・ダイエットをしたら太ります。 最新医学データが示す不都合な真実
著者:永田利彦
出版:光文社新書
「ダイエットのプロ」(=おそらく人生の1/3はダイエットに取り組んでいる)として、「いやぁ、そうじゃないかと思ってたのよ」って話w。
ダイエットすればするほど、身体が「ダイエット耐性」を獲得してしまって、ダイエットが効きにくくなり、リバウンドを促す方に機能してしまう。
…単純に言えばこういう話ではないかと。
そうなんだよなぁw。
ここら辺、結構「実感」として納得できますわ。(「お前がちゃんとダイエットしてないだけや」というご意見は受け付けませんw)
「じゃあ、どうしたらええねん」
に対する作者の答えは、
①低カロリー・低脂質の食事を続ける
②毎日1時間以上、ウォーキングなどの運動を続ける
③週に1回以上、定期的に体重を量る
④必ず朝食を摂る
⑤平日と週末を問わず、一貫した食事パターンを維持する
…当たり前やん!
けどまあ、「当たり前」のことを淡々と続ける…それしかないねんやろなw。
本書のメインの主張は、
「ちょっとくらい太ってても、気にする必要はない」(BMI=27まではダイエットする必要はない)
「痩せすぎの方が問題」
というところから、「ダイエット」という人類が罹っている「病」をどうやって治していくかってところにあります。
「自己実現」と「ダイエット」が結びついてしまっている構図への注意喚起…ってとこでしょうか。
ここら辺、「ボディポジティブ」の流れなんかも出てきてて、後押しもされてると思うんですが、もっと浸透してもいいかな。
(娘なんか見てると、ビリィ・アイリッシュなんかから、そういう影響を受けながら、K-POP関連からは、また別のメッセージって感じでw、ナカナカ複雑そうではあります。
でも一時期の「痩せればいい」って風潮は薄れてきてる気もしますがね)
じゃあ、とりあえずダイエットはやめるか〜
…って、そうもいかんのよね。BMI、「27」以上あるもんw。
しかしカロリー制限の仕方やペースは見直しして、「持続性」のある取り組み(「ダイエット」として期間を区切るのではなく、「生活パターン」のなかにカロリー制限を組み込むスタイル)にスライドしようと思います。
摂取カロリーの50%は炭水化物…あたりを考えながら組み立てますかね。
気持ちは「ボディポジティブ」を維持しつつw。
#読書感想文
#ダイエットをしたら太ります。
#永田利彦
#ボディポジティブ