鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

王道だけど新鮮:映画評「サウスポー」

「スパイダーマン」の評でギレンホールに触れたら、友人から激オシされた作品。(赤松くん、ありがとう)

予告編を見て気になってたんですが、「ナイトクローラー」を先に観ちゃって、ちょっとギレンホールが一杯一杯になってスルーしちゃった作品でしたw。

 

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サウスポー

 

いやぁ、良い映画でしたよ。

 

ある事件で妻を失い、ドン底に落ち込んで、娘とも引き離された男が、再起をかけて…

 

とまあ、「ロッキー」やら「チャンプ」を思い出させるストーリー。

その「王道」をふまえつつ、そこここが現代的にシャープな感じに仕上がってるのがたまりません。

(ここら辺、「クリード」に通じるとこもあるかな)

 

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ギョッとするオープニング、なんか「トゥルー・ロマンスかいな」と思っちゃう主人公夫婦の登場から、テンポの良い「悲劇」「転落」パート。

そしてお約束のトレーニングシーン。

ラストの試合も実にクールでシャープな仕上がりになってます。

それでいて、全編、胸が痛くなるような展開なんですよねぇ。

 

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「スパイダーマン」では頭の切れすぎるネジの外れた男の役でしたが、本作では思慮の足りない、怒りをコントロールできない、でも本質的には善人である、ネジの外れた男の役w。

まあ立ってるだけで「普通の男じゃない」感が満載なんで仕方ないですが(目がねぇ…)、世の中の枠を外れちゃった男がジェイク・ギレンホールには似合います。

 

つまりは極めて「映画的」ってこと。

 

ま、これ観てまた、「ギレンホールでいっぱい」になっちゃった感もありますがw。

 

(個人的には、ドン底に転落した時見放した人々に対して、ラストでもっと「ざまぁ」感があってもなぁ、と。

いやまあ、そういう映画じゃないんですけどねw)