先週の週刊文春の連載で春日太一さんが紹介してた作品。
prime videoのKadokawaプログラムに含まれてたので。
ある殺し屋
表の顔は「板前」。
でも実は凄腕の「殺し屋」。
…と言うのが市川雷蔵。
依頼人が小池朝雄で、相棒(?)となるのが成田三樹夫と野川由美子という顔触れです。
ストーリーの時間を錯綜させながら、裏切りの気配を低音に、ラストにはある種の虚無も…
市川雷蔵の役どころは「元・特攻隊員」でもあり、それが彼の虚無的な性格づけになってます。
ま、「眠狂四郎」ですなw。
ただああいう耽美さより、本作はズッとクールな仕上がりになってます。
正直言うとアクションに関しては(工夫は見えるんですが)今日的にはモッサリ感がありますw。
でもココんトコを修正したら、現代のフィルムノアールとしても成立しうる作品じゃないか、と。
この手の作品は日活アクション
と思い込んでたんですが、どうしてどうして…。
Kadokawaプログラムには続編もあるし、ほかにも60年代の面白そうな邦画が…。
本作見たら解約しようかと思ってたんですが、もうちょい考えてみようかなw。