テレビドラマ「アンナチュラル」 「MIU404」の監督・塚原あゆ子さんと脚本家・野木亜紀子さんが再タッグを組み、 両シリーズと同じ世界線で起きた連続爆破事件の行方を描いたサスペンス映画。
僕の家族は全員この2つのドラマシリーズが大好きで、この映画も家族で見に行きました。
大手ショッピングサイトの荷物に次々と爆発物が仕掛けられる謎の連続爆破事件が発生。巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナは、未曽有の危機に立ち向かっていく。
(Googleより)
映画の登場人物としては、満島ひかり、岡田将生、ディーン・フジオカ、阿部サダヲ等々。
ここに「アンナチュラル」「MIU404」のメンバーが絡んでいくんですが、ドラマの主要人物(石原さとみ、井浦新、星野源、綾野剛、麻生久美子等々)はカメオ出演+アルファくらい。
それでいて、顔見せ以上のインパクトはあるし、それでいながら映画単体としても十分に楽しめる。
…なかなかこの塩梅がよくできています。
野木さん、さすがです。
物語のほうもドライブ感がある中、二転、三転とする仕掛けなんかもあったりして全く飽きさせません。
それでいながら野木さんらしく、社会的な問題提起につながるようなところもあったりして…いやはやほんとに楽しくて、充実した2時間を過ごさせてもらいました。
まあ、作品のテーマそのものは、
「精密に動き続ける歯車はいずれ軋み始める」
みたいな感じで、ラストもスッキリとは行かないんだけどね〜。
予告編だと振り回されっぱなしに見える満島ひかり演じる主人公が、結構強くて、芯が通ってて、それでいて張り詰めた弱さみたいなモンも垣間見えて、実に良かったです。
頭、ちっせぇしw。
まあ、今の日本のエンタメ映画の一番元気なとこって感じですね。
観る価値はあると思うなぁ。