・天外消失
編:早川書房編集部
出版:ハヤカワミステリ
- 作者: クレイトン・ロースン,フレドリック・ブラウン,ジョン・D・マクドナルド,ジョルジュ・シムノン,他,早川書房編集部
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/12/10
- メディア: 新書
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「BISビブリオバトリオ部」の3巻で紹介されてたミステリーアンソロジー。
1972年に刊行された「世界ミステリ全集」の最終巻だった「37の短編」からさらに14編をピックアップした短編集です。
「37」から「14」に削るにあたっては、すでに評価が定着して、他の短編集やアンソロジーで選ばれているものを外した…ということもあって、残った14作はバリエーションに富んだ顔ぶれとなってます(「ターザン」まで出てくるんですからw)。
それでいて「残り物」感がないのは、最初の選のレベルが高かったからでしょう(選者は石川喬司)。
まあベースとなってる「世界ミステリ全集」の方も、今から見たら豪華絢爛・名作揃いなんですけどね。
個人的には、
「死刑前夜」「殺し屋」「後ろを見るな」「ラヴディ氏の短い休暇」
あたりが好みかな?
表題作あたりの「ガッツリ本格系」はやっぱりチョット違和感を感じます。
とはいえ、すごく楽しんだアンソロジーなのは確か。
こういうの、たまに読むと良いんだよなぁ。