鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

ディズニー・プリンセスの再解釈:映画評「アラジン」

息子の希望で家族で鑑賞。

(息子はウィル・スミスの「ジーニー」が気になったようです)

僕はアニメ版の「アラジン」が結構好きなんで、逆にあんまり強い興味はなかったんですけどね。

 

ところが観てビックリ!

実に面白かったです。

 

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アラジン

 

「美女と野獣」もそうですが、オリジナルを基本的には辿りながら、現代的にアップデートするとこが上手いんですよ。

ワン・アンド・オンリーと思ってたロビン・ウイリアムスのジーニーを、楽しく蘇らせたウィル・スミスも大したものです。

もちろん、この曲も。

 

< A Whole New World>

https://youtu.be/d-AG-wiZu30

 

そして「ジャスミン」。

ディズニーの実写版はディズニー・プリンセスの「再解釈」という側面がありますが、もともと自立した面のあった「美女と野獣」のベルに比して、この「ジャスミン」の解釈は、本作では大きく現代的にアップデートされてます。

そしてそれを象徴する曲がコレ。

 

<Speechless>

https://youtu.be/mw5VIEIvuMI

 

MVも迫力ありますが、劇中はもっとでした。

(そういう観点からは、<Whole New World>はアニメ版の方がロマンチックでしたね、個人的には)

 

自分の道も

自分のパートナーも

自分で選ぶ

 

本作の「ジャスミン」は明確にその意思を持っている女性として描かれています。

それに比べると、なんか「アラジン」の方はフラフラしてるっちゅうか…w。

 

<運命に立ち向かい、パートナーに出会い、伴侶となってメデタシ、メデタシ>

 

この基本的な枠組みは維持しながら(アナ雪はそれすら破壊してますが)、「自立した女性」をその中で描く。

ディズニーアニメの実写版にはそういう制作意図があるんでしょうね。

そして確かにその方が物語としても面白い。

 

いやぁ、「ナメテーター」でしたわw。

 

PS  今回は「4DX」で鑑賞。

これもかなり楽しめました。

お高かったですけどねw。