柳本光晴氏の漫画を映画化した作品。
「響 HIBIKI」
漫画の実写化の場合、「ちはやふる」や「翔んで埼玉」(w)のように原作を超える出来になる作品もあるけど、「…」な場合も少なからず。
本作の場合、「原作を超えた」って出来ではないですね。
でも「原作に並んだ」とは言えると思う。
それで十分…って作品です。
ヒロインの「鮎喰響」を演じる「平手友梨奈」(欅坂46)の<再現度>が抜群で、作品としての出来映えの8割くらいはコレで押さえてます。
で、ここに小栗旬、柳楽優弥あたりの演技達者を絡めて、緊張感を引き上げつつ、アヤカ・ウイルソン、北川景子あたりを配して、作品としての華やかさとチーム感をキープ。
手堅いって感じですかねw。
小説界を舞台にしながら「小説」そのものには踏み込まないってのは原作同様ですが(映画の方がそこは徹底してます)、これはエンタメとして「正解」だし、そういうのはこう言うので観るもんでもないでしょう。
ちょっと寂しい気もしなくもないけど…。
端的に言えば、「平手友梨奈の魅力を引き出すための映画」。
その魅力が「可愛くて〜」ってトコじゃないってのがミソですな。
僕は好きなんですよw。