鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

あの紙切れでバンバン撃たれても…まあ、あぶ刑事だから:映画評「帰ってきたあぶない刑事」

ニュージーランドで探偵してたはずなのに暴れすぎて免許剥奪されて、日本に帰国。
70オーバーの2人が、かつてのノリのままに走ります。
良くも悪くも「いつものノリ」ですな。

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<概要>
『帰ってきた あぶない刑事』は、1986年に放送開始された人気刑事ドラマ『あぶない刑事』シリーズの最新作で、2024年5月24日に公開されました。前作『さらば あぶない刑事』(2016年)で定年退職した鷹山敏樹(タカ)と大下勇次(ユージ)のコンビが、再び横浜に戻り、新たな事件に挑む物語です。


物語は、ニュージーランドで探偵業を営んでいたタカとユージが、現地でのトラブルにより横浜へ帰国するところから始まります。彼らは横浜で探偵事務所を開業し、土屋太鳳さん演じる永峰彩夏から、生き別れた母親の捜索依頼を受けます。一方、横浜ではカジノ利権を巡る殺人事件が発生し、元暴力団組長の息子・海堂巧(早乙女太一)が暗躍しています。これらの出来事が交錯し、物語は横浜を舞台にした爆破テロへと発展していきます。

(ChatGPTサーチ)


前のシリーズでも登場してた因縁の岸谷五朗が登場
…と思ったら、岸谷さんはシリーズ初参戦だったんですねw。
そうは思えない馴染みっぷり。
一方、本作の敵役・海堂の方は映画(もっともあぶない刑事)に登場した柄本明の息子という設定。
旧シリーズを匂わせるショットがそこここに挟まれていて、そういう意味じゃファンムービーみたいな感じ。
でもまあそれが求められてるってコトでもあるでしょう。


正直、僕はそこまで「あぶ刑事」のファンじゃないです。
それでも観てると、
「懐かしい〜!」
って気分になるし、お馴染みのシーンには
「待ってました!」
ってなっちゃう。
そういう映画だし、そういう世代ってコトですな。
キッチリそれを分かって、主人公2人に焦点を当てて作ってるところが本作のイイトコでしょうね。
ヌルいとこも含めてw。


見方を変えると、これだけの人気シリーズだから、あわよくばリブートみたいなことを考えて、後継者っぽいキャラクターを出すって言う線だってあったかもしれないんだけど(ダイハードで息子が出てきたように)それをやらずに、70代の2人で突っ走ったところは好感が持てるし、正解だと思います。
軽めではあるけど、基本的なにはハードボイルド路線。
でも今の時代、そんな簡単にハードボイルド路線なんて成立しません。
70代のこの2人だから、かろうじて成立してるって言うところもあるんじゃないですかね?


というわけでシリーズとして結構楽しく見させてもらいました。
続編?
あってもおかしくないし、面白いとは思いますけど、それは2人の健康状態次第って言うところでしょう。
うまくいかなくて、これが最終作になっても、それはそれでオッケーじゃないですかね。


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