鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

前のハリウッド版よりはマシですが:映画評「GODZILLA」

基本的に東映版に対する「敬意」は感じますけどね。
でも作品としての出来は「今ひとつ」かな、と。
一作目以外の(特に後期の)日本版と比べてどうか、というのはありますがね。




「GODZILLA」


一番「?」なのは「造形」です。
「ゴジラ」はギリギリ許容範囲なんですが(それでも「ちょっと・・・」というところはあります)、「敵役」の方がねぇ。「ギャオス」あたりの意識でもあったんでしょうか?でもそれなら「キングギドラ」を持ってきたほうが良いのに・・・。


「原爆」「放射能」に対するスタンスもなぁ。
本作の設定だと、「原爆批判」「文明批判」の色彩が薄くなってしまいます。
「ハリウッド製作」だと、こういうスタンスになっちゃうんですかね。


まあ、「頑張ってはいる」とは言えますかね。
それなりの日本版への「敬意」もあるし。
それでも「敢えて見るまでもない」ってのが評価です。


こないだ製作が発表された庵野版「ゴジラ」。
製作規模はずっと小さいけど、コッチのほうが期待できます。
そういうコンテンツなのかな?w