鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

そうじゃないかと思ってましたw:読書録「ダイエットをしたら太ります。」

・ダイエットをしたら太ります。 最新医学データが示す不都合な真実 著者:永田利彦 出版:光文社新書 「ダイエットのプロ」(=おそらく人生の1/3はダイエットに取り組んでいる)として、「いやぁ、そうじゃないかと思ってたのよ」って話w。 ダイエットすれ…

思い出せないw:村上RADIO第27回

「Music in MURAKAMI 村上作品に出てくる音楽」。 村上作品は長編小説は全部読んでるんで、ここで出てくる作品も全部読んでるのは間違いないんですが…。 California Girls:風の歌を聴け(○) Jumping with symphony sid:1973年のピンボール(×) Danny Boy…

レクターを超えるのは難しい:読書録「麻倉玲一は信頼できない語り手」

・麻倉玲一は信頼できない語り手 著者:太田忠司 出版:徳間文庫 念のため最初に言っておくと、この本、すごく面白かったんですけどねw。 「死刑制度が廃止された」未来(?)の日本で、「最後に生き残った死刑囚」が語る事件の物語。 自分勝手な「理屈」で…

「伯父さん」はどこへ行ったんだろう?:読書録「我は、おばさん」

・我は、おばさん 著者:岡田育 出版:集英社 「少女」「若い娘(コ)」と「老婆」の間にある「おばさん」。 その「期間的」な呼称でありながら、蔑称としても機能している「おばさん」を読み直して、「女性」の生き方に新しい見方を見出そうとする作品…かな…

コロナ禍への日本の統治体制のことを考えさせられました:読書録「決定版 大東亜戦争」

・決定版 大東亜戦争<上・下> 著者:戸部良一、赤木莞爾、庄司潤一郎、川島真、波多野澄雄、兼原信克 出版:新潮社新書 毎年8月は戦争関連の本を読むことにしています。 今年チョイスしたのがこの新書。 15日よりも前に読み始めたんですが、思ってたよりも…

噛み合ってる?:「庵野秀明+松本人志 対談」

Amazonプライムビデオ・オリジナルでの対談。 「シン・エヴァ」配信に合わせて、Amazonでのオリジナルシリーズを持っている松本人志を噛ませてみた…ってとこですかね。(松本さんが庵野作品にシンパシーを持ってるってのもあるようです) でも噛み合ってます…

部下にはなりたくないw:ドキュメンタリー「さよなら全てのエヴァンゲリオン〜庵野秀明の1214日〜」

NHK「プロフェッショナルの流儀」で放映されたものの、ロングバージョン。 最初のバージョンはTV放映時に観ました。 prime videoに「シン・エヴァ」と同様、本作がアップされてましたので、新劇場版を見終わった後に視聴。 まあ、最初に見た時も思ったんです…

マジやったら5、6人、死んでますがな:映画評「東京リベンジャーズ」

息子と娘の希望で観に行きました。 帰省も出来ない「夏休み」ですからね。 まあ、観たい映画くらい…。 僕は個人としては、ヤンキー喧嘩もんは「クローズ」でもういいかなって感じなんですけど…。(「今日俺」はコメディだからねw) …って、おもろいやん。コ…

泣けた…:映画評「竜とそばかすの姫」

予告編を観て、 「これは<サマーウォーズ>路線やな!」 と心躍らせた細田守最新作。 期待違わず…いや、期待以上、でした。 なんかね〜。 泣けたんすっよ。(一緒に行った子供達がちょっと呆れてたw) <コロナ禍によってネットと僕らの生活がリンクする率…

いやぁ、こりゃ感想書けんわ:映画評「シン・エヴァンゲリオン新劇場版」

だって、よう分からんこと、多過ぎやもんw。 「人類補完計画」って結局、何? 碇ゲンドウは何しようとしてたん? 碇シンジは何をしたん? 碇ユイの意図は何だったん? 「イスカリオのマリア」って何者やったん? 色々解説記事なんかも出てるみたいやけど、そ…

