鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

アニメよりも書割っぽい印象が強い:映画評「ライオン・キング」

<超実写版>の「ライオン・キング」を家族で鑑賞。

結構お客さんは入ってました。

 

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ライオン・キング

 

「美女と野獣」も「アラジン」も、ディズニーの実写化は「新解釈」を入れてくるところがあるんで、「さて、プリンセスじゃなくて、<キング>(プリンス)の方はどうかな?」とチョット期待してたんですが、ほぼほぼアニメ通り。

ヒロイン(ビヨンセが声を当てた<ナラ>)がアニメより強くなってたかなw。

上映時間はアニメよりも長くなって、2時間。(アニメは確か1時間半)

確かに丁寧になってるけど、印象的にはアニメと同じ、って感じですね。

 

「血統」

「果たすべき役割を果たす」

 

って言う主人公の運命をもうちょっと主体的なもんにして欲しかったなぁ、ってのは個人的にはあるんですがね。

ただまあ、ストーリー的には難しい。

となると深めることができるキャラは「スカー」の方。

実際、本作でもシンバの母親との関係性にそういう一面がチラッと加えられてるんですが、ここら辺はもっと深めても良かったんじゃないかなぁ。

複雑な悪役に、もっと出来たとは思います。

それが子供受けするかどうかはともかくw。

 

「ハクナ・マタタ」は僕にとっては<人生訓>とも言える歌ですが(ハワイで痛感w。もっともストーリー上はアッサリ乗り越えられちゃいますが)、そこら辺はうまく映像化できてましたよ。

総じて言えば「合格点」。

でも「もうちょっと期待は上だった」…ってトコです。

 

ちなみに<超実写化>は確かに驚くべき水準なんですが(キャラは生きてる動物にしか見えない)、意外に「背景」の方が、アニメよりも書割っぽく作り物臭さを感じちゃいました。

「そんな評論家みたいなこと言わずに、楽しまなきゃ」

…ってのが、妻の感想ですがw。

 

さて、どれくらいヒットするんですかね、コレ。

 

PS 息子曰く。

「プンヴァ、最強」

確かに。