ていただきたい:天才の頭脳の中<ビル・ゲイツを解読する>

Netflixのオリジナル・ノンフィクション・シリーズ。 間違いなく「現代の<巨人>」ではあるが、スティーブ・ジョブズに比べると、どうしても「地味」な感じのあるビル・ゲイツのノンフィクション。 天才の頭脳の中<ビル・ゲイツを解読する> 多分、ゲイツ…

クールやわぁ:映画評「ある殺し屋」

先週の週刊文春の連載で春日太一さんが紹介してた作品。 prime videoのKadokawaプログラムに含まれてたので。 ある殺し屋 表の顔は「板前」。 でも実は凄腕の「殺し屋」。 …と言うのが市川雷蔵。 依頼人が小池朝雄で、相棒(?)となるのが成田三樹夫と野川由…

読み物としては面白い。自己啓発本としては「?」:読書録「サードドア」

・サードドア 精神的資産のふやし方 著者:アレックス・バナヤン 訳:大田黒泰之 出版:東洋経済新報社 最近評判の一冊。 小泉進次郎氏のFacebookにも、来日した作者との面談動画がアップされてましたね(だからどうってこともないですがw)。 「まあ、評判…

お子様にはオススメできません:映画評「ラブ&ドラッグ」

なぜかprimeVideoの「オススメ」に出て来たので、視聴。 ちょっとコメディを観たい気分だったので。 Love & Other Drugs ジェイク・ギレンホール、アン・ハサウェイ主演の「おバカ・ラブコメディ」かと思いきや(ポスターはそんな感じですやん)、「ラブコメ…

なりきり!チェット・ベイカー:映画評「ブルーに生まれついて」

「MILES AHEAD」を観終わって、 「そういや同じ時期に公開されてた…」 と言うことで、この作品。 イーサン・ホークが「チェット・ベイカー」になり切ってますw。 ブルーに生まれついて この作品は1970年代、チェット・ベイカーが麻薬がらみの喧嘩で表舞台を…

なりきり!マイルス・デイビス:映画評「MILES AHEAD」

ドン・チーゲル監督・主演・脚本・製作を務めたマイルス・デイビスの「伝記」映画。 …つうか、ほとんど「ファンタジー」w。 一応、70年代の「空白の5年間」を題材にしてるんですが、まあさすがにこんなことはないですわな。 (実質描けれてるのは、<2、3日…

マイケル・ダグラスの演技に感心しようとは…:ドラマ評「コミンスキー・メソッド」

Netflixオリジナルドラマ。 マイケル・ダグラス、アラン・アーキン主演で、30分ほどのコメデイドラマ全8話(シーズン1)。 予告編を見て、「1話だけでも…」ってとこから、2日で一気見してしまいました。 コミンスキー・メソッド マイケル・ダグラスはね〜。 …

「トゥルー・ロマンス」の向こう側:映画評「アザーフッド」

Netflixオリジナル映画。 「母の日」に息子からの連絡がない母親3人がブチ切れて、マンハッタンのそれぞれの息子のところに押しかける、というお話。 アザーフッド 私の人生 まあ、話としては「そこそこ楽しめる」…かな? 母親3人がNY近郊のそこそこの邸宅に…

ハワイ旅行メモ③

2日目午後。 朝のパンケーキがまだ消化しきれず、昼食はJTBのラウンジで軽食(焼きそばを少し)。 ここのラウンジは景色が最高。 ダイヤモンドヘッドを見て、「あそこまで登ったんかいな」と改めて疲れを覚えましたが。(ほとんどバスで上がってるんやけどw…

<その時>が来た…

ルドガー・ハウアーの逝去の報。 https://theriver.jp/rutger-hauer-dies/ 彼の人生がどうだったのか、僕にはなんとも言えませんが、ブレードランナーのロイ・バッディで、僕にとっては忘れ得ぬ役者となっています。 I’ve seen things you people wouldn’t b…

「役割」を終えた向こう側:映画評「トイストーリー4」

完璧と思えるラストを見せてくれた「トイストーリー3」の、まさかの続編。 でもやっぱりピクサーはやってくれます。 トイストーリー4 前作でアンディからボニーに受け継がれたオモチャ達。 でも次第にウッディはボニーに必要とされなくなって…。 1作目でア…

「勇気づけられる」?…確かに:映画評「Homecoming」

<アメリカを代表するアーティストのビヨンセは、2018年のコーチェラ・フェスティバル(アメリカで行われる大規模野外音楽祭のひとつ)でアフリカ系米国女性として初めてヘッドライナー(大トリ)を務めました。2時間に渡るライブでは自分たちの文化の力強さ…

王道だけど新鮮:映画評「サウスポー」

「スパイダーマン」の評でギレンホールに触れたら、友人から激オシされた作品。(赤松くん、ありがとう) 予告編を見て気になってたんですが、「ナイトクローラー」を先に観ちゃって、ちょっとギレンホールが一杯一杯になってスルーしちゃった作品でしたw。 …

これほど上手く歌えないカラオケも…w

念願の(w)子供たちとのカラオケ。 今回は同行OKでした。 妻はスキップしちゃいましたがw。 まあ一緒に行ってくれるんだから…と言うことで、 「<昭和>封印」w。 子供たちもある程度は「知ってる」可能性のある曲…というチョイスにしたので、平成もほぼ終…

