鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

面白かったけど、…「最高傑作」?:ねじれた家

・ねじれた家

著者:アガサ・クリスティ  訳:田村隆一

出版:ハヤカワ文庫(Kindle版)

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最近、映画化されたんですよね。


<ねじれた家・予告編>

http://youtu.be/OLJGCsdT8P8


クリスティ自身が本作を「最高傑作」と言ってたとか。

なんで、随分久し振りにクリスティを読んでみました。

ポアロとかマープルとかのシリーズものはほぼ読んでるんですが、単発ものには取りこぼしもありますので。

本作もその一作でした。(…たぶん。もしかしたら記憶の彼方で読んだことがあるかも…ですが)


まあ面白かったですよ。

黄金期の古典ミステリーを堪能させてもらいました。

やっぱ、読ませます。クリスティ。


でも「最高傑作」?

…うーん、どうかなぁ。

強欲な家長の下で憎み合う大富豪一家…みたいな見飽きたノリじゃないのは上手いと思いますが、オリジナリティという点では、一歩引かざるを得ないのではないか、と。

ま、ポアロやミス・マープルが探偵役だったらたちどころに真相を暴いたと思いますよw。


映画の方は割と雰囲気出してるんで、機会があったら観てみてもいいかも。

是非に…ってモンでもないですがw。