鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

割と「本格」なんだけど…:読書録「異世界の名探偵1  首なし姫殺人事件」

・異世界の名探偵1 首なし姫殺人事件

著者:片里鴎

出版:講談社(audible版)

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audibleだと、硬いものより気楽なものが向くかな…と思って、「なろう」系のラノベをチョイス。

 


元・刑事で探偵だった男が死亡して、剣と魔法の世界に転生。

「ミステリの名探偵のようになりたかった」

という夢を叶えるために、与えられた能力を発揮する

 


…いやぁ、「なろう系」だなぁw。

 


物語の前半は「異世界転生もの」に相応しく(?)、「チート/俺つえええ」系の展開。

ちょっと読んでて気恥ずかしくなりますw。

ところが後半、「事件」が発生すると、いきなり「本格推理」の世界になります。

「魔法」も「人間離れした能力」もあるんですが、それらも一定の法則の中に収まるので、その法則を踏まえた上で「密室殺人」が発生し、主人公の「推理」が披露されるわけです。

「なるほどねぇ」

なんですが、前半の「チート」展開とのギャップが…w。

 


ストーリーとしては、「推理」は成立しているものの、「犯人」と「動機」にモヤモヤが残るところがあります。

ただこの作品、シリーズなんですよね。(本は2冊出版。「小説家になろう」ではもっと書かれているようです)

そこらへんの「モヤモヤ」はシリーズの中で回収…なのかもしれません。

 


さて続きを読む(聴く)かどうか?

気が向いたら…かな?

 

 

 

#読書感想文

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