鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

「こう来るか〜」ではあります:読書録「屍人荘の殺人」

・屍人荘の殺人

著者:今村昌弘

出版:創元推理文庫

f:id:aso4045:20190921081713j:image


映画化されるんですね。

映画館で予告編を見て、

「お、面白そうじゃん」

と思って、原作を読んでみる気になりました。

ホラー苦手なんで、敬遠してたんですよ。

 


<映画予告>

https://youtu.be/yzjS8bLrtIc

 


読んでみると、この予告編のテイストとはだいぶ違う気も…w。

ま、面白かったから良いんですけど。

 


本作はいわゆる「クローズド・サークル」。

<孤立した館もの>

です。

で、本作の場合、「どうやって<孤立>させるか」が最大のポイントなんですよね。

ここは「おお〜」でしたね。

感服しました。

 


そういうトリッキーな設定の中で、ミステリーとしてはしっかり本格派

 


ってのが本作の<売り>でしょう。

 


ただね〜。

この「本格派」の方がどうも…。

 


いや、分かるんですよ。

これはもう「趣味」の問題。

本格推理が大好きな人は大喜び…って出来ではあると思います。

ただ僕がいまひとつ乗り切れなかった…と言うだけで。

昔は好きだったんだけどな〜、「本格推理」。

(小・中のころだから「大昔」かw)

 


設定のトリッキーさはかなり楽しめるので、本格推理が苦手な人でも面白く読めるとは思います。

続編はどうかな〜。

文庫になったら、改めて考えますかね。