ちゃんと説明してあげようよ:映画評「エヴァンゲリヲン新劇場版:Q」

ぶっ飛び展開の第3作。 いきなり「14年後」で、「やったぜ!」の<破>の展開が「やっちゃった…」だったという…。 しかしまあ、みんな、ちゃんと説明してあげようよ、シンジくんに。 ありゃ訳わかりませんって。 <破>で、「行きなさい!」とか言ってたミサ…

失敗の中に希望を見出す物語:読書録「最悪の予感」

・最悪の予感 パンデミックとの戦い 著者:マイケル・ルイス 訳:中山宥 出版:早川書房(Kindle版) 2021年8月10日現在、コロナウイルスでのアメリカ合衆国における死亡者は「36.9万人」。 この結果から振り返る限り、本書は「失敗の物語」と言えるでしょう…

みんなが見たかったエヴァ…だけど:映画評「エヴァンゲリヲン新映画版:破」

新しいキャラ 激しい戦闘シーン アスカ登場 シンジ・アスカ・レイの学生生活&軽く三角関係 アスカの悲劇 エヴァの暴走 レイの犠牲 シンジの覚悟 そして… …とまあ、「こういうエヴァが見たかったんだよね」の第二作w。 作画も格段に進化してて、ケチのつけよ…

そうそう、こういう面倒臭いヤツやったわ:映画評「エヴァンゲリヲン新劇場版:序」

8/13からprime videoで「シン・エヴァ」が配信される…と言うことで、その前に新劇場版を観ておこうか、と。 感想自体はぜんぶ観てからと思ってますので(場合によっては書けんかもしれんけどw)、メモ程度に。 ちなみに僕のエヴァ体験は、 テレビ版:リアル…

こりゃ、よく出来てるわ:映画評「僕の中のあいつ」

ふとしたキッカケで人間の中身が入れ替わってしまう …という設定は、「よくある話」の部類になってるでしょう。 本作もまあ、その類。 でも、バランスがいいんですよねぇ。 ノって、笑って、楽しませてもらいました。(感動…はせんかなw) ヘタレのいじめら…

心が冷える瞬間がある:映画評「THE GUILTY/ギルティ」

前評判の良いデンマーク映画。 prime videoで観たんですが、前評判通り。 見てて、心がスーッと冷えるような、暗いところに落ちていくような瞬間がありました。 場面は警察の緊急通報司令室のみ。 劇中の時間経過はリアルタイムで1時間半の物語。 ほとんどBG…

現時点で最強の女子テニスプレイヤーであることは間違いない:「大坂なおみ」

Netflixのオリジナルドキュメンタリー。 2018年から2020年の全米オープン優勝までの期間を取り上げています。 (その後、21年に全豪優勝) 全仏の途中棄権の際のコメントによれば、このドキュメンタリー期間中にはすでに精神的に厳しい状況にあったとのこと…

これをやれる政権が作れるかどうか…:読書録「『日本型格差社会』からの脱却」

・「日本型格差社会」からの脱却 著者:岩田規久男 出版:光文社新書(Kindle版) 「アベノミクス」を主導した元・日銀総裁「岩田規久男」氏による「格差是正」のための政策提言。 …というか、ベースにあるのは「デフレ脱却」政策であり、それを踏まえての「…

ようやく00年代に追いついた気分(まだ20年遅れw):「サウンドを語る with マーク・ロンソン」

本国のHuluで放映されているポール・マッカートニーのドキュメンタリーが日本ではまだ放映未定なので、 「う〜ん、見たいな〜」 と思ってたところ、こっちのドキュメンタリーシリーズにもポールが出てると知って、手をつけました。 ポール・マッカートニー目…

「頑張ってるんだから」という組織論理は通用しない:読書録「能面検事」

・能面検事 著者:中山七里 出版:光文社文庫 書店でこの続編が出版されてるのを見かけて、「面白そう」と思ったんですよね。 で、1作目の方を読んで見ようか、と。 能面のように表情を変えない大阪地検の検事(不破俊太郎)が主人公。 第1章が独立した短編…