鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

・下町サイキック
著者:吉本ばなな ナレーター:くわばらあきら
出版:河出書房新社(audible版)

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随分久しぶりの「吉本ばなな」。
「喫茶おじさん」流れでしょうか?
audibleのオススメに上がって来てて、ポチッとしちゃいましたw。
思ってたより楽しめましたよ。

 

(audible)
サマリー
「友おじさん、 どうして人は色とかお金とかに目がくらむの?」
「人はいつだって、 今の人生をとにかく変えたいと思ってるからだよ。」

下町で生まれ育ったキヨカは幼いころから、目に見えないものが見える能力を持っていた。 中学生になって、ご近所に住む友おじさんが運営する「自習室」の空間を、 その力で清めるアルバイトをしていた。そんなある日、母と離婚して家を出た父が、自殺未遂を図ったという連絡が入って人と違う能力を持つ少女が世界を生き延びるための、暮らしの知恵が詰まった最新長編!

 

人の「気」や残留思念(幽霊?)みたいなものが見える中学生のキヨカが、複雑でやるせ無い人々の<想い>や時には<呪い>のようなものに触れつつ、周りの人々に守られながらも大人に近づいていき、自分にとって「運命のひと」を見出す
…みたいな話かな?
「大人に近づいていく」っていうのが、<清濁合わせ飲むようになる>みたいのじゃないのがいいんですけど、そこがまあフィクションっぽい感じを強くするってのもありますかね。
僕はスピリチュアルなものとか下町コミュニティみたいなのはチョット苦手なところがあるんですけど、(あとがきを聴くと)吉村ばななさんは、そうしたものを信じながらも、微妙にクールにみてるところもあって、その塩梅が物語をウェットに仕切らないところがある…とも言えるかも。
「運命のひと」との関係性も、
「ハッピーエンドだぜいぃ!」
って感じじゃないのもそのせいかも。
いや、そう読んでもいいんだろうけどw。


「喫茶おじさん」流れだからそんな風に感じたのかもしれないけど、これからの生活をどんな風に考えていくかなって漠然とした想いのようなものには存外フィットするところはあったかも。
別に下町に住んで、周りの人とコミュニティを作って
…って話じゃなくて、もっとパーソナルな感じで、個人としての心の置き所みたいなところ、かな。
チョット言葉にしづらいけど…
まあ、「ちゃんと掃除しなきゃな」とか思ったりはしてますw。

 

下町サイキック
吉本ばなな
audible