ジェイク・ギレンホールがスーパーヒーロー?:映画評「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」

「アベンジャーズ・エンドゲーム」を受けてのスパイダーマン新作。 息子と一緒に観に行きました。 MCUのアベンジャーズ以外の作品は比較的独立性が高かったですが、本作については「エンドゲーム」を観てないと「?」でしょうね。 その「エンドゲーム」も他…

父娘でノっちゃいましたw

娘がどっかの情報でキャッチして「面白そう」と言ってたので、「恋は雨上がりのように」の映画を子供たちと観ました。 僕の感想は、こんな感じ。2回目観ても、変わらないですね。 <映画評:恋は雨上がりのように> http://aso4045.hatenablog.com/entry/201…

街角で僕の隣に…:マンガ評「ポーの一族 ユニコーン」

再開された「ポーの一族」第2作。 本シリーズで「エディス」後が描かれるのは連載の「チラ読み」で分かってたので、「さて、どんな風につながるのか…」と開いたら、 なんと「2016年」! ユニコーン ストーリーは58年、75年、63年と、あっちゃこっちゃに飛ぶ…

往て還し物語:映画評「ファースト・マン」

人類初の月面着陸をしたニール・アームストロングの伝記映画。 「ラ・ラ・ランド」の監督・主演コンビでの映像化です。 ファースト・マン 宇宙計画ものとしては、「ライトスタッフ」「アポロ13」あたりが大好きなんですが、成果としては「画期的」(何たって…

カンフー映画好きにはタマリマセン:映画評「マスターZ」

あまりにあまりだったドニー・イェン主演の「アイスマン」のお口直しに、こちら。 「イップ・マン 継承」の<敵役>を主人公にした、スピンオフです。 イップ・マン外伝 マスターZ 主人公を演じるマックス・チャンはかなりの「2枚目」ですが、カンフーの切…

酒との付き合いはねぇ…:読書録「人生で大切なことは泥酔に学んだ」

・人生で大切なことは泥酔に学んだ 著者:栗下直也 出版:左右社 日本の古今の著名人の「泥酔ぶり」を列挙した作品。 「ここまで酒に溺れても、何かを成し遂げることはできる」 と心強く思うべきか、 「あの偉人にして、この醜態…」 と呆れるべきか。 まあ、…

原作は超えてないけど…:映画評「響」

柳本光晴氏の漫画を映画化した作品。 「響 HIBIKI」 漫画の実写化の場合、「ちはやふる」や「翔んで埼玉」(w)のように原作を超える出来になる作品もあるけど、「…」な場合も少なからず。 本作の場合、「原作を超えた」って出来ではないですね。 でも「原作…

音楽を持ち運ぶ:WALKMANは世界を変えたよね(少なくとも<僕の世界>は)

WALKMAN40周年の記事。 https://dime.jp/genre/736440/ Facebookでシェアしたら、中高の同級生がコメントしてくれたりして、しばし懐かしい気分に。 もっとも僕が最初に買ったポータブルプレイヤーはWALKMANじゃなかったと思うんですけどねw。(AIWAかなぁ。…

最後はオヤジが持って行く:読書録「ヒポクラテスの憂鬱」

・ヒポクラテスの憂鬱 著者:中山七里 出版:祥伝社文庫 「ヒポクラテスの誓い」に続く、シリーズ第2作。 1作目は結構前に読んでたんですが、すっかり忘れてて、このタイミングで合わせて買ってしまいましたw。 <読書録「ヒポクラテスの誓い」> http://aso…

アダム・サンドラーのノリは昔からチョット分からない:映画評「マーダー・ミステリー」

…なんですが、Netflixオリジナルで記録的な視聴数となった、という記事を読んで、「観てみようかなぁ」と。 結果。 やっぱ、よう分からんw。 マーダー・ミステリー 基本的にこの主人公夫婦に感情移入できないんですよね。 どっちかというと、「ウザい」。 ど…

“昭和”なオッさんを楽しむ:映画評「シャフト」

2000年の「SHAFT」の続編で、大元は70年代の「黒いジャガー」。 この流れをシッカリ踏まえた作品になってますw。 「シャフト」 まあ、ストーリーとか、どうこう言う映画じゃないです。 別れた息子からの依頼で事件に足を踏み込むシャフト。 相変わらずの傍若…

考えさせられる。…でも読後感はスゴくイイ:読書録「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

・ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 著者:ブレイディみかこ 出版:新潮社 イギリスの労働者階級の中で生活している作者が、中学生になった自分の息子の学校生活や友人関係を通して、格差社会が広がっていくイギリスの「今」を切り取って見せてく…

洗練はされてないけど、勢いはあった:読書録「町山智浩・春日太一の日本映画講義 時代劇編」

・町山智浩・春日太一の日本映画講義 時代劇編 著者:町山智浩・春日太一 出版:河出新書 マニアックに、でも面白く映画を語る二人の対談。 本作では往年期の「時代劇」を取り上げています。 ピックアップされたのは以下。 七人の侍 宮本武蔵・五部作(内田…

「シティポップ」…w

「シティポップ」ってw …と、佐々木俊尚さんのFacebookを読んで、まずは「笑」(懐かし)。 https://mag.digle.tokyo/news/36820?articleview=true PVを見て、もうひと笑い。(「加藤(帝都物語)」がまさかの「デヴィッド・バーン」w) ところがなんかそこ…