・水車小屋のネネ
著者:津村記久子 ナレーター:神崎寿美代
出版:毎日新聞出版(Audible版)

Audibleには少し前になってたんですけれども、なんか長そうだったんで、聞き出すのを躊躇してて…。
評判は一貫して良さそうだし、なんかこういうほのぼのしたのダラダラと聞くのもいいのかなぁと思ってようやく聞き始めました。
…ものすごくよかったです。
いやぁ、ネネ。いいよねぇ。
(ChatGPT)
津村記久子さんの長編小説『水車小屋のネネ』は、1981年から2021年までの40年間にわたる、姉妹と町の人々、そして一羽のヨウムとの交流を描いた心温まる物語です。
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📘 作品概要
• タイトル:水車小屋のネネ
• 著者:津村記久子
• 出版社:毎日新聞出版
• 発売日:2023年3月2日
• ページ数:496ページ
• 連載:毎日新聞夕刊(2021年7月〜2022年6月)
• 構成:1981年から2021年までを10年ごとに描く5章構成
• ジャンル:現代小説、成長物語
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📝 あらすじ
物語は、18歳の姉・理佐と8歳の妹・律が、母親とその婚約者のもとから逃れ、信州の山間の町にたどり着くところから始まります。理佐は、そば店での住み込みの仕事を見つけ、二人で新たな生活を始めます。そのそば店の水車小屋には、言葉を話すヨウムの「ネネ」がいて、姉妹の生活に彩りを添えます。物語は、1981年から2021年までの40年間を10年ごとに描き、姉妹の成長と周囲の人々との関わりを丁寧に描いています。
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🐦 ネネについて
ネネは、そば店の水車小屋にいるヨウムで、言葉を話すだけでなく、姉妹や周囲の人々との交流を通じて、物語に深みを与えています。ネネが覚える言葉や行動が、時には物語の鍵となることもあります。
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🌟 テーマと魅力
• 小さな親切の積み重ね:登場人物たちのさりげない優しさや思いやりが、姉妹の人生を支えていく様子が描かれています。
• 静かな日常の美しさ:派手な事件はないけれど、日常の中にある小さな幸せや喜びが丁寧に描かれています。
• 人とのつながりの大切さ:家族だけでなく、周囲の人々との関わりが、姉妹の成長に大きな影響を与えています。
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『水車小屋のネネ』は、静かながらも心に響く物語で、読後には温かい気持ちになれる一冊です。興味があれば、ぜひ手に取ってみてください。
全然知らなかったんですけど、ヨウムっていうのはまぁオウムのおっきなやつで、長ければ50歳位まで生きるようです。
小説の中ほど頭が良いのかどうかわからないですけど、知能は5歳並みって説もあるようですから、かなり頭が良い鳥なのは確かなようですね。
飼育するのはむちゃくちゃ難しそうですがw。
読む前は、特殊な能力のヨウムがいて、その鳥をめぐっていろいろな人間模様が展開する…みたいな話かなぁと思ってたんですけど、変わった鳥なのは確かだけど、特に特殊能力があるわけじゃなくて、その鳥の周りの人々がいろいろ助け合いながら生きていくのを描く…みたいな話でした。
まぁ「恩送り」の話かな。
母親が同棲する男から虐待を受けそうになって逃げてきた18歳と8歳の女の子がお蕎麦屋さんや絵描きの女性の助けを受けて居場所を見つけ、
姉の方が生きる気力を失ってしまった青年の居場所を見つけてあげ、
妹の方が無気力になった母親のネグレクトによって行き場がなくなった少年の居場所を見つけてあげ…みたいな話。
姉妹の母親の同棲している男とか、非難される人間は出てくるんだけど、それがじゃあ決定的な悪人かと言うと、そうでもなくて、社会の中で生きづらさに追い込まれてしまった人たちが、なんとなく集まって、自分たちの居場所を作っていく。
その真ん中にヨウムのネネがいるんですよね。
40年にわたって、そうした人々のつながりが出来てくる様子が描かれているわけです。
決して贅沢でもないし、辛いこともあるんだけど、でも良い生き方をしてるなと思えるところがこの作品の良いところだと思います。
自分がそういう生活ができるかどうかは、また別ですけど。
あー、でも、そういう生き方もいいかもなぁなんて思うようになったのは、僕が60になってそろそろ黄昏の時代を考えるようになったからっていうのはあるかもしれないです。
まぁそこまで老け込んでるわけでもないし、結構生臭く生きてるんですけどw、それでもね。
ユウムのネネはいないけど、マルチーズのこふくはいるし。
…全然いうこと聞いてくれんけどw。
ちょっと疲れたなって人には最適の作品。
audibleも良いですよ。
水車小屋のネネ
津村記久子
Audible