鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

想いだけではやっていけないこともある:読書録「まんまこと」

・まんまこと

著者:畠中恵 ナレーター:桑原敬一

出版:文春文庫(audible版)

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「隠居すごろく」が思ってたより面白かったんで、なんか似たような感じのはないかなと思ってピックアップしたのがこの作品です。
この作者の別のシリーズでファンタジー時代劇「しゃばけ」シリーズは何冊か読んだんですけど、まあ次から次へと出てきてちょっと長くなりすぎて、途中でギブアップしたという経緯があります。
こっちのシリーズももう10作にはなってるんですけどね。


(ChatGPT)
作品概要
畠中恵さんの時代小説 『まんまこと』(〈まんまこと〉シリーズ第1作) 。
舞台は江戸・神田。町内の揉め事や厄介ごとを、奉行所沙汰にする前に“玄関先”でさばく役目を担うのが町名主。主人公はその名主の跡取り息子、高橋麻之助(あさのすけ)で、のんびり気質なのに、なぜか面倒ごとがどんどん転がり込んでくる——という 人情+謎解き(ミステリー仕立て)

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なかなか面白い話でした。
お気楽な町名主の息子、麻之助(あさのすけ)が、右往左往しながらも持ち込まれる謎を解いていくっていう話なんですけど、ユーモア時代小説らしいホンワカとした雰囲気がありながらも、結構深いところもあって、その塩梅がなかなかいい感じでした。


気持ちや想いはあるんだけれども、それだけでは生きていくことはできない。
それでも幸せを求めていく時にどうすればいいのか。
そこが大人の知恵なんだ
っていう感じですかね。
想いがありながらも、伸ばした手を懐に入れるラストシーンはなかなか趣があります。


なんか大人の知恵というと汚らわしいとか、ずるいとかって言われがちだけど、そこのところをそうじゃない感じで捉えているところがこの作品の味なんじゃないかと思います。
切ないんだけどさ。


もう10作出て、Audibleにも結構なっています。
どうしようかな。
気が向いた時、続きをまた聞かせてもらう、そんな感じになるかもしれません。


#読書感想文
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