鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

堤真一、美味しい役やなぁ:映画評「駆込み女と駆出し男」

色々良い評判を聞いていたので、金沢でやることもなく過ごす週末に観に行きました。
評判通りの良い映画でしたよ。



「駆込み女と駆出し男」


作品全体では「大泉洋」が素晴らしいです。
軽口を叩く、チャラい男と見せながら、「誠実さ」を芯にはしっかりと持ち、思いやりもありながら、それでいて最後の最後のところでは、ちょっとヘタレw。
長い映画ですが、「大泉洋」力で引っ張ってくれてるところは確かにあると思いましたよ。(実際、序盤の出演してないパートはちょっとタルかったw)


女性陣も良いですね。
満島ひかり、戸田恵梨香も良かったけど、個人的には院代を演じた女優が気に入りました。
「陽月華」
全然知らんかったけど、宝塚出身の女優さんなんですな。


もっとも話的に「美味しいなぁ」と思ったのは「堤真一」。
物語の中では一段フィクション性が高くて、満島ひかりとの関係なんかも、「それはどうよ」ってとこがなくもないんですが、「絵」にはなりますわなぁ。
ラストの登場シーンなんかもねぇ・・・。
ここら辺の抑制の効いた演出は好みです。


ラスト、気を持たせながら、最後は大泉洋の「ヘタレ」ぶりのケツを戸田恵梨香が蹴り上げますw。
良きかな、良きかな。
満足感の高い映画でした。