ルドガー・ハウアーの逝去の報。
https://theriver.jp/rutger-hauer-dies/
彼の人生がどうだったのか、僕にはなんとも言えませんが、ブレードランナーのロイ・バッディで、僕にとっては忘れ得ぬ役者となっています。
I’ve seen things you people wouldn’t believe.
Attack ships on fire off the shoulder of Orion.
I watched C-beams glitter in the dark near the Tannhäuser Gate.
All those moments will be lost in time, like tears in rain.
Time to die.
お前たち人間には信じられないものを俺は見てきた。
オリオン座の近くで燃える宇宙船
タンホイザーゲートの近くで闇に閃くCビーム
…それら全てのことが、時とともに消えていく
雨の中の、涙のように。
…<その時>がきた
僕たちは、この時代、この時、この場所、この体に囚われている。
いずれこの世を去る時、
僕が経験してきたことも、考えていたことも、想いも、喜びも、後悔も、愛も、憎しみも、
全てが、僕という存在とともに失われていく。
「雨の中の涙」のように。
それを悲観的に考えるのではなく、それでも「何か」は残るのかもしれない、と一抹の想いを持つこと。
僕という存在が、なんらかの影響と痕跡を、残すことができるのかもしれないと、微かに願うこと。
自分が見ることはない<未来>にそんな可能性を見ることを、ロイの最期は僕に教えてくれた。
彼がデッカードに「何か」を残したように。
僕に「何か」を残してくれたように。
僕がブログを書いたり、SNSなんかするのも、そんなことを期待して、かもねw。
それを見ることは決してないんだけど。
ルドガー・ハウアー、ありがとう。
ご冥福を。