鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

原作は超えてないけど…:映画評「響」

柳本光晴氏の漫画を映画化した作品。

 

f:id:aso4045:20190705084252j:image

「響  HIBIKI」

 

漫画の実写化の場合、「ちはやふる」や「翔んで埼玉」(w)のように原作を超える出来になる作品もあるけど、「…」な場合も少なからず。

本作の場合、「原作を超えた」って出来ではないですね。

でも「原作に並んだ」とは言えると思う。

それで十分…って作品です。

 

ヒロインの「鮎喰響」を演じる「平手友梨奈」(欅坂46)の<再現度>が抜群で、作品としての出来映えの8割くらいはコレで押さえてます。

で、ここに小栗旬、柳楽優弥あたりの演技達者を絡めて、緊張感を引き上げつつ、アヤカ・ウイルソン、北川景子あたりを配して、作品としての華やかさとチーム感をキープ。

手堅いって感じですかねw。

 

小説界を舞台にしながら「小説」そのものには踏み込まないってのは原作同様ですが(映画の方がそこは徹底してます)、これはエンタメとして「正解」だし、そういうのはこう言うので観るもんでもないでしょう。

ちょっと寂しい気もしなくもないけど…。

 

端的に言えば、「平手友梨奈の魅力を引き出すための映画」。

その魅力が「可愛くて〜」ってトコじゃないってのがミソですな。

f:id:aso4045:20190705084602j:image

僕は好きなんですよw。