鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

結局、この4人の物語でしたね:読書録「奥右筆外伝 前夜」

・奥右筆外伝 前夜

著者;上田秀人

出版:講談社時代小説文庫

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「奥右筆秘帳」シリーズは大半をaudibleで聴いたんですが、この外伝はまだaudibleになっていないので、久しぶりのリアル本での「奥右筆秘帳」。

シリーズの主要登場人物4人の、シリーズ開始前の姿を描いた短編集です。

 


・立花併右衛門:奥右筆になるまでの苦労譚と娘への思い。

・冥府防人:お家再興を願い、将軍後継を暗殺するまで。

・一橋民部卿治済:息子を将軍につけるまでと、その簒奪を決意するまで。

・柊衛悟:厄介者の次男として剣に取り組む鬱屈。

 


12巻の長丁場で、多彩な人物が登場するのですが、結局はこの4人の物語だったなぁと、改めて。

基本的には「前夜」の物語ですが、併右衛門と衛悟の話には少しだけ「その後」が語られます。

「あとがき」で書かれてるように、続編はちゃんと準備されてるようです。

今度は親子2人がそれぞれお役についての物語となる様子。

 


いつ頃、出版されるのかな?

なんか次々シリーズに手をつけてらっしゃいますからねぇ、上田さん。

ま、気長に待ちましょうか。

始まっても、すぐには終わらないだろうし、他のシリーズも楽しんでますからね。

 

 

 

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