鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

クールやわぁ:映画評「ある殺し屋」

先週の週刊文春の連載で春日太一さんが紹介してた作品。

prime videoのKadokawaプログラムに含まれてたので。

 

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ある殺し屋


表の顔は「板前」。

でも実は凄腕の「殺し屋」。

…と言うのが市川雷蔵。


依頼人が小池朝雄で、相棒(?)となるのが成田三樹夫と野川由美子という顔触れです。


ストーリーの時間を錯綜させながら、裏切りの気配を低音に、ラストにはある種の虚無も…


市川雷蔵の役どころは「元・特攻隊員」でもあり、それが彼の虚無的な性格づけになってます。

ま、「眠狂四郎」ですなw。

ただああいう耽美さより、本作はズッとクールな仕上がりになってます。


正直言うとアクションに関しては(工夫は見えるんですが)今日的にはモッサリ感がありますw。

でもココんトコを修正したら、現代のフィルムノアールとしても成立しうる作品じゃないか、と。

この手の作品は日活アクション

と思い込んでたんですが、どうしてどうして…。


Kadokawaプログラムには続編もあるし、ほかにも60年代の面白そうな邦画が…。

本作見たら解約しようかと思ってたんですが、もうちょい考えてみようかなw。

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