・さらば!店長がバカすぎて
著者:早見和真 ナレーター:知愛
出版:角川春樹事務所(audible版)

「店長がバカすぎて」シリーズ第3弾で完結編。多分。
結局このシリーズ全部オーディブルで聞きました。
発売されたばっかりなのに早速オーディオブック化してくれるアマゾンさんありがとうございます。
(Amazon)
本の概要
2020年 『店長がバカすぎて』 本屋大賞にノミネート
2022年 『新! 店長がバカすぎて』 2作品で50万部
2025年夏 シリーズ最高の笑いと感動 至宝の第3弾!
まさかの完結!?
「あなたと本の話をしているときが、一番幸せでした。
本当にありがとうございました」
カリスマ書店員・谷原京子は、長いスランプが続いていた。
そんな中、「おもしろい本の話と店長のグチを言い合える」唯一無二の元同僚・磯田さんの結婚式が行われた。
京子の心配をよそに、マイクを握りしめ、颯爽と燕尾服を脱ぎ捨てた山本店長が高らかに歌う――
その一週間後、磯田さんが京子を訪ねてきた。
「谷原さんにはこれからもちゃんと戦い続けてもらわないと困るんです、書店を守ってもらわなきゃ」という彼女の言葉に、京子は複雑な気持ちに駆られる。
ぶっ飛んだ店長や書店を取り巻く厳しい状況と日々闘いながらも、自らの人生と書店の未来を切り開いていこうとする京子だが……
ネタバレといえばネタバレになるんですけど、このシリーズのパターンでもあるので言っちゃっても構わないと思うんですが、この3作目も実は作中の誰かが小説に仕立てた、という体裁になっています。
1作目、2作目、3作目とそれぞれ小説にした作家が違うので微妙にノリが違うという設定。
まあノリが違うのを作家が違うからって風にしたのかもしれませんけどw。
この3作目について言うと前の2作に比べると割とシリアス寄りな感じがしますかね。
ヒロインが悩み、惑い、不安に思い、考えるそういうシーンが多くなっています。
ヒロインは武蔵野書店という書店を深く愛しているという設定。
でも昨今の書店を巡る環境っていうのは相当厳しくなっています。
このシリーズが最初に出たのは2020年。
5年前ですけど、この5年でも、街の本屋、のみならずチェーン店でさえどんどん閉店しているという状況。
そういう中で書店を愛するということに強い価値観を持っているヒロインが悩むっていうのは当然なのかもしれません。
まあその悩みや惑いの中から店長への想いが…っていうのが本作の特徴でもあるんですけど。
この設定どうですかね。
作者が変わることによってそういうになったっていうのも、まあわかるんですけど、僕的にはやっぱり店長はバカすぎる方がいいと思っているのでw、この3作目の店長はちょっとどうかなっていう感じはします。
いやというか、なんかこの作品では万巻の書物を読み散らかしているような設定になってますけど、もともとビジネスしか読まないっていう設定じゃなかったでしたっけ?w
まあ、そこの本当のところがわからない(フィクションの上に作者が違うという設定なんで)っていうところがこのシリーズの面白いところでもあるんですけどね。
終盤になったらいつものペースになって店長への罵詈雑音が突っ走りまくる展開になり(ついでに店長だけじゃなくてっていうところもあるんですけど)、なかなかそこは爽快に読めて、終わりの方はすっきりしました。
もっとも本屋さんの難しさっていうのは変わらないわけで、まあ「そこはどうなるんだろうな」ってのは個人的にもありますけどね。
経産省が書店保護に動いたりしてますけど、そもそも書店文化って権力との距離感、そんなに近かったんでしたっけ?
まあそれだけ追い込まれてるっていうことかなぁ。
正直言って僕自身もここに最適解はありません。
個人としてはまあ好きな本が読めるっていう環境が,続いてくれればいいなーって思ってるくらい。
ん?
そういう意味で言うと、こんな感じでaudibleにバンバン書籍をしてくれるっていうのはありがたいんですけど、それじゃあ書店は救われないか?
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